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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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 完熟はまだ

  posted by 春海 さな at 00:08:16 │EDIT
最近 、更新が滞りがちな我がサイトですが
9月6日で 見事2周年を迎えましたー!!

始めた時は 2年も続くとは思ってませんでしたヨ★

そんなにお話が浮かぶなんて・・・。

まあ、似たり寄ったりなお話ばかりですが★



いつまで続けられるかはわかりませんが 続けられるだけ頑張って行きたいと思います!
ので、どうぞ たまには覗きに来てやって下さいねv


今回のお話は・・・頑張ってはみたのですが、途中でわけがわからなくなり
全くどこが記念しょうせつなんじゃい!?ってなモンになっちゃいました★

・・・・誰か こんな可哀想な私にお祝い小説下さいv























    完熟はまだ




「で?どうなのどうなの?」
「え?どうって何が?」


今日、まもりは同じゼミの女子達とお洒落なイタリアンレストランに来ていた。
大学近くの駅前にあるこの店は、夜にはダイニングバーになり、お洒落な雰囲気と手頃な値段のコース料理と会話が気楽に楽しめると女性客に人気の店だ。

女性のみのグループには割り引きサービスが有るのも女性客に人気の理由の一つで、まもり達のグループも、女子会をする時はかなりの頻度で利用している。
まもりが参加している気の置けない仲良しグループの飲み会はちょうど宴もたけなわになった頃だった。


「付き合ってるんでしょ?あの蛭魔君と」


美紀がイタズラっぽい視線を向けている。


「え?…えぇ、まあ」「東京から二人で同じ大学に進むなんて素敵よね~」


紗智がうっとりとした声をあげるが、奈美恵が即座に否定した。


「遠距離恋愛なんてホント駄目だからね。男なんて放っておくとスグ浮気すんだから!」
「実感こもってるねぇ」
「あの馬鹿、たった1ヶ月でよ?!寂しかったからついって…本当に馬鹿!」


カクテルを煽る奈美恵を隣の席の咲子がなだめる。


「で?蛭魔君とはいつから付き合ってるの?」


やけ酒をあおる奈美恵を無視して、再び美紀が聞いてきた。


「えっと…高校2年の終わり…3年になる直前からかな」
「じゃあ付き合いだして1年ちょいなんだ」
「1年なんて、まだラブラブが続いてて良い時期よね。私なんて付き合いだして3年だからもうすっかりマンネリで……トキメキが欲しいったら!」
「本当、紗智と彼氏って熟年カップルの雰囲気漂ってるものね」


咲子がからかうと紗智は大袈裟にため息をついた。


「ふぅ……こうなったら、まものラブラブ話しをとことん聞いてやろうじゃない!ラブ補充よ!さあ!話しなさいっ!!」
「えぇっ?!」


突然降りかかって来た火の粉にまもりは慌てたが、他のメンバーもドリンクの注文をさっさと済ませてすっかり聞く体制に入っており、まもりは白旗をあげるしかなかった。

その後、二人の出会いから付き合うまでの経緯、普段の蛭魔やデートについて等、様々な質問にまもりは答える羽目になった。

「はぁ…。マネージャーとキャプテンの恋愛ってだけでもかなり乙女の憧れなのに、自分たちで創部して弱小校を全国制覇に導いたなんて、なんてドラマチックなのよ?!」
「最初の出逢いは入試会場で印象最悪。あんな人は許せない!って風紀委員になったなんてまもりらしいけど、その最悪な相手と後に付き合うなんて話しもドラマチックよね~」
「ウンウン。しかし蛭魔君って武勇伝に事欠かないねえ~。やることが半端無くない?」
「タダ者じゃないからね」
「なんかさ聞いたんだけど、蛭魔君って中学時代、あの阿含君とつるんでたんでしょ?」
「え?そうなの?そう言えばしょっちゅう阿含君、蛭魔君にチョッカイかけてるもんね。だからか」
「案外、阿含君って構って君だよね~」「だね~」
「だけどサァ、アノ阿含君と中学時代つるんでたって事は…じゃあアッチはどうなのよ?!って話しじゃない?」


