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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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  posted by at 06:38:02 │EDIT
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Resolution

  posted by 春海 さな at 23:33:13 │EDIT
ダメでした・・・・。

体調崩して1日中グースカ寝てました★

いい加減、あまりにもあんまりなので、前後編でUPすることにしました!

・・・・・前後編にする程長い話じゃないのにね・・・。
なさけないったら・・・。


あ、タイトルは・・・・思いつかなかったので
読まれた方で 「こんなタイトルが良くないっすか?」ってのがありましたら考えてみてくださいv
そして教えてくださいv
採用させて頂きます~~~vv
・・・・どうしようもないね★

どうぞ よろしくお願いしたします。




あ、最後になりましたが、このお話はカウンター21000記念小説ですv
・・・・・・だったら もう少しちゃんとしなさいヨ!!ってトコですね。











「ムサシが居ないのに僕と蛭魔だけで同じチームなんて駄目だ。僕は蛭魔とは違う大学に行く!」









    「Resolution」






「お、糞ジジイ来てたのか。今日は部活は休みだぞ」


コンビニの袋を下げた蛭魔が部室に入って来た。


「今日は仕事の手伝いも無いし、帰ってテスト勉強するのもなんだし、少し時間潰そうと思ってな。…コンビニ行って来たのか?」
「てめえのコーヒーはねえぞ」
「ああ、構わん。今、自分で入れてた所だ。なんならお前も飲むか?」
「おう」


そう言うと蛭魔は定位置に座り、さっさとパソコンを始めた。


「どうすんだ?」
「あん?」
「大学」
「あぁ…」
「栗田の奴があんなこと言い出すとはな」
「糞デブもちったぁ成長したってことだろ」


ムサシが入れてくれたコーヒーを飲みながらも蛭魔の視線はパソコンから離れない。

今日からテスト週間突入で部活は暫しお預けだ。
放課後、いつもなら賑やかな部室も今日は蛭魔とムサシしか居らず静かなものだ。


「お前はどうするんだ?」
「あぁ、糞デブがヤル気になってんのを邪魔する理由はねえ。別の大学に行く」
「どこの大学に行くか決めてんのか?」
「最京大」
「最京大?」


いきなり出たアメフトの名門大の名にムサシは少し驚きの表情を見せた。


「糞デブが関東、てめえが社会人、俺が関西制覇してライスボウルで激突。三國志で分かりやすい
だろ?」
「まあな、お前らしい選択だな。………で、姉崎はどうするんだ?」


思いもしなかった名前に今度は蛭魔が眉をよせ、ムサシの顔をチラリと見た。


「あん?糞マネがどうするかなんざ知らねぇ」


蛭魔の視線はすぐにパソコンへと戻された。


「姉崎がどうするかじゃなくて、てめえがどうするかだ」
「あん?どう言う意味だ?」
「姉崎は連れて行かないのか?」
「連れて行く義理がねえ」


パソコンをしながら蛭魔は素っ気なく返事だけを返す。


「お前の事あれだけ理解して対等に付き合える女はそうそう居ないと思うぞ」
「何が言いてえ?」
「『使える女』だろ?」
「………。」
「連れて行かないのか?」
「……糞マネには糞マネの人生があんだろ。糞デブだって自分で進む道決めたんだ、糞マネだって好きな道進むだろ。俺が口出す謂れはねえ」
「お前はそれで良いのか?」
「俺が決める事じゃねえ」
「進路の事は置いといて、お前が決めなきゃならん事は有るんじゃないか?」
「何を?」


蛭魔はパソコンを止めてムサシと向き合った。


「姉崎はモテるぞ。未だに付き合ってる奴が居ないのが不思議な位」
「……何が言いてえ?」
「告白の一つでもしとけばどうだって話しだ。ついて来ないまでも真面目な姉崎の事だ、4年位じっと待ってくれると思うぞ?」
「ケッ、待たせてどうする?」


さも下らないと言った態度で蛭魔は横を向く。

「他の野郎にかっさらわれても良いのか?」
「別にィ。糞マネの人生だろ」
「…素直じゃねえな」
「うるせぇ」
「後悔先に立たず。覆水盆に帰らずだぞ?」
「しつけえ」
「告白もせずに諦めるなんざお前らしくねえぞ」
「なんだその俺が糞マネに惚れてるって断定の発言は」

