posted by 春海 さな
at 08:33:27 │
EDIT
ようやく書きあげた小説はまもりパパのお話じゃないです★
時間が無いのでとりあえずUP!
小説についての解説と言うか言い訳はまた明日~~~!

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軽く触れただけの唇が音もなく離れた。
「……何なの…?」
驚きで目を見開き立ち尽くしたままのまもりは、唇が離れたとたん、何事もなかったかのように帰り支度を始めた蛭魔に問い掛けた。
「あん?」
「今の…」
「あん?キスだろ?知らねぇのか?」
「いや、そうじゃなくて!なんで?」
「あん?したかったから」
まもりに背を向け、帰り支度の手を止めることなく、蛭魔はあっさりと答えた。
「したかったって…」
「嫌だったのか?」
帰り支度をすっかり整えた蛭魔がまもりに視線を向けて逆に質問して来た。
「えっ?嫌って言うか、なんて言うか…」
「嫌だったのか?」
もう一度同じ質問をしてきた蛭魔にまもりは戸惑いながらボソボソと答える。
「…嫌じゃないけど…」
「じゃあ良いだろうが。おら、帰るぞ!鍵閉めるから早く出やがれ!」
そう言うや蛭魔はさっさと部室から出て行ってしまった。
「えぇ?!ちょっ、ちょっと待ってよー!」
慌てて帰り支度を済ませるとまもりは蛭魔を追って部室を飛び出した。
帰る道すがら、まもりはキスについて蛭魔を問いただしたかったが、歩く速度の速い蛭魔と並んで歩くことも大変だったし、今さら部室でのキスの話題をすることも恥ずかしい気がしたし、何より、蛭魔が次の練習試合の作戦について話し出したので、すっかりうやむやのまま終わってしまった。
その後、蛭魔は気紛れに軽いキスをして来るようになり、まもりの方もなんとなく慣れてしまい、取り立ててどうと思わなくなった。
Lovers Kiss
「実はね…うふふっ。まー君とキスしちゃったぁ!」
クラスメイトの美奈の様子が最近おかしいと、仲良しグループ数人でお弁当を食べながら美奈を問いつめた所、美奈はあっさり白状した。
「えっ!あのイケメン君でしょ?!付き合ってたの?!」
アコが興味津々に身を乗り出して質問した。
「うん。なんとなく良いなぁとは思ってたんだけどぉ、この間、一緒に出かけた帰り道になんとなぁくそう言う雰囲気になってね。キスされた後に「付き合ってくれ」って言わちゃって!OKしちゃったぁ!」
キャーと恥ずかしさと嬉しさを滲ませる美奈に次々に質問が飛ぶ。
「えぇ~?まー君?うん。優しいよぉ~!色々気を使ってくれるしぃ、知識が豊富でおしゃべりするのも楽しいしぃ、とっても面白いの!なんたってイケメンだしぃ!」
延々続きそうな美奈のノロケ話しに皆はため息をつくしかなかった。
その後、まもりの脳裏には事あるごとに美奈の言葉が浮かんで来た。
『キスされた後に交際を申込まれた』と。
自分は蛭魔に何度もキスされているが交際を申込まれるどころか告白すらされていない。
「…やっぱり、キスって好きな人とするものよね…」
休み時間に試合のデータ整理をしていたまもりがため息と共にぽつりと吐き出した言葉を耳ざとく聞きつけたアコが目を輝かせ聞いて来た。
「何なに?どうしたの?!」
「えっ。な、なんでもナイナイ!」
「嘘ぉ!怪しいィ~!」
まもりは慌てて「なんでもない」と誤魔化すが、アコは追及の手を緩めない。
それどころか、サラまで参戦して来てしまった。
「まもってば恋の悩みィ~?いつの間に?すみにおけないナァ」
「えっ!?いや、そんなんじゃ…」
「隠すな隠すな。どうせ相手は蛭魔でしょ?」
紙パックのジュースを飲みながらさらはヒラヒラと手を振った。
「ど…どうして分かったの…?!」
「あはっ!まもがついに認めた~!」
動揺するまもりにアコは満面の笑みを浮かべる。
「前からまもと蛭魔って噂になってたんだよ?知らなかったの?」
「そうそう。蛭魔が無理やりにとか、悪魔と契約を交わしただとか、実はまもの方がゾッコンで押し掛け女房したらしいとかね」
ニヤニヤと笑うさらの笑顔にまもりはブラックアウトしそうになる。
「なんでそんな事に…告白してなければ、されてもないし、ましてや付き合ってなんてないわ」
「あら ?そうなの?蛭魔って意外と奥手?」
「悪魔なのにねぇ」
意外だと口を揃える二人にまもりは目眩を感じずにはいられない。
「一体、どこからそんな噂が出たんだか…」
頭を抱えるまもりにアコが声をかける。
「じゃあ、なんでキスについて悩んでたの?」
「えっ…いや、え~っと、ほら!私、恋愛とかよくわからなくて…ね?それで、その、キスするってどう言う気持ちなのかな~なんて考えたりしてただけなのよ」
「キスする気持ちねぇ…」
「そりゃあ、キューンとなって、ドキドキしてジーンとなってひかれあうようにブチューー!っと」
アコが大袈裟な身振り手振りで表現する。
「アコ…ブチューってその擬音は全部が台無しだよ」
「あは。そう?」
「キスするってのは、やっぱ単純に好きだからじゃない?」
「ウンウンだよねぇ~だよねぇ~。嫌いな人とキスなんて冗談じゃないもんね」
さらの言葉にアコが大きく頷き賛同する。
「好きだから…」
休み時間終了のチャイムが鳴り、会話はそこで途切れた。
黒板に書かれた数学問題を解きながらも、まもりの頭の中は数字ではなく、『キスするのは好きだから』と言ったさらの言葉が渦巻いていた。
好き?
好きだから?
それって…じゃあ、蛭魔君が私を好きって事?
…アリエナイ。
考えられない。
「間違いでしょう」
「えっ?あっ!本当だ。こことここの数字が逆だ。すまんすまん。さすが姉崎!良く気が付いたなぁ」
慌てて黒板の問題を書き直す教師にまもりは一瞬、何の事か理解できなかったが、独り言が思わず漏れていたことに気が付き一人赤面した。
危ない危ない。
つい独り言が多くなっちゃってる。
気をつけなきゃ。
席に戻ってもまだ頬が少し火照っている気がする。
それもこれも全部蛭魔君のせいよ!
苛立ちを抑えるように窓の外に目をやると、空はどこまでも晴れ渡りアメフト日和だ。
蛭魔君もみんなも、早くアメフトがやりたくてウズウズしてるんだろうな。
みんなのソワソワしている様子が目に浮かび、まもりは思わずクスリと笑った。
ささくれていた気持ちは平静を取り戻していた。
蛭魔君は今日もキスして来るのかしら?