途中から意味深に声をひそめた紗智に、皆の瞳が輝きを増した。


「アッチかぁ…」
「アノ阿含君とつるんでたんならかなり!?」
「うわ!興味あるー!」
「そっちの武勇伝も期待大じゃない!?」
「で?で?ソコんとこはどうなのよ?」
「ど…どうって…」
「蛭魔君はかなりのテクニシャンと私は睨んだね!」
「私も!指、凄く長いよね。あの指はかなりでしょう」
「腰もキュッと締まっててさぁ」
「ウンウン。細マッチョだよね」
「体力も知識もかなり有りそうだもんね~」
「で?で?で?実際の所、どうなのよ?」


一斉に興味に満ち溢れた視線がまもりに向かい、まもりはなんともいたたまれない気持ちになった。


「いや…あの…その…」
「もー、まもったらァ。処女でもあるまいに、そんな照れなくても大丈夫よ」
「そうそう、恥ずかしくナイナイ!パーっと白状しちゃいなさい!」
「さもないと蛭魔君は凄く下手って噂が流れるわよん?」
「それはちょっと…」
「はい。これ飲んで勢いつけて洗いざらい吐きなさい」


美紀が新たなカクテルをまもりに差し出したので、仕方なくまもりは口をつける。
カクテルを飲むまもりの顔を皆がじっと見るので、まもりはいたたまれない気持ちになった。


「あ、あのね…話すような事は何もないの…」
「は?それって、蛭魔君はたいした事ないって事?」
「いや、そうじゃなくて… 私、蛭魔君がどうかなんて知らないの」
「うん?他の人を知らないから上手いかどうかわからないって話し?」
「それも違って……」
「違って?」


皆の顔がズイッと寄って来る。


「う~…そのォ…私と蛭魔君はまだそう言う関係じゃないの」
「はい?」
「え……じゃあ…まもりと蛭魔君って清い関係って事?!」


紗智のあげたすっとんきょうな声にまもりは小さくうなずいた。
とたんに皆、口々に驚きの声をあげた。


「マジで?!」
「信じられない!」
「ありえない…」
「あんた達、いくつよ?!」
「一年以上付き合ってんでしょう?!」
「嘘でしょ?」
「あ、もしかしてアレ?敬虔なカトリックってやつ?」
「あぁ、結婚するまでエッチとか禁止ってやつ」
「まもってそうだったんだ」
「いや、別に宗教で禁止されてるからとかそう言うんじゃなくて……ただ今までそう言う雰囲気にならなかったって言うか、機会がなかったって言うか、身体の関係なんてなくても十分って言うか……」
「マジでぇ?!」
「それで一年持つなんてありえない…」
「って言うか、蛭魔君が一年も据え膳状態でいるって言うのが信じられない…」「だよね。蛭魔君は何も言わないの?」「え?別に何も…」
「それで浮気されないわけ?大丈夫なの?」
「…多分」
「蛭魔君って隠し事うまそうだし、まもりが気付いてないだけじゃなくて?」
「え…」
「でも蛭魔君って意外と真面目って言うか…。真面目って言葉はちょっと違う感じがするんだけど……どう言えば良いのかなァ…。うーん。そうね…例えば、アメフトに対してって本当、真摯じゃない?だからさ、好きなモノに対しては本当に真摯なんじゃない?」


