7月…なっちゃった。
早い!
毎月つき始めには思うけど…一ヶ月ってあっと言う間!
最近、いただく野菜もすっかり夏野菜になりました。
もらう野菜、ダントツ1位はやはり胡瓜!
サラダに酢の物に重宝します。
最近のお気に入りは塩揉みして乙女のラー油をかけて食べるの
簡単でウマウマです。
空豆は塩ゆでで、トウモロコシは砂糖を少し加えてゆでる。
トマトは味塩。
デザート感覚なら砂糖かけるのも美味しいデスヨ。
茄子にインゲン豆にピーマンをもらったら、エリンギやカボチャ、オクラを加えて夏野菜の煮浸し!
うんまーい!
素揚げした野菜を好みに薄めためんつゆに浸けると簡単に出来ます♪
玉ねぎもいっぱいもらったから夏野菜のかき揚げも良いな。
夏野菜のカレーも好きだけど、家族は普通のカレーが好みなので作れない…。
美味しいのに~!
食べ物の話しばっかになってしまった★
ようやく続き書けました。
楽しんでいただければ幸いです。
・・・・・パソコンの調子が悪いので携帯でコメントまで書いたのが七月頭・・・
だからコメントにタイムラグが・・・。
ようやくアップできたのが七月下旬って・・・ダメダメじゃああ★
やっぱ気に入らないのでタイトルかえました★
夏休みになっても部活やら何やらで毎日学校で・・・
八月の頭が大会だから・・・
あ~頑張ろう!
ゆるぎないものひとつ(後)
「おい、糞マネ。この間のデータ」
「あぁ、ちょっと待って。はい、これ」
「おう」
「蛭魔君、コーヒー飲む?」
「おー」
蛭魔の返事を聞いてまもりはコーヒーを入れる為に席を立った。
先日のケーキバイキングでの鈴音の言葉が頭の中で幾度となく再生され、まもりはついつい蛭魔の事を意識してしまうのだが、当の蛭魔は何も変わらない。
あれこれ考えてぐるぐるしている自分とは違い平然としている蛭魔に、やはり鈴音の思い違いなのではと言う気がしてきた。
「はぁ…」
あれから何度ついたかわからないため息を小さくついて、まもりは研究に研究を重ねてたどり着いた蛭魔好みのコーヒーを入れた。
部室の狭い空間には、コーヒーの豊潤な香りが立ち込め始めた。
その香りにつられて蛭魔がファイルから目を上げた絶妙のタイミングでコーヒーが差し出される。
「ん」
コーヒーを受けとると、まず、香りを楽しんでから口をつける。
今日も文句なしの味だ。
自分の好みをいつの間にこの女が掴んだのか不思議になる。
いつの間にか情報が漏洩している。
ゆゆしき事態だが悪い気はしない。
見た目は変わらないが実は機嫌が良い蛭魔は、ふと思いついた事を口にしてみた。
「姉崎」
「はい?……え?」
名前を呼ばれたので普通に返事を返したが、自分の名前を呼んだのが蛭魔だと気付き、まもりは驚いて蛭魔を見た。
「愛してんぞ」
「………は?」
突然の思いがけない告白にまもりは頭が真っ白になりフリーズする。
蛭魔君が?
なんて言ったの?
え?
私を愛してるって?
本当に?
からかってるんじゃなくて?
体は固まっているが、まもりの頭の中は飛び込んで来た衝撃情報をなんとか処理しようとふる回転していた。
そんなまもりの事など我関せずで、蛭魔はファイルをまもりの前に差し出さした。
「ここのデータ、もう少し詳しく分析できねえか?選手別に細かく……って、おい!糞マネ!ボケてねえで人の話しちゃんと聞きヤガレ!」
「えっ?あ…うん。それはそうなんだけど…」
ようやく正気に戻ったまもりがギクシャクと動きだす。
「ったく。しゃんとしろよ。しゃんと」
「それは、だって…蛭魔君が…」
いきなりな告白に動揺しない女子なんていないわよ。
まもりは心の中でごちてみるが、当の蛭魔は告白などなかったかのようにいたって普通だ。
あの告白は自分の空耳だったのではないかと、まもりは少し戸惑う。
「俺がなんだ」
「…本当なの?」
「なにが?」
「その…さっき言ったこと」
「あ?嘘言ってどうする」
「え…でも…」
きっぱり言い切る蛭魔に、まもりは少し身を乗り出した。
しかし、蛭魔から返った答えは――――
「“でも”じゃねえ。文句言わずにデータ整理やり直せ!」
噛み合っていない会話にまもりは机に突っ伏しそうになるのをかろうじて耐えた。
「……い、いやぁ」
「嫌じゃねえ!」
「いや、違うの!私が言ってるのはデータ整理の事じゃなくて…」
「じゃなくて?」
「その前の蛭魔君の言葉…」
「俺の?」
「愛してるって…」「それがどうした」
ついさっき告白した人間とは思えない蛭魔の不遜な態度にまもりの眉ねが少しよる。
「だから…」
「だから?」
「普通そこで終わらなくない?普通は続きが…」
今度は軽く蛭魔の眉ねがよる。
「てめえは俺に普通を求めんのか?」