今日キスして来たらどうしてキスするのか、どう言うつもりなのか聞いてみよう。
そう心に決めるとまもりは残りの数学問題をさらさらと解いた。
放課後、部活の前にまもりは済ませなければならない用事があった。
愛の告白を聞く為に校舎裏に呼び出されたのだ。
愛の告白と言うものは想いに答えられないだけに聞く度に憂鬱になる。
今日もまもりは誠心誠意お断りの文句を並べたが、相手が少々悪かった。
変にナルシストがかった男で、いかに自分が良い男か美辞麗句を並べたてた後、突然、実力行使とばかりにまもりに抱き着きキスしようと唇を寄せて来た。
激しい嫌悪感にまもりは必死に抵抗するが、しょせん男の力には抗えず、もう駄目だと諦めかけた時、やけに暢気な声がした。
「おーおー、校内で婦女暴行デスカ?脅迫ネタ、ゲ~ット!」
二人同時に声のした方に視線を向けるとそこには携帯で動画撮影している蛭魔がいた。
「ひっひっ蛭魔ァー!?」
「良い度胸デスネェ?天下の風紀委員で地獄のアメフト部のマネージャーに手を出すとは」
「こっ、こっ、これは、これは間違いなんだ!やる気はなかったんだ!スミマセン!もう二度と近づきません!許してくださいー!!」
男子生徒は顔面蒼白になると地面に頭を擦り付けて許しを乞うた。
「奴隷ゲ~ット!従順に働きヤガレ!」
「ヒィ~~~!」
情けない悲鳴と共に男子生徒は脱兎の如く逃げて行った。
「おら。いつまで呆けてやがる。部活行くぞ」
「うん」
気が抜けてへたりこんでしまったまもりの手を引っ張り立ち上がらせると、手を繋いだまま蛭魔はさっさと歩き出した。
まもりも短い返事を返した後は部室近くまで手を繋いだまま黙って従った。
汗まみれ、泥まみれのクタクタになり今日の部活は終了した。
疲れ果ててはいるが、どの顔も充実した笑顔を見せている。
そんなみんなの笑顔を見ていると、本当にアメフト部で良かったと思う。
一人一人に「お疲れ様」と声をかけ、洗い立てのタオルを渡すと自分も満ち足りた気分になる。
セナを守る為に入っただけだったのに…。
人生、何が起こるかわからないものね。
「何ボケてやがる。さっさとタオルよこせ」
そう言うと蛭魔はまもりの手からタオルをひったくった。
「あっ、ごめんなさい」
いつの間にか自分の考えに浸っていた事をまもりは慌て謝ったが、つい視線が蛭魔の唇に行ってしまい赤面する。
そんなまもりの内心を見透かしたように蛭魔は目をすがめると鼻で笑って「スケベ」と一言いい放ち部室へと帰って行った。
その言葉に一瞬、唖然としたものの、まもりの頭の中でプチンと何かが切れる音がした。
頭の中を今日1日悩んだこと、怖かったこと、嬉しかったこと等様々なことが走馬灯の様に駆け巡り訳がわからなくなる。
許容量をオーバーした感情が溢れだし、まもりは蛭魔を追って部室へと向かった。
「蛭魔君!」
凄い勢いで部室のドアを開く。
「ま、まもりさん…?」
憤怒の形相で仁王立ちするまもりに皆の動きが止まる。
ほとんどの者がパンツ一丁の情けない姿で固まって、まもりの出方を伺っている中、蛭魔だけは一向にお構い無しで着替えをしていた。
シャツを脱ぎ、上半身裸になるとまもりに視線を向け一言「今度は痴女か?」といい放った。
「痴女って何?!スケベなのは蛭魔君でしょ!何度も何度もキスしてきたのは蛭魔君じゃない!」
うわ。
コイツ何こんな所でバラしてやがんだ?!と言う表情を一瞬浮かべたものの、それで怯むような蛭魔ではない。
「嫌じゃねぇっててめえだって言ったじゃねぇか」
「嫌じゃないって言っただけです!『嫌いじゃない』=『好き』なんて方程式の成り立つひねくれ者の蛭魔君とは違うんだから!」
「じゃあ拒否りゃ良いだろ!」
「そう言う問題じゃないの!何でキスして来るかが問題なんです!何で何度もキスするのよ?!」
「そりゃあスケベだからじゃないですかねぇ?」
「フザケないで!」
「嫌いじゃねぇからだろうが!」
「…!……ねぇ、それって……」
チッと舌打ちすると、言い合いしながらもいつの間にか着替えを済ませていた蛭魔はまもりの手を引っ張ってずかずかと部室の外へ出て行った。
残されたメンバーは今、起こった事態を把握しきれず呆然としていたが、突然、部室のドアがダン!と音がしたので全員ビクッ!と飛びあがった。
ドアに何かがぶつかったらしいが、何がぶつかったのか確認しに行く勇気のある者は一人も居らず、ただ息を殺して外の音に耳をすませた。
「はぁ…ふっ……ンっ…」
ドアの向こうから微かな鼻にかかった息づかいが聞こえて…。
「「「「!!」」」
ドアの向こうを理解したメンバーはますます固まるしかない。
これ以上、色っぽい音が聞こえて来たらヤバい所まで固まりそうだと数名が身を固くしていると、再びドアが勢い良く開き不機嫌な顔をした出て行った時と同じくずかずかと蛭魔が入って来た。
手早く自分の荷物とまもりの荷物をまとめて持つと「先に帰るから、最後の奴はきっちり戸締まりし
て帰れよ!」と命令して帰ってしまった。
蛭魔が出て行った後、恐る恐る部室の外を覗いてみたが、そこには誰も居なかった。
「ま…まもりさん……」
崩れ落ちて涙を流すモン太と、なんだか白くなったように見える十文字からはいつまでも哀愁が漂っていた…。
一方、まもりは初めての激しいキスにくらくらしてしまい、気付いた時には蛭魔の家のソファーに座っていた。
蛭魔が差し出したミネラルウォーターを飲んでようやく一心地つけたが、隣に腰をおろした蛭魔にまたドキドキしてしまう。
「…蛭魔君」
少し上擦った自分の声が可笑しくて、ちょっとリラックスできたまもりは単刀直入に聞いた。
「蛭魔君は私が好き?」
「嫌いじゃねぇ。キスする位にはな。そう言うてめえこそどうなんだ?」
「私?」
放課後、無理矢理キスされそうになった事を思い出し鳥肌がたった。
蛭魔にキスされた時には一度もこうはならなかった。
そっか―――
目の前が晴れたようにまもりは全てわかったような気がした。
「うん。私もキスしても良い位 蛭魔君のこと好きみたい。これって両想いって事かしら?」
「じゃねぇの?」
「本当にィ?」
今イチ納得できないまもりに蛭魔は笑みを深め、耳元で囁いた。
「もっとキスすりゃわかんじゃね?」
「んっ…」
優しいキスをする蛭魔にまもりはうっとりと瞳を閉じた-------------------------------。
END
うひゃあ★
はずかちぃ~~~~!
ラブラブなお話を書きたいと思って、リクとか色々詰め込んじゃえ!って頑張ったんですが・・・
ま、こんなモンです★
風龍凪さまの『壊れるまもり』ってリクはクリアできず・・・。
『壊れる』ではなく『とぼけた』まもりになっちゃった★
その方がウチのまもりらしいと風龍凪様がおっしゃってくれたので良かった良かったv
また懲りずに頑張ります!
とりあえずまもりパパのお話書かなきゃ!
posted by 春海 さな
at 23:23:13 │
EDIT
今日でブログサイトを開いて1年がたちました!