奈美恵の言葉に一同は納得した。


「あー、なるほど。確かに蛭魔君は真面目って表現より真摯って方だね」
「うんうん。そう言う感じかも」
「じゃあ、蛭魔君にとってまもりはアメフトと同等の真摯さを持ってるって事ね」
「悪魔の純愛!ひぇ~!」
「まもりってば悪魔をも魅力して虜にする魔性の女ね!ひゅーひゅー」
「かなり違うと思うんだけど…」まもりはみんなの暴走したイメージにただただ苦笑いするしかない。
「でもさ、まもり。いつまでも蛭魔君の優しさの上にあぐらかいてるとトンビに油あげだよ?」
「そうよ!男なんてねぇ、据え膳食わぬわって、理性よりすぐ本能優勢させる馬鹿な生き物なんだから!」
「まあまあ、奈美恵ってば落ち着いて」
「ま、蛭魔君は大丈夫だろうけどさ。まもりの気持ちはどうなのよ?」
「私?」
「今の関係が当たり前になってて、変えるのに躊躇するのはわかるけど、蛭魔君なら大丈夫なんじゃない?何も変わらないと思うよ?」
「そーそー、蛭魔君はその辺のヤりたいだけの男とは違うよ。安心して任せられるよ」
「どーんと悪魔の胸に飛び込んじゃえ!」
「色仕掛けで身も心もメロメロにしちゃえ!」
「ま、後はまもり次第だね」
「あ~本当にラブラブで羨ましいったら!」
「私も純愛した~い!」
「美紀は無理無理」
「なんたって超肉食系女子だもんね」
「ひっどーい!」


キャピキャピじゃれあっていると、突然、まもりの携帯が鳴った。


「あ、ちょっとゴメンね」
「噂をすれば?」


ニヤニヤ笑う友人達に軽く微笑みを返して、まもりはいそいそと携帯を持って席を立った。




「もしもし?」
『てめえはまだ飲み会か?』
「蛭魔君は?」
『糞ドレッドがOLグループをナンパしてカラオケ行くとかほざきやがるからフケた』
「じゃあ、もう帰るの?」
『おー。もう終電ねえだろ?今、帰るならタクシーで送ってやるぞ』
「あ、もうそんな時間なんだ」
『どうする?』
「帰ろうかな…送ってもらえると助かるし。ちょっとみんなに聞いて、また電話するね」
『おー』


通話を終えるとまもりは足早に席に戻った。
すると、すでに友人達が精算の準備をしていた。


「お開きにするの?」
「まもりはお迎えが来るんでしょ?」
「彼氏がお迎えに来てくれない寂しい私達は始発までオールでカラオケって事になったのよ」
「愛の歌を熱唱しまくるわよ!」
「イエーイ!」
「まもり、怖いのなんて最初だけよ」
「慣れるまではそりゃ痛いけどさ、蛭魔君は絶対テクニシャンだから!」
「うんうん。どーんと飛び込んじゃえ!」
「と、言うワケで健闘を祈る!!」


そう言って友人達は親指を立ててイエーイとポーズをまるで練習したかのようにきっちり揃えてまもりに送ってきたので、まもりは真っ赤になりながら、かしましくカラオケ屋へと向かう友人達を見送った。



「何が健闘を祈るなんだか…」


小さく苦笑しながらまもりは携帯を取り出し短縮を押そうとした。


「何が健闘だ?」
「ひっ!」


突然、背後からかけられた声にまもりは飛び上がるほど驚いた。


「ひ、蛭魔君。驚かさないでよ~」
「そんなに驚く事か?」
「うっ…」
「お、タクシー」


蛭魔はまもりをタクシーに押し込むと自分も乗り込み、さっさと行き先を指定した。


「飲み会楽しかった?」
「あー、いつも通りだな。糞ドレッドがナンパしたおかげで早く解散になって良かったって所か」
「そうなんだ…」


どうにも友人達の言葉が気になってまもりは会話がぎこちなくなってしまう。
窓の外に目をやると見慣れた景色に、自分のマンションまでもうすぐな事がわかった。
まもりは暫し葛藤した後、いたって平静を装い蛭魔に声をかけた。


「ねえ蛭魔君。明日は部活も休みだし、せっかくだからお茶でも飲んでかない?」


チラリと視線を送って来る蛭魔にドクドクうるさい心臓を悟らせないようにいつもと変わらない笑顔を送ってみるが、どうにも自分でも白々しいと思ってしまう。


「コーヒーは有るんだろうな?」
「一応あります」


そこでタクシーはまもりのマンションの前に到着した。
いつもは送ってくれた蛭魔が一度タクシーを降り、まもりを降ろしてから再びタクシーに乗り込み帰って行く。


果たして今日はどうなのか……。
相変わらず心臓をドクドクさせながらタクシーをまもりは降りた。
蛭魔はどうするのか…?

