Club 9 (2)
「姉崎さん!この前はご馳走様!本当、お弁当美味しかったー!卵焼きが特に絶品だった~。今度作り方教えて。で、お礼っちゃなんなんだけどさ、これ」
「お礼なんて良いよ。お弁当交換しただけだし」
「まあそう言わず」
美咲が差し出したのは一枚のチケットだった。
「これは…?」
「私のダチが働いてるクラブのパー券。結構人気なクラブなんだよ」
「クラブ…」
「あ、クラブってわかる?学校の部活じゃないからね!」
「うん。行った事はないけどなんとなくは…」
「アハ。やっぱ姉崎さんは真面目だね~。たまには弾けなきゃだよ!良かったら一緒に行こうよ」
「でも…」
「このクラブのオーナーってモデル事務所経営しててさ趣味でこの店やってんのよ。だから芸能人とか芸能関係の人とか客に多いのよ。業界のパーティーで使われたり、来日したスーパーモデルとかハリウッドスターなんがもお忍びで来たりもすんだよ!凄くない?!
客筋はかなりハイレベルだし、変なのとか危ないのはいないから安心してよ。ここでスカウトされて芸能界に行く子結構いるんだよ?それ目当ての子も沢山いるんだから。そのおかげで客のレベルも高くてさ、マジでイケメンわんさといるよ~」
「うーん…」
「大丈夫だって!1回行った位じゃ学校にはバレないって!常連の私が言うんだから間違いないって!絶対楽しいって!ハマっちゃうかもよ!?」
屈託ない笑顔で熱心に誘われてもそう言う場所に元来興味が無いまもりは困ってしまう。
「もし何かあったとしても多分、蛭魔が助けてくれるから大丈夫だって!」
「えっ?蛭魔君?」
「うん。前はたまに見かける位だったけど最近はしょっちゅう見かけるって言うかほぼ毎日いる感じ?何かあったら同じ泥門のよしみで助けてくれるんじゃない?姉崎さんアメフト部のマネージャーだったんだしさ。大丈夫よ!問題無いない!」
蛭魔がいる…
もしかしたら久しぶりに話せるチャンスがあるかも?
そんな危ないクラブではないと言うし…
ぐらついたまもりの心を美咲は巧みに攻めて一緒にクラブに行く約束を見事に決めた。
つづく
み・・・短い!
短いくせにダラダラちょこちょこながくなりそうな予感・・・。
一気にかけばよいんだけど、これと並行してデートの話と浮気の話を書いてるから
ついつい息詰まったりしたら他の話にふらりといっちゃうから なかなか話が進まない★
どれもこれも中途半端だよ・・・。
前回、タイトルがおもいつかなくて 小説隠してるような状態になってたけど
気づいてくれてる方 何人もいらして驚きました★
きっとみんな気づかないと思ってた・・・・。
と・・・とりあえずタイトル考えた。
某漫画に出てたお店~~。

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