ここのところサボり気味ですが、どうにかこうにかやってこれました。
これを機に、また頑張ろう!って思っております。
良かったらおつきあいくださいねv
久々に小説を更新ですv
どうにかこうにか ついさっき書きあげました!
いかがでしょう?
相変わらずな話ですが、 少しでも楽しんで頂けましたら幸いですv

START!
「1年の時から好きだったんだ。俺と付き合って下さい!」
高校になってもう何回目の告白だっただろう。
数は忘れてしまったが、告白を断ると言う行為は何度体験しても気持ちの良いものでははないし、慣れなくて疲れる。
なかなか諦めてくれない相手に誠心誠意話してようやく「分かりました…。」の言葉をもらった時には断って申し訳ないと思う気持ちよりも、やっと引き下がってくれたと言う安堵の思いが強くなっていた。
「はぁ…」
ため息をつきながら部室のドアを開けるまもりは、部活開始前にして、疲れ果てた気分になっていた。
「おせぇぞ糞マネ」
すかさず悪魔の怒声が飛んで来る。
いつもは素直に出る「遅くなっちゃってごめんなさい」の言葉も、疲労感の苛立ちからカチンと来て素直に出て来ない。
「サボってたワケじゃありません!用事だったんです!」
まもりにしては珍しい語気を強めた言葉に蛭魔を除く部員達の動きが止まった。
「ほぉ~3年7組の反町に告られるのは部活を遅れても構わない程の用事だったと?」
「何でそれを…」
「ふる位、秒殺で十分だろうが」
「そう言うワケには行かないわよ。返事はちゃんと誠意を持って返さないと」
「そんなだから月に何通もダラダラと糞長ぇ回りくどい手紙書いたり、延々と話しの通じねぇ奴を説得しなきゃならねぇような無駄な時間が出来んだよ」
蛭魔の断言にキリキリとまもりの眉を上がるのを、セナ達は固唾を飲んで見守る。
「そんな無駄だなんて断言しないで!」
「あん?じゃあ反町の野郎の告白タイムは有意義な時間だったってのか?ドア開けた時のため息は実は疲れによるため息ではなく、充実した時間から来る吐息でしたかぁ?」
「ぐっ…」
確かに反町の告白に疲労しか感じなかったまもりは言葉につまる。
「てめえは誰かれ構わず愛想振り撒いて良い顔するから勘違い野郎がつけあがんだよ」
「そんな…」
「違うってか?」
「別に愛想振り撒いてるワケじゃないわ」
「てめえはまず自分は天然だって言う自覚を持ちヤガレ」
「天然!?私のどこが!?」
「無自覚な所が救いようがねぇ。そんなだからホイホイ告られに行くんだよ」
「何、その言い種!?別に私は喜んで告白場所に行ってるワケじゃないんだから!ホイホイなんて行ってません!」
「どうだか~」
「断るのだって大変なのよ!?」
「ほぉ~じゃあ、告白は迷惑だと?」
「そこまで言ったら相手に悪いけど…とりあえず告白されても答えられないから…」
「告白はされなくて良いと?」
「…えぇ」
「ほぉ、じゃあ、良い解決法を教えてやろうか?」
「そんなの有るの?」
「俺と付き合う」
「「「「はぁ?!」」」」
思いがけない提案に部室にいた全員の声がぴったりとハモった。
「俺と付き合ってるってわかってて告る様な気合いの入った奴は少なくともこの学校には居ねぇだろ?」
ニヤニヤ笑う悪魔に一同は「確かに」と心底納得する。
全員が言葉も無く固まっているのを満足気に眺めた蛭魔が口を開いたその時。
「なんてな。冗談に……」
「YA―――!ついに妖一兄がまも姐に告白した―――!キャー!まも姐おめでと!!ヤッタネ!嬉しい―――!バンザーイ!」
蛭魔の言葉を遮り、凄い勢いでドアが開いたかと思うと鈴音が勢い良く飛び込んで来た。
当然の奇声に心臓がバクバクしている皆にお構い無く、鈴音は部室の中を跳ね回って喜んでいる。
「まも姐~良かったね…」
ひとしきり喜んだ後は感極まったのか涙ぐみだした。
くるくるとかわる鈴音に一同は唖然として言葉も無い。
「オイ、糞チア。冗談だって…」
「んっもう!俺と付き合え!なんて妖一兄らしい台詞だね!いや~ん素敵!」
「オイ、人の話しを聞きヤガレ…」
「ウンウン。いつ、まも姐に告白してくれるのかやきもきしてたけど、良かった―!」
「だから人の話しを聞けって言ってんだろうが…」
「まも姐!返事はもちろんYESだよね?」
ことごとく蛭魔の言葉を遮り、鈴音は勝手に話しを進めて行く。
話しを振られたまもりに一同の目が集中する。
視線の先のまもりはと言えば、顔を真っ赤にして人の声など聞こえていない様に固まっている。
「まも姐?」
鈴音が声をかけると、まもりはおずおずと「…本当の本気?私で良いの?」と聞いて来た。
部室中が固唾をのんで二人を見守る。
ただの冗談のはずだった。
単にからかうだけだったのに…一体、どこでこんな事に??
表情は変えないまま蛭魔の脳がフル回転する。
焦っているがそんな事はおくびにも出さない。
スーパーコンピューター並みの脳ミソがレイコンマの早業で最もシンプルな答えを弾き出す。
とどのつまり『好き』なんだ。
答えがわかればこっちのモンだ。
即座に蛭魔はいつもの状態に戻る。
「てめえが良んだよ」蛭魔がニヤリと笑う。
「告白キター!」
「チクショー!一気に両想いかよー!」
呪縛が解かれたように黒木と戸叶が騒ぎ出す。
「蛭魔ぁ~良かったねぇ」
栗田は涙ぐみ、小結は「フゴッ!」と鼻息を荒くする。
「ははは…まもり姉ちゃん…」
セナと雪光は笑うしか術がなく、その横では真っ白に燃え尽きたモン太と、モン太程ではないがショックを受けた十文字が佇む。
「ま、なんだ。ここは若い者同士に任せて、俺達はランニングでも行くか」
武蔵がカオスと化した部室を撤収へと導く。
「なに言ってやがる。ランニングは俺も行くに決まってんだろ!」
そう言うや、蛭魔はいつも通り愛用のマシンガンを携えランニングに行く準備を整えた。
「オラ!てめえら!さっさと準備しやがれ!」
これまたいつも通り、蛭魔の怒声が飛ぶ。
「あ、待って!私も自転車で並走するから!」
慌ててみんなを追って部室を飛び出そうとしてまもりは躓き、転けそうになったがすんでで力強い腕に抱きとめられた。
その腕の持ち主が蛭魔だと気付き、まもりは必要以上に意識してしまう自分を感じた。
「気を付けヤガレ、糞彼女」
耳元で囁くと、蛭魔は何事もなかったかのようにランニングの列へと入って行ってしまった。
残されたまもりは再び真っ赤になり、思わず囁かれた耳を押さえながら呟く。
「か…彼女にまで糞を着けるのね…」
「オラ!糞マネ!行くゾ!」
「えっ、あっ!ちょっと待ってよぉ!」
まもりはみんなに向かって走り出す。
新しい一歩は今、ここから!