蛭魔の様子をうかがうと、蛭魔は再びタクシーに乗り込もうとしている所で…。
まもりはホッとしたような残念なような寂しいような複雑な気分になった、が、再びタクシーから降りて来た蛭魔に驚いた。


「蛭魔君、帰るんじゃなかったの」
「てめえ、タクシーは無料じゃねんだ。乗り逃げさせる気か?」
「あ、そっか」


蛭魔は帰る為ではなく、料金を払う為にタクシーに半身入れただけだった事に今更ながら気付いた。


「で?」
「?」
「コーヒー飲ませてくれんだろ?」
「うん。美味しいクッキーも有るわよ」
「イラネー」
「そう言うと思った」


やはり心臓はうるさいけれど、まもりは蛭魔といつも通りに話せるようになっていた。
自然に会話しながらエレベーターに乗り込み、ごく普通な調子で鍵を開ける。


「どうぞ…」


だが、蛭魔を部屋に招き入れる瞬間は再び緊張感に襲われた。


「……おい。コーヒー飲むだけだ。部室と変わらねえ。んっな変な緊張すんな」
「……」
「うわっ、てめえ、もしかして連れこんで人を襲うつもりか?!」
「襲いません!」


まもりは真っ赤になって即座に反論する。


「じゃあ安心して飲めるな」


ニヤニヤ笑う蛭魔にまもりはやられっぱなしで悔しくなる。


「私は襲わないけど、蛭魔君が襲いたくなったらいつでもどうぞ!」


やけくそで放った言葉は予想外に威力があったようで、まもりは驚きのあまり動きを止めた蛭魔なんてレアなものを見ることができて嬉しくなった。


「それじゃあ遠慮なく頂きマショウカ」
「えっ、いや、あの…」
「いや~、どんなに美味しのか楽しみですネェ」
「…コーヒーよね?コーヒー」
「他に何か?」
「……いえ、別に…」
「ま、後少しだろ」
「え?何?」
「何でもねーよ。気が短いもんで、早くして貰えマスカ?」
「分かりました!」


ズカズカ先に部屋に上がり込んでいく蛭魔の背中に叩き付けるようにまもりは返事を返しす。
すっかりいつもの調子に戻ったまもりは、蛭魔に美味しいコーヒーを入れるべくいそいそとキッチンへと向かった。







                         終わり




私は一体、何を書きたかったんでしょう?

とりあえず 蛭魔の噂をしゃべらせたかっただけだった・・・・ちゅ~話かも★


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COMMENT[4]
みいな : 2012-09-06(Thu) 12:45:11 │EDIT
無題 
2周年おめでとうございます!
いつも素敵な小説をありがとうです(*^^*)
これからもずっと応援してます♪

春海さな : 2012-09-06(Thu) 22:44:02 │EDIT
嬉しいですv 
 みいなさま

お祝いコメント有難うございましたv
素敵小説だなんて~~~
テレますぞ★

少しでも他の素敵サイトさまのような素敵小説が書けれたら
とは思うのですがなかなか・・・。

日々精進しますので どうぞこれからもよろしくですv
風龍凪 : 2012-09-14(Fri) 18:55:03 │EDIT
おそかれながら 
二周年おめでとうございます^^

私はもう何周年だったか・・・
たしか1周年は前にやったような・・・(ウロウロ

お祝い小説、何かリクエストありましたらなんでも書かせていただきます^^
ご遠慮なくどうぞ!!
春海さな : 2012-10-04(Thu) 23:21:27 │EDIT
有難うございますv 
有難うございますv
お祝い小説・・・良いんですか?
えっとえっとえっと~ 蛭×姉!!
蛭姉だったら もうどんなだろうとハッピーエンドでさえあればv

パラレルとか面白いかもv
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