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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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  posted by at 02:38:17 │EDIT
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VIEW (後編)

  posted by 春海 さな at 01:39:45 │EDIT
寒い!
爆弾低気圧恐るべし!!
一度入ったらこたつから出られない…。
ストーブつけてんのに部屋の中で息が白いよ!
寒いのはまだ許せるけど、追い打ちをかける強風は勘弁して欲しい…
土曜日に学校でお飾り作りのイベントに参加しなきゃならないってのに…。
そうでなくてもたいぎなのに~…。


なんて言ってたけど 参加したらむちゃ楽しかった!
楽しくて気分もりあがっちゃって 無理やり教頭先生にも作らせちゃった★
やっぱね 踊る阿呆に見る阿呆なら断然踊らにゃ損ですヨ!
友達には 何そんな教頭先生とフレンドリーに・・・と呆れられちゃったケド★
教頭先生も作った後、うれしそうだったから良しでしょう♪

あんまりにも楽しいから お飾り2個作った上に 家でも作るように1個余分にもらってかえちゃった★

ばーちゃん家とかに飾ってもらうんだ♪



















































               VIEW   (後編)



















蛭魔にもやっぱり母親がいたんだ…―――――


当たり前の事なのだが、実物の出現によりようやく実感すると言うか……

目の前の妖艶な笑みを浮かべる女性が悪魔の母親。
とても高校生の息子がいるとは思えない若さ。
まさに美魔女!
悪魔の母親だけに!なんて考えがぐるぐるしてしまう。


「そうだ!せっかくだからみんなで御飯食べに行きましょうよ!ね!おごってあげるから」
「「「えっ?!」」」

まもり達の驚きの声は見事にハモッた。

「なに勝手な事ほざいてんだ。暇人なてめえに付き合う酔狂な奴なんざ居ねえよ」

すかさず蛭魔が否定の言葉を吐き、蛭魔母と言い合いになった。

逃げるなら今しかない!
直感的にそう思ったアコと咲蘭は見事なアイコンタクトでお互いの意思を確認しあい同時に立ち上がった。

「すみません。私とアコはこれから塾なんで」
「とっても残念なんですけど…またの機会に是非」
「あ、まもはこの後、用事ないですから」
「まも、楽しんできてね」
「それでは、お先に失礼させて頂きます」
「ごきげんよう」

立て板に水の如く、一方的に言うだけ言うとアコと咲蘭はそそくさと店を出て行ってしまった。
人身御供よろしく、取り残されたまもりはあっけにとられるしかなかった。


「置いて来ちゃったけど…まも大丈夫かな?」

しばらく足早に歩いた後、まもりが追って来ない事を確認して、二人は歩く速度を遅めた。

「別に取って喰われる訳でなし。大丈夫でしょ?ただカレシのお母様とお食事するだけなんだから」
「そっか。そうだよね。蛭魔のお母さんだけど、カレシのお母さんでもあるんだよね」
「そうそう。ま、付き合ってること親友の私たちにまで黙ってた細やかな罰ってとこかな」
「まもが蛭魔と付き合ってたなんてね…全く気付かなかったな」
「まもと蛭魔が一緒にいるのが、いつの間にか当たり前になってたもんね」
「だよね…」
「あの二人がどうこうなんて考えた事なかったけど、改めて思い返すと思い当たる節が一つや二つじゃないんだよね」
「たしかに」
「だから蛭魔と付き合ってるって聞いてなんか全てが府に落ちたって言うか、納得って感じ」
「だねー。なんだか明日が楽しみになってきたな」
「ん?」
「今まで黙ってたこと、根掘り葉掘り全部聞くの!もちろん今日の事もね!で、おめでとうって言ってあげるの」
「おめでとう?」
「うん。私たちの間で恥ずかしいからとかって秘密はいらない。友達が幸せなら私たちも幸せだよって。」
「うん。だねー」
「明日楽しみー!で、雁屋のシュークリームおごってもらう!」
「あはは、シュークリームで乾杯良いね」
「でしょ?」
「楽しみ~」

二人は笑いあって家路についた。



一方、一人取り残されたまもりはと言うと――――――

「おい、行くぞ」
「えっ?」

突然、声をかけられたまもりはどうしたものかと戸惑うが、蛭魔はすでに席から立ち上がっている。

「茶番は終わりだ。これ以上付き合えねえ」
「え、でも…」


「そうよ!せっかくなんだし一緒に御飯食べに行きましょうよ~」

なおも一緒に食べに行こうと食い下がる母親に蛭魔は容赦なく拒否の態度を示す。

「馬に蹴られて死にてえのか?てめえには十分付き合っただろうが」
「御飯くらい…」
「黙れ。糞ババアの顔見ながら食っても不味いだけだ。可愛い彼女の顔見ながら食う方が何百倍も旨いに決まってんだろうが」
「だからまもりちゃんも一緒にって…」