END
1年記念がこんなしょうもない小説ですが・・・・
次回、頑張ります!!
ちょっと今日は落ち込むことと 嫌なことがありまして・・・・もう寝ます。
また明日~!
posted by 春海 さな
at 23:33:13 │
EDIT
ダメでした・・・・。
体調崩して1日中グースカ寝てました★
いい加減、あまりにもあんまりなので、前後編でUPすることにしました!
・・・・・前後編にする程長い話じゃないのにね・・・。
なさけないったら・・・。
あ、タイトルは・・・・思いつかなかったので
読まれた方で 「こんなタイトルが良くないっすか?」ってのがありましたら考えてみてくださいv
そして教えてくださいv
採用させて頂きます~~~vv
・・・・どうしようもないね★
どうぞ よろしくお願いしたします。
あ、最後になりましたが、このお話はカウンター21000記念小説ですv
・・・・・・だったら もう少しちゃんとしなさいヨ!!ってトコですね。

「ムサシが居ないのに僕と蛭魔だけで同じチームなんて駄目だ。僕は蛭魔とは違う大学に行く!」
「Resolution」
「お、糞ジジイ来てたのか。今日は部活は休みだぞ」
コンビニの袋を下げた蛭魔が部室に入って来た。
「今日は仕事の手伝いも無いし、帰ってテスト勉強するのもなんだし、少し時間潰そうと思ってな。…コンビニ行って来たのか?」
「てめえのコーヒーはねえぞ」
「ああ、構わん。今、自分で入れてた所だ。なんならお前も飲むか?」
「おう」
そう言うと蛭魔は定位置に座り、さっさとパソコンを始めた。
「どうすんだ?」
「あん?」
「大学」
「あぁ…」
「栗田の奴があんなこと言い出すとはな」
「糞デブもちったぁ成長したってことだろ」
ムサシが入れてくれたコーヒーを飲みながらも蛭魔の視線はパソコンから離れない。
今日からテスト週間突入で部活は暫しお預けだ。
放課後、いつもなら賑やかな部室も今日は蛭魔とムサシしか居らず静かなものだ。
「お前はどうするんだ?」
「あぁ、糞デブがヤル気になってんのを邪魔する理由はねえ。別の大学に行く」
「どこの大学に行くか決めてんのか?」
「最京大」
「最京大?」
いきなり出たアメフトの名門大の名にムサシは少し驚きの表情を見せた。
「糞デブが関東、てめえが社会人、俺が関西制覇してライスボウルで激突。三國志で分かりやすい
だろ?」
「まあな、お前らしい選択だな。………で、姉崎はどうするんだ?」
思いもしなかった名前に今度は蛭魔が眉をよせ、ムサシの顔をチラリと見た。
「あん?糞マネがどうするかなんざ知らねぇ」
蛭魔の視線はすぐにパソコンへと戻された。
「姉崎がどうするかじゃなくて、てめえがどうするかだ」
「あん?どう言う意味だ?」
「姉崎は連れて行かないのか?」
「連れて行く義理がねえ」
パソコンをしながら蛭魔は素っ気なく返事だけを返す。
「お前の事あれだけ理解して対等に付き合える女はそうそう居ないと思うぞ」
「何が言いてえ?」
「『使える女』だろ?」
「………。」
「連れて行かないのか?」
「……糞マネには糞マネの人生があんだろ。糞デブだって自分で進む道決めたんだ、糞マネだって好きな道進むだろ。俺が口出す謂れはねえ」
「お前はそれで良いのか?」
「俺が決める事じゃねえ」
「進路の事は置いといて、お前が決めなきゃならん事は有るんじゃないか?」
「何を?」
蛭魔はパソコンを止めてムサシと向き合った。
「姉崎はモテるぞ。未だに付き合ってる奴が居ないのが不思議な位」
「……何が言いてえ?」
「告白の一つでもしとけばどうだって話しだ。ついて来ないまでも真面目な姉崎の事だ、4年位じっと待ってくれると思うぞ?」
「ケッ、待たせてどうする?」
さも下らないと言った態度で蛭魔は横を向く。
「他の野郎にかっさらわれても良いのか?」
「別にィ。糞マネの人生だろ」
「…素直じゃねえな」
「うるせぇ」
「後悔先に立たず。覆水盆に帰らずだぞ?」
「しつけえ」
「告白もせずに諦めるなんざお前らしくねえぞ」
「なんだその俺が糞マネに惚れてるって断定の発言は」
蛭魔の渋顔にムサシは口元に微かな笑みを浮かべる。
「違うのか?好みは『使える女』だろ?姉崎以上に使える女は居ないだろう?」
「ケッ。仮に俺が糞マネに惚れてると仮定してだ。告白してどうなる?」
「そりゃあお前、晴れて両思いのラブラブカップルになんだろう」
「……言ってて気持ち悪くなんねえか?」
「んっ、少し…」
心底嫌そうな顔をした蛭魔と共に、ムサシも少々眉を寄せた。
「ケッ。俺は変わらねえよ。何やるにもアメフトが最優先で最重要事項だ。大学に行きゃあ高校時代より多分余裕は無くなんだろ。そんな奴と付き合って糞マネが幸せか?ンなわけねえだろ。人の人生責任とれるほど物好きでも、出来た奴でもねんだよ」
「姉崎は責任取ってくれなんて言う女じゃないだろ」
「チッ、問題は糞マネじゃねえ、俺の覚悟だ。てめえわかってて俺にどうしても言わせてぇのか?」
「俺は普通じゃない。育った環境も、行動も、考えも。糞マネやそこいらの奴が当たり前に育った普通の家庭ってやつを知らねぇし、わからねぇ。糞マネが望むようなアットホームなんざまず無理だ。離婚理由第一位の価値観の相違っていかんともし難い溝が俺と糞マネの間にはあんだよ」
「くっ」
「糞ジジイ。何が可笑しい」
突然、吹き出したムサシに蛭魔は忌々し気な視線を送る。
「てめえは変に真面目だよな。高校生の恋愛でそこまで考える奴はそうそう居ないと思うぞ」
「ケッ」
何故か上機嫌になったムサシに蛭魔の不快指数は急上昇する。
「お前がそう言う奴だから姉崎はお前に惚れたんだろうな」
「糞ジジイ。人の気持ちを勝手に決めんな」
「蛭魔、姉崎に告白しろ。てめえの好きな勝率で言うなら9割は固い。ほぼデキレースだ。アメフト続けたいなら この先の人生、姉崎は絶対に必要不可欠だ。てめえだって分かってんだろ?お互いの存在がなくなったら駄目になるのは姉崎じゃなくお前だってな。姉崎はお前の才能を極限まで使えるサポートが出来る。そんな奴をみすみす逃す程お前は愚かじゃねぇだろ?」
「……」
今までとは打って変わっていきなり真面目な表情になったムサシが、深く落ち着いた声で蛭魔を諭す。
そんなムサシの態度に蛭魔も黙りこむ。