蛭魔の渋顔にムサシは口元に微かな笑みを浮かべる。


「違うのか?好みは『使える女』だろ?姉崎以上に使える女は居ないだろう?」
「ケッ。仮に俺が糞マネに惚れてると仮定してだ。告白してどうなる?」
「そりゃあお前、晴れて両思いのラブラブカップルになんだろう」
「……言ってて気持ち悪くなんねえか?」
「んっ、少し…」


心底嫌そうな顔をした蛭魔と共に、ムサシも少々眉を寄せた。


「ケッ。俺は変わらねえよ。何やるにもアメフトが最優先で最重要事項だ。大学に行きゃあ高校時代より多分余裕は無くなんだろ。そんな奴と付き合って糞マネが幸せか?ンなわけねえだろ。人の人生責任とれるほど物好きでも、出来た奴でもねんだよ」
「姉崎は責任取ってくれなんて言う女じゃないだろ」
「チッ、問題は糞マネじゃねえ、俺の覚悟だ。てめえわかってて俺にどうしても言わせてぇのか?」
「俺は普通じゃない。育った環境も、行動も、考えも。糞マネやそこいらの奴が当たり前に育った普通の家庭ってやつを知らねぇし、わからねぇ。糞マネが望むようなアットホームなんざまず無理だ。離婚理由第一位の価値観の相違っていかんともし難い溝が俺と糞マネの間にはあんだよ」
「くっ」
「糞ジジイ。何が可笑しい」


突然、吹き出したムサシに蛭魔は忌々し気な視線を送る。


「てめえは変に真面目だよな。高校生の恋愛でそこまで考える奴はそうそう居ないと思うぞ」
「ケッ」


何故か上機嫌になったムサシに蛭魔の不快指数は急上昇する。


「お前がそう言う奴だから姉崎はお前に惚れたんだろうな」
「糞ジジイ。人の気持ちを勝手に決めんな」
「蛭魔、姉崎に告白しろ。てめえの好きな勝率で言うなら9割は固い。ほぼデキレースだ。アメフト続けたいなら この先の人生、姉崎は絶対に必要不可欠だ。てめえだって分かってんだろ?お互いの存在がなくなったら駄目になるのは姉崎じゃなくお前だってな。姉崎はお前の才能を極限まで使えるサポートが出来る。そんな奴をみすみす逃す程お前は愚かじゃねぇだろ?」
「……」


今までとは打って変わっていきなり真面目な表情になったムサシが、深く落ち着いた声で蛭魔を諭す。
そんなムサシの態度に蛭魔も黙りこむ。


「姉崎も、同じだ。姉崎を固い殻から引っ張り出したのはお前だ。お前の側でならアイツは自由になれる。お前と姉崎は正反対のクセに…いや、正反対だからこそか、ひかれあってんだ。かけがえの無い存在なんざそうそう出逢えるもんじゃないぞ?素直になれ」
「……やけに饒舌だな。いつもの寡黙は何処に行きやがった?」
「茶化すな」
「……この俺に告れってのか?」
「ああ」
「んっなガラじゃねえ」
「じゃあラブレターでも書くか?」
「やなこった」
「まあ、その気はあるってこったな?」
「今更なに言ってやがる」
「そうか。そりゃあめでたいな」
「あん?」

ムサシの言葉の真意が掴めない。

「おめでとう蛭魔。幸せにしてもらえよ」
「何、言ってやがる?」

ムサシの上機嫌っぷりに蛭魔の悪い予感は確信へと変わる。

「おーい、姉崎!…と、言うワケだ」
「!」

ムサシの声に部室の奥からおずおずとまもりが顔を覗かせた。


「…糞マネ…。糞ジジイ、てめえ!」


一瞬、呆けた顔を見せた蛭魔だったが、ムサシを振り返った時には人を殺せそうな形相に豹変していた。
しかし、蛭魔のそんな顔に怯むようなムサシではない。

「まあ、そんなにいきり立つな。姉崎に相談されてな、一肌脱いだってワケだ。」

笑いながら宥めるムサシに蛭魔は毒気を抜かれた気持ちになる。


「ゴメンね、蛭魔君」
「……」


申し訳なさそうに謝るまもりと、椅子に座り黙りこむ蛭魔。
そんな二人を意に介した様子もなく、ムサシは手早く帰り支度を整えるとさっさと出口へと向かった。


「ここからは若い者同士、水入らずってことで……じゃあな」
「てめえ、本当は幾つだ?!年齢詐称すんじゃねぇ!」
「ムサシ君、ありがとうね!」

忌々し気に言葉を投げつける蛭魔と、ほんのり頬を染めてお礼を言うまもりの姿が対照的で笑える。


「んっ」

まもりの言葉に軽く右手を挙げて答えたムサシは振り返る事なく部室を後にした。



ムサシが去った部室は静まりかえり途端に居心地の悪いものとなった。



「あ、えっと、こ、コーヒー入れようか?」
「いいから座りやがれ」


そそくさと逃げるようにコーヒーの準備をしに行こうとするまもりを蛭魔が呼び止めた。
蛭魔の言葉に従ってまもりは大人しく席についたが、当の蛭魔は天井のすみを睨んだまま微動だにしない。