勢いから出た言葉だろうが、蛭魔の思いがけない発言に、まもりは「可愛い彼女、可愛い彼女…」と頬をピンクに染めながら頭のなかでで反芻してしまった。

「元々二人で出かけるはずをてめえが横槍入れたおかげでこんな目にあったんだ。これ以上迷惑かけんな!」
「だって~一人で食事は寂しいじゃない」
「糞ジジイでも呼び出して一緒に食べりゃ良いだろ。どーせ長いこと会ってねんだろ」
「それはそうだけど…じゃあ幽也呼び出すからダブルデートなんてどう?」
「ざけんな!親とダブルデートなんざ死んでもゴメンに決まってんだろうが!」
「妖一冷たい~」
「たりめーだ!」
「ねぇ妖一…」
「あん?」

突然、母親の声のトーンが沈んだものにかわり、さすがの蛭魔も反応したのだが…

「弟と妹、どっちが良い?」

その後に続いた母親のフザけた発言に蛭魔の血管がブチッと切れた音がした。

「フザケンな!これ以上付き合えねえ!じゃあな!行くぞ!」

ぶち切れた蛭魔がまもりの手を掴み大股で歩きだした。

「失礼します」

まもりは慌てて蛭魔の母親に挨拶したが、息子の態度に慣れているらしい母親は「またね~」と、笑顔を手をヒラヒラさせていた。

店を出ても、交差点を渡っても、手は繋がれたままだ。

良かったのかな?

気になったまもりは自分を連行するようにズンズン歩く蛭魔に声をかけてみた。

「蛭魔君、お母さん大丈夫かな?」
「ほっときゃ良い」
「でも…」
「俺と二人より糞ババアとの方が良かったのか?」
「そう言う訳じゃないけど…あ、でも、蛭魔君の小さい頃の話し聞いてみたかったな」
「お断りだ」

嫌そうに顔をしかめる蛭魔がおかしくて、まもりは笑ってしまった。
少し歩調が落ち、まもりにあったペースになったので、まもりは半歩後ろではなく、蛭魔にぴたり近づいて軽口を叩いてみた。

「蛭魔君の秘密を握るチャンスだったかな?」
「馬鹿言え。てめえこそ、秘密がだだ漏れデスヨ?」

そう言って蛭魔は繋いだ手を上げて見せた。
その手は連行されるそれから、いつの間にか恋人同士のそれに変わっていて、まもりはふいに心が温かくなるのを感じた。

「もう良いの。付き合ってるの隠すなんておかしいものね」
「ほぉ、堂々と交際宣言デスカ?」
「うん。言いふらす事もないけど、もう秘密にはしない」
「ほぉ、それじゃ遠慮なく」

ふいに立ち止まったかと思うといきなり唇にほんの一瞬だがキスされた。

「ひ、蛭魔君!!」

真っ赤になったまもりが唇を両手で隠しながら抗議の声をあげようとした瞬間――

「ヤー!妖一兄とまも姐が路チューしてる!」

降ってわいた黄色声の方を振り向くと、そこには目を輝かせている鈴音を筆頭に、顔を赤くして下を向いているセナ、ショックのあまり顔色をなくし固まっているモン太、ニヤニヤ笑っている黒木と戸叶になぜかそっぽを向いている十文字、後は何故かやたら喜んでいる栗田や滝ら、いつものメンバーが勢揃いしていた。

「まも姐、今、チューしてたよね!?ね?!ヤー!やっぱり付き合ってたんだ!」
「あ、あの、鈴音ちゃん、落ち着いて…?」

自分の周りを飛び回る鈴音をまもりは真っ赤な顔のままなだめるが効果はまるでない。

「ひ、蛭魔君…!」
隣に立っている蛭魔に事態の収拾を求めるが、蛭魔はこんな状態どこ吹く風だ。
「いやぁー、どこで誰に目撃されるかわからないモンだなぁ」

しらじらしい棒読み口調に蛭魔の確信を感じた。
きっと友人達と呼び出し責めた事へのお返しなのだとまもりは自分の浅はかさに肩を落とした。

「ハラ減った。飯食いに行くか」

そう言ってやられた気分で肩を落とすまもりの手を引いて再び蛭魔が歩きだした。

「ヤー!一緒に行っても良い?」
「馬に蹴られんぞ」
「大丈夫!邪魔はしないもん!応援してんだもん!」

手を繋いで歩くまもり達の周りを鈴音がクルクル回りながらついてきて、その三人の後ろを少し距離を開けて悲喜こもごもなメンバー達がぞろぞろついてきている。
恥ずかしい気持ちはあるけれど、みんなの前でも手を繋いで歩ける喜びをまもりは噛みしめた。






終わり







書いてる途中でかなり放置してしまった★
どうも間があいちゃったせいか話しが尻窄みに…。

書きかけのが携帯の中にいくつもあるので頑張って消化してかなきゃ。

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