「姉崎も、同じだ。姉崎を固い殻から引っ張り出したのはお前だ。お前の側でならアイツは自由になれる。お前と姉崎は正反対のクセに…いや、正反対だからこそか、ひかれあってんだ。かけがえの無い存在なんざそうそう出逢えるもんじゃないぞ?素直になれ」
「……やけに饒舌だな。いつもの寡黙は何処に行きやがった?」
「茶化すな」
「……この俺に告れってのか?」
「ああ」
「んっなガラじゃねえ」
「じゃあラブレターでも書くか?」
「やなこった」
「まあ、その気はあるってこったな?」
「今更なに言ってやがる」
「そうか。そりゃあめでたいな」
「あん?」
ムサシの言葉の真意が掴めない。
「おめでとう蛭魔。幸せにしてもらえよ」
「何、言ってやがる?」
ムサシの上機嫌っぷりに蛭魔の悪い予感は確信へと変わる。
「おーい、姉崎!…と、言うワケだ」
「!」
ムサシの声に部室の奥からおずおずとまもりが顔を覗かせた。
「…糞マネ…。糞ジジイ、てめえ!」
一瞬、呆けた顔を見せた蛭魔だったが、ムサシを振り返った時には人を殺せそうな形相に豹変していた。
しかし、蛭魔のそんな顔に怯むようなムサシではない。
「まあ、そんなにいきり立つな。姉崎に相談されてな、一肌脱いだってワケだ。」
笑いながら宥めるムサシに蛭魔は毒気を抜かれた気持ちになる。
「ゴメンね、蛭魔君」
「……」
申し訳なさそうに謝るまもりと、椅子に座り黙りこむ蛭魔。
そんな二人を意に介した様子もなく、ムサシは手早く帰り支度を整えるとさっさと出口へと向かった。
「ここからは若い者同士、水入らずってことで……じゃあな」
「てめえ、本当は幾つだ?!年齢詐称すんじゃねぇ!」
「ムサシ君、ありがとうね!」
忌々し気に言葉を投げつける蛭魔と、ほんのり頬を染めてお礼を言うまもりの姿が対照的で笑える。
「んっ」
まもりの言葉に軽く右手を挙げて答えたムサシは振り返る事なく部室を後にした。
ムサシが去った部室は静まりかえり途端に居心地の悪いものとなった。
「あ、えっと、こ、コーヒー入れようか?」
「いいから座りやがれ」
そそくさと逃げるようにコーヒーの準備をしに行こうとするまもりを蛭魔が呼び止めた。
蛭魔の言葉に従ってまもりは大人しく席についたが、当の蛭魔は天井のすみを睨んだまま微動だにしない。
居たたまれない…。
「蛭魔君、盗み聞きしたみたいでごめんなさい」
「……」
「ここの所、進路の事とか色々不安になっちゃってて、ムサシ君に相談したの…」
「……」
「怒ってる?やっぱり怒ってるわよね…」
「怒ってはねえが気に入らねぇ」
「…同じじゃないの?」
「違ぇよ。聞きたいことがあんなら直接俺に聞け」
「悩みの元凶に相談する人はいないと思うけど…」
まぁ、そりゃそうだと、蛭魔も内心納得する。
「で?人の進路盗み聞きした糞マネはどうする気だ?」
「……出来れば大学も蛭魔君と一緒の所に行きたいと思ってる」
「行ってどうする?」
「蛭魔君の大学での目標はライスボウル優勝だけど、最終的な目標はNFLでしょ?」
「……」
「私ね、蛭魔君を見てたいの」
「俺の身体能力じゃNFLなんざ まず無理だぞ」
「…うん。そうかもしれない。そうかもしれないけど蛭魔君は簡単には諦めないでしょ?ライスボウルで優勝するのも、NFLに入るのも、叶ったらそりゃあ素敵だし、この上ないけど…。私は結果だけじゃなくて、蛭魔妖一ってアメフト選手がそれを叶えるまでの過程も見てたいの。ううん。見ているだけじゃなくて、一緒に叶えたい。蛭魔君と一緒にずっと走りたい。」
「てめえ、馬鹿だろう?」
「蛭魔君程じゃないわ」
「俺の身体能力は到底プロのレベルには及ばねぇ。大体、大学だって今までとは違うアメフトの名門大だ。プロだなんだって言う前に大学でレギュラーとるのも難しいかもしれねぇ。こっから先はたった三人でクリスマスボウル目指すより無謀な賭けだ。それでも来るか?」
「もちろん!無謀な賭けでも逃げずに挑んで勝つのが蛭魔妖一でしょ?」
「まあな」
ニヤリと蛭魔は不敵な笑みを浮かべた。
「せいぜいコキ使ってやるから逃げんなよ」
「えぇ、望むところよ」
まもりも笑みを返す。
絶対、ライスボウル!
そして――――。
二人での新たな挑戦が始まる。
END
あ~~~
不本意なり。
でも、ラストが書けてないので・・・・ここまで★
もう少しの所まではかけてるんだけど・・・。
明日、UPできたら良いな・・・。
ちょっと遠い目になっちゃうヨ。
更新つけたししました!
前後編にしようかとも思いましたが、無駄に話数を増やすのはよろしくないって事で、昨日の更新分の後ろに今日の更新分をひっつけましたv
これならスッキリまもまりますワv
さて、姉崎さん登場!
ラストまでもう少しです。
頑張ろう!
終わりました!
21000だから セナを絡めたお話にしようかと思ったんだけど・・・
結局、こんなお話になっちゃいました★
なんだかね~・・・・
なんだかんだと時間だけかかっちゃいましたね。
次回はささっとUPするようにしますっ!
・・・・・22000早く描かなきゃ~~~~!!
posted by 春海 さな
at 01:49:40 │
EDIT
やっちまった~!
お風呂上がりにうたたねしちゃって更新しそこねた★
今までの記録が途切れてしまった・・・・。
これを機にサボり癖がついたらどうしよう・・・。
誰もこのブログの更新、毎日楽しみにしてるような物好きな方はいないと思いますが・・・。
本当にね 最近、自分で思ってる以上に疲れてるようです。
日にち、1週間間違えて慌てたり、妙にバタバタしております。
そんなこんなですが、とりあえず お話書けたのでUPします。
いつもと変わり映えしない オリキャラしか出ない話★
本当に、私ってばなんでこんな話ししか書けないんですかね~?
赤薔薇様
気に入って頂けたようで良かった~!
今回のお話は、ケルベロスではないですが、一般男子生徒から見た二人のお話ですv
またケルベロスから見た二人・・・いつかリベンジいたしますね!
・・・いつになるかはわかりませんが★
タイトルはたまには読者様に考えてもらうのも良いかもしれませんね♪
今度、浮かばなかった時は 募集かけてみようかしら?

初恋は実らない・・・
―――もうそろそろ部活終わる時間かな?
