posted by 春海 さな
at 01:03:15 │
EDIT
9月と云えば!
私がこのブログサイトを立ち上げたのが 9月6日だった!
忘れるところだった~~。
6日には 何かしらUPできるよう、頑張って書いてますv
だんだんわけのわからない方向に向かっちゃってますが★
どうにかこうにかまとめたい・・・。
さて、本日は『フジワカバ』の風龍凪さんが 素敵小説をプレゼントしてくれたので 早速UPさせて頂きますv
私には到底出せないカラーのお話。
やっぱ個性って素敵ですよねv
私も 読んだ後、良かったって言ってもらえるものを書きたいです。
書けるように 日々精進~~~!!
私の人生(モノガタリ)
魔法使いはみんな素敵だった。
空を飛んで見せて、甘いお菓子を出して、いい夢を見させて、綺麗なドレスに変身させて………
最後には必ず幸せにしてくれるの。
でも私は、魔法使いに出会ってカボチャの馬車に乗る前に、悪魔に拐われてしまったの。
「てめぇは一生俺の奴隷だ、糞マネ。糞チビが可愛けりゃ、しっかり働きやがれ!さもなきゃ……分カリマスヨネ?」
はじめは嫌だったそれが、だんだん嫌じゃなくなってきて…
それで彼が思っていたより寂しそうで…
「拒否っても無駄だ。てめぇには拒否権ないからなぁ」
そう言ったあなたに新しい世界を無理矢理見せられた。
"現実"という名の新しい世界…
私はそのあまりの暗さに泣いてしまうの。
私は今まで砂糖菓子やレースなんかの可愛らしくて、誰も私を傷つけたりしない世界で生きてきたの。
だからあなたが見せる鋭くて泥々していて激しい世界は、私にとって怖いものだった。
「俺の為に笑って、俺の為に泣け」
勝手に一人で泣くんじゃねぇ。
そう言って私を護ってくれたのはあなただった。
あなたはいずれ訪れる悲しくて苦しい世界を私に先に見せた。
涙をあなたは分けあってくれた。
はじめからそのつもりだったの?
「ったく…てめぇは目を離すとすぐにこれだ。いっそ手錠で繋ぐか?」
「………繋いで…」
言い出したくせにあなたは眉を潜める。
私はあなたをただ見つめて、両手首を差し出すの。
「私をずっと繋ぎ止めておいて…」
ワタシヲヒトリニシナイデ
まだ私は一人じゃ新しい世界に立てないから。
まだ私は一人じゃ暗闇を見つめ続けられないから。
まだ私は一人じゃあなたを探しに行けないから。
だから私をずっとずっといつまでも…
あなたの手錠に繋いでおいて。
魔法使いは私をお姫様にはしてくれなかった
鋭くて怖い魔王の生け贄に差し出した
魔王はただの女を護り
ただの女は魔王を愛するの
この人生(モノガタリ)がここで終わったら。
エンドロールが流れて、誰もいなくなってしまったら。
私たちの命が尽きたら。
「私が護ってあげる」
死は二人を別ちはしない。
手錠と鎖に繋がれた二人は…
イツマデモ幸セニ暮ラシマシタトサ
やっぱり魔法使いは奇跡を起こすの。
end
風龍凪さん 素敵小説有難うございましたーvvv
また よろしくお願いしますですvv
私も頑張ります~~~~!

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