「いや、蛭魔君に普通を求めるのは無理だってわかってるけど…」
「普通通り告白の後に付き合いを申し込んでフラれろってか?」
「そうは言ってないけど…」
「何が不満だ」
「不満って言うか…中途半端じゃないかな…って」
「無駄な事はしない主義なモンで」
「無駄って…告白のどこが無駄なのよ!?」
「なに逆ギレしてんだ?告ったのは俺だろうが。俺は“愛してる”って言った時点で完結してんだ。その後は無駄なんだよ」
「無駄じゃありません!」
「じゃあ言葉をかえてやる。以下省略してやったんだ!毎度毎度飽きもせず、自分を好きだと告白してくれた相手をふった自己嫌悪に陥りながらちびちび糞甘いモン喰うてめえの手間を省いてやったんだ。有難く思え!」
「そんなの有難くもなんともない!」
「ああ、そーデスカ。じゃあ、さっきの発言は撤回させて頂きマス。これで文句ねえだろうが!?この話しはもう終わりだ!」
「…その程度なんだ…」
「は?」
「蛭魔君の“愛してる”は簡単に撤回できる程度のものなんだ」
「……」
「そんな程度なら“愛してる”なんて軽々しく言わないで!」
「黙れ」
「黙りません!蛭魔君の嘘つき!」
「黙れっつってんだろーが!」
「嫌です!嘘なんか聞きたくない!私は蛭魔君の本当が知りたいっ!」
「…なら教えてやる。後悔すんなよ」
そう言うや立ち上がった蛭魔はまもりの腕を掴むと壁へと追い詰めた。
ダンッ!
背後は壁、正面は蛭魔、そして両脇は蛭魔の腕に遮られ逃げ場がない状態がいとも容易く出来上がった。
蛭魔の視線に耐えきれず、まもりはうつむいた。
「愛してる」
「!」
耳元に降ってきた優しい声音に信じられない面持ちでまもりは顔を上げた。
「何べんでも言うぞ。愛してる」
「……」
蛭魔の言葉にまもりは瞳を見開くだけで、声が出せない。
「愛してる」
言葉が出ないかわりに、瞳から涙が溢れた。
それでも今度は顔をそらすことなく蛭魔を見つめ続ける。
「愛してる」
繰り返されるそれはいつしか囁くような声になり、少しずつ顔が近づいて来て――――――
二人の唇が重なる寸前にもう一度蛭魔が「愛してる」と囁いた。
「おら、帰っぞ」
部室の入り口で鍵をジャラジャラいわせている蛭魔に、まもりは急いで帰り支度をした。
「お待たせ」
「ン」
鍵をかけ、歩き出す蛭魔の隣をまもりも歩く。
先ほどキスしたことが嘘だったかのように蛭魔の態度はいつもと変わらない。
隣を歩いているだけでドキドキしている自分との違いに、あのくらいのキスは蛭魔にとってはたいした事ではなかったのではないかと疑念が湧いてくる。
『愛してる』って言ってくれたし、一応両思いなのよね?
まさか私をからかってるってないわよね?
でも蛭魔君だし…
「なに百面相してんだ?そうでなくても面白い顔が更に面白くなってんぞ?」
ニヤニヤいつもと変わらず自分をからかってくる蛭魔にまもりはドキドキしている自分が馬鹿みたいに思えて脱力感を感じた。
「蛭魔君ってわけわからない」
「てめえはわかりやすいな」
「はぁ?」
「何でもかんでも頭で考えて理路整然としなきゃ納得できねぇ」
「普通そうじゃない?」
「下手な考え休むに似たりっつーだろ。訳わかんねぇこと考えてドツボに嵌まるくらいなら覚悟だけ決めりゃ良いんだよ」
「覚悟?」
「腹さえ据えりゃ周りが四の五の言ったところでぐらつきゃしねえ。要は自分がどうしたいかだろ?」
「私が…?」
「どうしたい?」
「………彼氏と手を繋いで帰りたいです。」
うつむいてボソボソ口にした言葉も蛭魔の耳はしっかり聞き逃さない。
「おら、帰っぞ」
そう言うとまもりの腕を掴んでスタスタと歩き出した。
「蛭魔君!これじゃ連行されてるみたいなんですけど!?」
「贅沢言うな」
「いやいやいや、これは言うでしょう!?私がやりたいと思ったのと違うもの!」
「じゃあどうすんだ」
「こうね、手と手を繋ぐの」
蛭魔の左手を自分の右手でキュッとつなぎ、まもりは満足そうに微笑んだ。
「…これで良いのか?」
「うん」
「てめえ、やっぱガキだな」
「はぁ?」
「糞チビと繋ぐんじゃねんだぞ?彼氏と繋ぐってんならこのぐらいしろよ」
そう言うと蛭魔は互いの指と指をからめてギュッと握った。「!」
「さて、帰りマスか糞彼女」
「彼女にまで糞つけないで下さい!」
「へーへー」
恋人同士になっても変わらず言い合えるのがまもりは嬉しかった。
キュッと蛭魔の手を握り返して、まもりは幸せな笑顔を見せた。
終わり
ははは…
いつも通りの終わりです★
長いことかかった割りにね……

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