美術室の時計に目を向けた。
自分以外の美術部員は部活を終え既に帰り美術室には僕しかいない。
ここ数ヶ月、誰にも内緒で描いていたキャンバスを取り出す。
そこには優しく微笑みかけてくれる姉崎さんがいる。
僕が彼女に初めて会ったのは泥門高校の入試の時だった。
僕が落とした受験票を姉崎さんが拾って渡してくれた。
その時の姉崎さんの優しい笑顔を見た瞬間、僕は恋に落ちた。
恋心は僕を突っ走らせ、両親の反対を押し切り本命校を蹴って泥門に入学した。
ただただ姉崎さんにもう一度会いたい―――その一心だけだった。
残念ながらクラスは遠く離れてしまったけど、姉崎さんが風紀委員に立候補すると言う噂を聞いて僕も速攻で立候補した。
同じ委員会に所属すれば接点が出来て親しくなれるかもしれないと言う下心からだったが、読みは見事に当たり、僕は憧れの姉崎さんに名前を呼んで貰えるまでになった。
それだけではない、気軽に彼女から声をかけてくれる、微笑みかけてくれる。
最初はそれだけで満足だった。
だけど、姉崎さんと距離が近くなればなるほどそれだけでは満足できなくなってきて、僕は募る想いをキャンバスに込めた。
僕だけに微笑んでくれている姉崎さんをひたすら描き続けた。
そして、自分でも会心の出来だと思えるこの絵を描きあげた時、この絵を姉崎さんに渡して告白する決意をした。
今日こそは――――
悪魔が居るアメフト部の部室に乗り込む勇気はさすがに無い。
どこか近くで部室から姉崎さんが出てくるのを待とう。
そう思った僕はアメフト部の部室へと向かう事を決めて荷物をまとめた。
下駄箱へと続く廊下を歩いている時、ふと窓から見えるグラウンドに目を向けた。
そこには姉崎さんと悪魔が立っていた。
他の部員は見当たらない。
グラウンドに居るのは二人だけ。
何か手元の資料を見ている悪魔の横に立った姉崎さんは何かひどく怒っているようだ。
温厚で優しい姉崎さんが怒る姿を初めて見た時はビックリした。
姉崎さんはめったに怒らない。
って言うか、まず怒らない。
怒ることが無い。
誰にでも分け隔てなく優しい。
それが、あの悪魔と対峙した時だけは違う。
目を吊り上げ、周りを憚ることなく大声で怒鳴る。
あの悪魔に楯突くなんて凄い事ができるのは風紀委員の中でも姉崎さんだけだ。
さすがの悪魔も姉崎さんには一目置いているようで報復するような事はないようだ。
きっと彼女の清廉さには悪魔も勝てないんだ。
本当に姉崎さんほど素敵な女子は居ない。
姉崎さんが彼女になってくれたら……。
はっと気付く。
ちょっとの間、自分の考えに浸っていたらしい。
グラウンドに目をやると、二人の言い合いは終わっていて、部室にでも帰るのか、並んで歩き出した所だった。
何か話しかけた姉崎さんに、蛭魔が人の悪い笑顔を浮かべて言葉を返す。
その返事を聞いた姉崎さんの笑顔は今まで僕が見てきたどの笑顔とも違う、目が釘付けになるような鮮やかな笑顔。
衝撃だった。
その笑顔を見た瞬間、自分が見ていた笑顔は、僕にだけ微笑むキャンバスの中の笑顔はすっかり色褪せてしまった。
彼女を見つめる蛭魔の笑顔も今までに見たことの無いもので……。
見てはいけない。
見たくない。
僕は俯いて足早にその場を離れた。
校門を出た所でようやく息をつき、後ろを振り返る。
姉崎さんは多分、アイツが好きなんだ。
アイツもきっと彼女を好きなんだと思う。
ラブラブなんだな……。
初恋は実らないって迷信じゃなかったんだ……。
もう一度小さいため息をついて家路につく。
帰ったら、僕には決して向けられることの無い、あの笑顔を描いて見ようかな…。
そして、できた絵を悪魔にこっそりプレゼントするのも面白いかもしれない。
告白の手前で僕の初恋は 一瞬で蜃気楼みたいに消えてしまった。
だけど、彼女がどうであろうとも、僕が好きなら彼女への僕の想いは続くんだ。
きっとこの想いは僕の役に立つ。
胸の奥できゅんとしてる想いを抱きしめて、僕は顔を上げて大きな一歩を踏み出した。
END
はい?
なんじゃこりゃ?
・・・・ですね★
いや、単に「おじゃる丸」のED聞いた瞬間に浮かんだ話です★
最近の私の鼻歌なのです♪
とってもかわいい曲ですよv
EDのおじゃる丸の動きも可愛いv
特に一番後ろのトロい子が★
(でも、おじゃる丸自体は我儘でぐーたらー男なので好きじゃない)
1日遅れてしまいましたがUPできたので寝ます。
あ~・・・・ショックぅ~~~。
posted by 春海 さな
at 23:13:20 │
EDIT
カウンターが20000を超えた記念に何かリクエストを求めた所
赤薔薇さんが考えてくれましたv
赤薔薇さん リクエスト有難うですvv
・・・・で、頑張って書いてみたのですが・・・・
どうでしょう?
少しは気に行ってもらえますでしょうか?
ずいぶん遅かった割にできたのはこんなもの~?と呆れられそうです★
今回は サービスで 少し色っぽい感じを出してみました!
いや~~てれますゾ★
書きあげてから やっぱりタイトルで悩みました。
いっそ無題でUPして 赤薔薇さんにでも考えてもらおうかとも思いましたが・・・
とりあえず自分で考えてみました。
本当にタイトルって思いつかない!
まだまだリクエストは募集中ですので 良いネタがありましたら 拍手なり、コメントなりで書きこんで下さいv
まあ、期待を外す度は120%ですけどネ★

また明日・・・
「美味しい?まだ沢山有るから いっぱい食べてね」
ニッコリ微笑んでまもりは調理実習で作った山盛りのクッキーを目の前に差し出す。
天使の微笑みの裏に悪魔への当て付けが透けて見える。
残す事は許さないと言う無言の圧力を感じる。
差し出されるまま、1つ、もう1つと、黙々と食べるが頬に当たる視線が痛い。
冷ややかな視線を送っている悪魔は甘いモノが嫌いだ。
匂いですら許せない。
あまつさえ仮にも自分と付き合ってる女が自分が嫌いなモノを当て付けのように目の前で他の野郎ににこやかな微笑を送りながら差し出しているのなら……尚更、忌々しさ倍増間違い無しだろう。
どんどん部室内の体感温度が下がっている気がする。
災いが降りかからないうちにこの場を離れる為にひたすら無心に差し出されるクッキーを食べ続ける。
「てめえ、そんな糞甘えモンいつまでむさぼり食うつもりだぁ?!糞デブみてぇになりてえのか?!」
「この位じゃそんなに太らないわよ。自分が食べれないからって人に八つ当たりしないで」
「砂糖ジャンキーなつまみ食い糞風紀委員にはわからねえかも知れねぇが、そんな糞甘ぇモン、山程 喰わされるのは立派な拷問なんだよ!」
「そんな風に感じるのは蛭魔君だけです!」
いつもの言い合いが始まり、部室の中は悪魔と天使の戦場とかし、まるでこの場に居るのは二人だけのような、他の者は誰も立ち入る事の出来ない空間が生まれる。
「何でそんな酷いこと言うのよ?!」
突如現れた異空間にしばし呆然としている間に戦いは最終局面に突入したようだ。
「蛭魔君が甘いモノが嫌いなのは知ってるわよ!だから、一生懸命考えて色々な甘くないクッキー作ったのに……。一口も食べてくれないわ、匂いだけで全否定されるわ…本当に私、馬鹿みたい…」
目にいっぱい涙を浮かべた相手にさしもの蛭魔も黙り込む。
泥門には名物とも言える調理実習のメニューが在る。
それが今日、まもりが受けた『クッキー作り』だ。
実はこの調理実習、泥門ではバレンタインよりも盛り上がる。
何故かというと、調理実で作ったクッキーを渡して恋が実るとラブラブカップルになれる、また、既に付き合っているカップルの場合、そのカップルは幸せな結婚ができると言うジンクスがあるからだ。
だから片想いしていたり、恋人のいる女子は目の色をかえてこの調理実習に挑む。
ただの噂。
根拠の無い話しとはわかっていてもつい真剣になるのはしょうがない話しだし、「部の先輩の先輩の友達が調理実習のクッキー渡して恋が実って、今は幸せに結婚しているんだって!」なんて怪しい話しでも「すっごーい!やっぱりジンクスは本当なんだ!」と信じてしまうのが恋する乙女の心と言うものだ。
「てめえ、あのジンクス知ってんだろうが?」
「…えぇ」
「付き合ってる奴に渡すって事は逆プロポーズするって事だぞ」
「!!」
考えてみれば確かにそう言う話しになる。
だがお祭り的要素が強いイベントなのでそんな深く考えていなかった事実を突き付けられた途端、真っ赤になって口をパクパクするしか出来なくなった相手に悪魔は容赦なく言葉を続ける。
「ケケケッ。悪魔と婚姻の契約を交わすって事で良いのか?糞カノ。俺が食べるって事はそう言う事だぞ?それでも良いなら契約と行こうじゃねぇか。その毒入りクッキーを差し出しヤガレ」
実に愉快そうに悪魔が笑う。
本当に悪魔だ。
こんな野郎のどこが良いんだか?