居たたまれない…。


「蛭魔君、盗み聞きしたみたいでごめんなさい」
「……」
「ここの所、進路の事とか色々不安になっちゃってて、ムサシ君に相談したの…」
「……」
「怒ってる?やっぱり怒ってるわよね…」
「怒ってはねえが気に入らねぇ」
「…同じじゃないの?」
「違ぇよ。聞きたいことがあんなら直接俺に聞け」
「悩みの元凶に相談する人はいないと思うけど…」


まぁ、そりゃそうだと、蛭魔も内心納得する。


「で?人の進路盗み聞きした糞マネはどうする気だ?」
「……出来れば大学も蛭魔君と一緒の所に行きたいと思ってる」
「行ってどうする?」
「蛭魔君の大学での目標はライスボウル優勝だけど、最終的な目標はNFLでしょ?」
「……」
「私ね、蛭魔君を見てたいの」
「俺の身体能力じゃNFLなんざ まず無理だぞ」
「…うん。そうかもしれない。そうかもしれないけど蛭魔君は簡単には諦めないでしょ?ライスボウルで優勝するのも、NFLに入るのも、叶ったらそりゃあ素敵だし、この上ないけど…。私は結果だけじゃなくて、蛭魔妖一ってアメフト選手がそれを叶えるまでの過程も見てたいの。ううん。見ているだけじゃなくて、一緒に叶えたい。蛭魔君と一緒にずっと走りたい。」
「てめえ、馬鹿だろう?」
「蛭魔君程じゃないわ」
「俺の身体能力は到底プロのレベルには及ばねぇ。大体、大学だって今までとは違うアメフトの名門大だ。プロだなんだって言う前に大学でレギュラーとるのも難しいかもしれねぇ。こっから先はたった三人でクリスマスボウル目指すより無謀な賭けだ。それでも来るか?」
「もちろん!無謀な賭けでも逃げずに挑んで勝つのが蛭魔妖一でしょ?」
「まあな」

ニヤリと蛭魔は不敵な笑みを浮かべた。

「せいぜいコキ使ってやるから逃げんなよ」
「えぇ、望むところよ」

まもりも笑みを返す。


絶対、ライスボウル!
そして――――。


二人での新たな挑戦が始まる。











                     END






あ~~~

不本意なり。
でも、ラストが書けてないので・・・・ここまで★
もう少しの所まではかけてるんだけど・・・。

明日、UPできたら良いな・・・。
ちょっと遠い目になっちゃうヨ。




更新つけたししました!
前後編にしようかとも思いましたが、無駄に話数を増やすのはよろしくないって事で、昨日の更新分の後ろに今日の更新分をひっつけましたv
これならスッキリまもまりますワv

さて、姉崎さん登場!
ラストまでもう少しです。
頑張ろう!




終わりました!
21000だから セナを絡めたお話にしようかと思ったんだけど・・・
結局、こんなお話になっちゃいました★
なんだかね~・・・・

なんだかんだと時間だけかかっちゃいましたね。
次回はささっとUPするようにしますっ!

・・・・・22000早く描かなきゃ~~~~!!

拍手

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COMMENT[2]
風龍凪 : 2011-08-12(Fri) 09:41:43 │EDIT
無題 
むさしゃんカッコいい!!
蛭魔ったらなに尻込みしてんのよ~^^

あ、タイトル『Race it is possible doing(意味:出来レース)』とかどうですか?
長かったら『Resolution(意味:覚悟)』
読んでてこれかな?とか思いまして…;
春海さな : 2011-08-13(Sat) 01:01:00 │EDIT
更新いたしましたv 
うお!
そっさく格好良いタイトル有難うございますv
書きあげてから決めようと思っております。
本当にタイトルを考えるのは苦手でごわす★

むさしゃん 格好良く書けてます?
やっぱムサシは渋くなくっちゃね♪
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