すっかり忘れ去られているのはわかっているが二人の動向を息をつめて見守る。
天使はじっと真剣な顔で皿の中のクッキーを見つめた後、迷う事なく山の中からクッキーを一つ選びとり蛭魔へと差し出した。
その瞳に迷いは無い。
蛭魔だけを見つめる瞳は潤み、頬は桜色に染まり、唇は艶やかに輝いて見える。
そんな顔を見せられたら男なら誰しも身体の奥にズクンと熱いモノがせりあがって来るのを感じてしまうと言うものだ。
悪魔の顔に焦りの色が浮かんだのがありありとわかった。
あの悪魔が動揺している?
そんなモノが目撃できるなんて宝くじに当選するくらい稀な事に違い無い。
「糞!」
いきなり悪魔は体を翻し部室のドアを蹴って全開にするやいなや、どこから出した?いつの間に?と、その場にいた全員が呆気に取られる速業で両手に持っているモノを投げた。
それはもう、試合を決める大逆転のロングパスを投げる時のような勢いで…。
「あぁ?!何、人のモン全力投球すんだよ?!」
悪魔が投げたのは糞長男のバッグ一式と、特別製の巨大ほねっこ。
思わず飛び出た俺達の後ろで、大きな音を立てて扉は閉ざされた。
しっかり鍵をかける音も聞こえた。
隣を見ると糞長男が閉ざされドアを振り返った姿のまま呆然と立っている。
まあ、アレだ。
俺達ふたり、とんだ当て馬だったって事だ。
あの二人は周りを巻き込んで勢力を増して行く台風みたいなモンだ。
今回の台風の被害者は俺と運悪く置き忘れていた携帯を取りにノコノコ戻った糞長男だった。
俺はクッキーも食えたし、特別製ほねっこもGET出来たから被害は無いに等しいが、立ち尽くす糞長男にはどうやら甚大な被害が発生したらしい。
でも、まあ、あの二人の近くに居るって事はこれからも台風だのハリケーンだのサイクロンだの、ありとあらゆる災害に見舞われる可能性が高いって事だ。
今回の事を教訓に防災についてせいぜい学習しろよ?
俺は糞長男の足をポンポンと叩いて慰めてやった。
特別製ほねっこはわけてやらねぇけどな!
ガフゥ!
END
え~っとぉ~
赤薔薇さんより 『ケルベロスから見た蛭×姉』ってリクエストを頂きまして
考えてたら出てきたのは何故か十文字でした。
ケルベロスから見た蛭×姉←十って感じ?
十文字はオマケです★
なかなかリクエスト通りには書けないと思いますが、どれだけ外すか興味のある方はリクエストどうぞですv
赤薔薇様
リクエスト有難うございましたv
長らくお待たせした割に 出来上がったのはこんなトボけたもので申し訳ない~~。
少しでも気にいって頂ければ幸いです。
懲りずにまたよろしくですv
posted by 春海 さな
at 21:48:51 │
EDIT
じ・・・・時間がない~!
急いで更新せねば!!
なんとか 書きあげはしましたが・・・・恥ずかしい~!
ダメです。
玉砕です★
イヤ~ン!
格好良い蛭魔さんが書きたいのに書けれないジレンマ。
どういしょうもないっす。

だれにも言えねえ
ダダダダダダダ――――!!
「てめえら、いつまでもチンタラくっちゃべってねえでとっとと帰りヤガレ!!」
部活が終わってもたむろしてなかなか帰らない奴等を銃で部室から追い出した。
銃声にも動じる事なく、マイペースでコーヒーを啜っていた糞ジジイは飲み終わると「ごちそーさん」と糞マネに言い、振り向き様、「頑張れよ」と含み笑いしながら俺の肩を叩いて帰って行った。
なんなんだ?!
その気味の悪い笑いは!
てめえ、絶対、年齢詐称してやがんだろ?!
俺の悪態は閉められたドアに虚しく跳ねた。
一時間ばかり糞マネと二人きりで資料整理をした頃、無糖ガムが切れた事に気付いた。
コンビニ行って来ると言う俺に「うん。気を付けてね」と糞マネが言ったのが30分程前。
コンビニから帰って来た俺が見たモノは机に凭れて安らかな顔を惜しげもなくさらして眠りこける糞マネ。
ココは部室デスヨ?
男と二人きりの密室デスヨ?
普段、悪魔とか散々言ってる奴デスヨ?
良いんデスカ?
まったくなんなんだ この生き物は?
天敵の天使のクセに悪魔を惑わすんじゃねぇ!
惑わすのは悪魔だろうが!
糞!!
苛立ちをまぎらわす為に俺はコンビニの袋に手を突っ込む。
取り出したのはコンビニがやたらアピールしていた新作スイーツのカップ入りのケーキ。
糞甘い糞マネが泣いて喜びそうな胸糞悪い代物だ。
連日の残業のせいか、今日の糞マネはやけに疲れて見えた。
どこを切っても糖質で出来てるとしか思えない砂糖ジャンキーの糞マネは糖分切れに違いねぇ。
休んでる暇なんざねえ!
さっさと胸糞悪い糖分でも摂取して復活しやがれ!
こんな300円もしねえモンで復活して馬車馬の如く働くってんなら安上がりじゃねえか。
そう思ってこの俺がせっかく買って来てやったってのに、勝手に仕事サボって昼寝たぁ良い度胸だなぁ糞マネ。
目が釘付けになりそうな糞マネの白いうなじへ良く冷えたソイツをくっつけてやった。
効果てきめん、飛び起きた糞マネは「酷い」だの「思いやりがない」だの暫くキャンキャン吠えていたが、うなじに当てられた糞甘いソレに気付くととたんに大人しくなった。
糞砂糖ジャンキー黙らすにはこれに限るなんて内心馬鹿にしてる俺に「ありがとう」なんてほんのり頬染めて言う糞マネ。
そんなモンがそんなに嬉しいか?
てめえは救いようのねえ正真正銘の糞砂糖ジャンキーだな!
糖分を摂取した糞マネはやけに上機嫌でその後、俺のどんな悪態も甘んじて受け入れた。
糖分で脳ミソ溶けてんじゃねぇか?!
そのクセ、帰り道はだんまり。
いつもはこちらの返事なんざお構い無しで話しかけて来るってのに、一体、なんなんだ?
わけがわかんねぇ。
こんな変な女、二人と居ねえ。
今までこんな女見た事ねえ。
膨大な記憶を検索してみるが、該当する奴はいやしねえ。
こいつは特別製って事か?
そんな事をつらつら考えていると、突然、左手を掴まれた。
自分に起こった事を理解するのに時間がかかった。
「なんの真似だ糞マネ」
「嫌なら振りほどいて」
「別に」
「じゃあ気にしないで」
そう言った切り、再びお互い無言で歩く。
俺より少し冷たい糞マネの手に俺の手の熱が伝わって熱くなって来る。
手を繋いだ瞬間、指先がビリビリ痺れて、自分の中のあらゆる感情に気付いてしまった。
ふいに脳裏に浮かんだのは去年の夏。
あの時から誰もがアリエナイと思っていたことが次々現実になった。
これもその一つか?
なんてこった!
糞!
こうなったら腹をくくって全部受け止めようじゃねぇか。
明日は嵐か?
どんな事が起きたって不思議じゃねえ。
手を繋いだまま 無言で歩くが、俺の頭ん中には糞恥ずかしい言葉が響く。
あ―――ウルセエ!
自分の脳ミソに罵声を浴びせると返って来たのは別れ際のムサシの含み笑いと「頑張れよ」の言葉。
糞!
悪魔のクセになんて様だ!
こんな事、だれにも言えねえ!
END
後でちゃんと整理します。
とりあえずUP!
すみません。
あわあわ~~~
とりあえず、改行の整理だけしてみました。
言い訳とかモロモロはまた明日!!
posted by 春海 さな
at 23:20:26 │
EDIT
まもりソングがあると教えて頂いた松たか子さんの曲がありまして
その歌詞を見たとたん、 「うん、これはまもりソング!!」って思ったんです。
・・・・で、これを使って一本書けないかな~~・・・・って考えたのが今回のお話。
まあ、歌詞のまんまなんですけどね★
私は基本、早口言葉のような曲が好きでして・・・
スローな曲はあまり聞かないのですが、松さんの曲に興味をもったので聞いてみました。
どの曲もほんのりと切なくて、まもりに良くあいますねv
こう云う 乙女らしい雰囲気が作品に出せたら~~~~・・・と書いてみたのですがダメですね★
玉砕も甚だしい・・・。
途中で失速して勢いすらなくなってるし・・・・。
うぅ~~ん 精進あるのみです!!
この曲を教えて下さった赤薔薇さん 有難うございました!
勝手にこんなお話に使っちゃってすみません~~~。
本当に素敵な曲なのにね~・・・・。
『プールか海か』に拍手下さった方
拍手ありがとうございますv
海派ですか?
プール派ですか?
夏と云えば、海派と山派もあるよね。
今年は節電の夏。
なんだか何もかも自粛自粛じゃ みんな元気でないと思うんですけどね?
もっと盛り上げて景気が良くなる事考えるべきだと思うけど・・・・どうなんでしょ?
しょうもないブログサイトですが、これからもよろしくですv

ほんとの気持ち
最近、よく聞かれることがある。
姉崎さんってアノ蛭魔と付き合ってるの?
なんで?
どうして?
どこを見て?
火の無い所でも煙は立つのね。
最近、本当によく聞かれる。
私が蛭魔君と付き合う?
私がアノ悪魔と?
アリエナイ。
人と人が付き合い出す時、そこには愛だの恋だの甘いものが存在するはずよ。
だけどアノ悪魔は甘いものが大嫌い。
人の話しは聞かないし、全然優しくない。
口から出るのは出任せとはったりと怒声。
甘いものなんてカケラも無い。
あの口が愛を囁くなんてアリエナイ。
そんな人とどうやって付き合うって言うの?
教えて欲しいわ。
だいたい蛭魔君って人を好きになるの?
悪魔にもそんな感情在るの?
あるんだとしたら、あの悪魔はどんな子を好きになるんだろ?
甘いものが嫌いな悪魔が好きになるのは…多分、間違いなく私じゃない。
悪魔はしょっちゅう嫌な顔して私に「てめえは甘臭ぇ」って言うもの。
シュークリームが好きなのも、考えが甘いのも、本当に嫌みたい。
きっと悪魔の中で、私もシュークリームも 『糞甘いもの』ってカテゴリーで分類されてる。
でもそれが私を形成する成分なんだからしょうがないじゃない。
資料整理で遅くなった時、蛭魔君は家まで送ってくれる。
送ってくれるのは別に心配だからとか優しさからじゃない。
きっと何か問題が起きた時、アメフト部が活動自粛なんて事になったら困るから。
ただそれだけ。
帰り道、当たり障りの無い話しを蛭魔君に振るけど、大抵、「あん?」「おう」返事は短くて素っ気ない。
今日は私が話さないから二人、無言で歩いてる。
昨日、別れた後、なんでか寂しくなったわ。
後を追いたくなったなんて変でしょ?
なんて声に出してみようかしら?
蛭魔君はどんな反応するかしら?
また甘臭ぇ事をって凄く嫌な顔されるかしら?
それとも「馬鹿がいる馬鹿が!」って大爆笑される?
完全無視は嫌だなぁ…。
何でこんなに蛭魔君の事ばかり気になるのかしら?
こんな人、きっと他にいないからかな?
他の誰とも違うもの。
特別ってこと?
……なんでよりにもよって蛭魔君なのよ…。
なんだか理不尽な怒りがこみ上げて来た。
この気持ちを吐き出したくなる。
隣りを歩く蛭魔君をチラリと見てみる。
真っ直ぐ前を向いた仏頂面。
さりげなく車道側を歩く悪魔。
そんな彼の空いた左手と私は右手を繋いだ。
「なんの真似だ糞マネ」
「嫌なら振りほどいて」
「別に」
「じゃあ気にしないで」
その後はやっぱり二人無言。
でも、人の心が手にとるようにわかる彼には私の気持ちが伝わっているはず。
なんたって悪魔ですもの。
もうすぐ夏が来る。
去年はアメリカを横断した。
本当に暑くてまぶしい夏だった。
今年の夏は二人にとって、どんな夏になるのかしら?
ずっと隣りを歩けたら……良いな。
END
支離滅裂な独白風★
・・・・こう云うのって独白って言うのかしら?
イマイチ分類がわかりませんが・・・・・
まあ、私のかくものですからね所詮★
実はこの「ほんとの気持ち」の歌詞を読んだ時、蛭魔サイドの話として某曲が浮かびました。
明日、UPできたら そちらをUPします。
でも、さっき書き始めたばかりだから無理かも★
ああ、明日は無理でも近いうちにUPできるよう頑張りますv