後少しで4月も終わりですね。
ついこの間、正月だった気がするんだけど・・・・おかしいな?
4月は色々な行事やら新しい事やらでバタバタとあわただしく過ぎて行きました。
本当に忙しかったー!
でも、来年はきっともっとハードなんだ・・・。
いやいや、来年の事は考えず今年を頑張らねば!
色々書きたいことはあるんだけど眠くて・・・
とりあえず・・・
「ともコレ」の蛭魔とまもりに赤ちゃんが生まれましたv
女の子ですv
名前はよりちゃんです。
赤ちゃんの名前は基本、夫婦の名前を合わせたのを『この名前どうでしょう』って聞かれて決めます。
最初は『ヨウもり』とか何その名前!?ってのをいくつも言われて・・・
却下していった結果『より』で落ちつきましたv
意外にもまもりより蛭魔の方がよく子守してますv
すごく微笑ましいですv
今度 写メとって載せてみようかな~~vv
夢のあと先
「お、ヒルマ!今、帰りか?今日もノリエガの奴カモったのか?」
「おう。チョロいモンだ。てめえがいりゃあもっと稼げたんだがナァ」
「アハハ!そりゃ残念だったなァ。でも、もしかしたら窮鼠猫を噛んだかもしれないぜ?」
「噛ませるようなヘマはしねえよ」
「アハハ!確かに!だが残念ながら俺はもう窮鼠にもカモにもなる事はないよ」
「辞めるんだってな」
「あぁ。国に帰って結婚すんだ」
「基地に居ても結婚くらいできんだろ」
「彼女の父親も軍人でな、彼女が小さい時に内戦中の国に治安部隊として派遣されて死んでんだ。だから彼女の母親が『自分と同じ悲しみや苦しみを娘には味わわせたくない。軍人とは絶対結婚させない』って一点張りでな」
「ケッ。自分は軍人と結婚しときながら勝手なババアだな」
「女でひとつで彼女を育てるのは本当に大変だったらしいから仕方ないさ」
「で、その女と結婚する為にようやく叶った自分の夢をアッサリ棄てるってワケか」
「アッサリじゃないさ。これでも色々悩んだよ。ようやく掴んだ戦闘機の椅子を暖まらない間に他の奴にくれてやるなんて冗談じゃないって思ったさ。だけどな椅子に他の奴が座るのと、彼女の隣に他の奴が座るのを考えたら…彼女の隣は誰にも譲れなかったんだ」
「愛だの恋だの惚れた腫れたは一時的な気の迷いなんじゃねえの?」
「ヒルマはまだ小学生だからこんな感情わからねえかもしれないけど、大人になって本気で惚れた女に出会えばわかるさ。夢は変わるしな」
斜に構えた蛭魔には苦笑を浮かべて答える。
「彼女の母親がシカゴでピザの店やってんだ。その店手伝ってそのうち全米にチェーン店出してやるよ。新しい夢はピザ屋の世界展開さ!」
「マクドナルドかよ」
「良いだろ?なんたってシカゴはマクドナルド発祥の地だからな。後に続けさ」
「チョコミントぶっかけたピザなんか作んなよ」
「アハハ!そりゃ良いアイディアかもな!シカゴ名物が一度で楽しめる」
「ケッ。馬鹿言ってんな。ま、せいぜい潰さねぇように頑張りやがれ」
「おう!お前もな!」
挨拶を交わし別れて数歩あるいた所で蛭魔はブライアンを振り返った。
基地へと帰って行く の背中は逞しくてピザ屋ではもてあましそうだが決して寂しさは感じない、今まで通り夢に向かっているように見えた。
女の為に自分の夢を諦める
そんな感情は全く理解できないし未来永劫分かりたいとも思わない。
どう考えても愚かな選択としか思えない。
「だいたい女に惚れるって感情すら理解出来ねぇっつーの」
ひとりごちて再び歩き出した蛭魔を呼ぶ声が何処からか微かに聞こえる。
この声は―――――
その瞬間、蛭魔の視界はブラックアウトした。
「あ、蛭魔君起きた?珍しいね、うたた寝なんて。ご飯できたよ」
「…………」
いきなり目覚めた蛭魔は一瞬、今の状況が理解できなかった。
今まで見ていた夢があまりにも鮮明過ぎたせいだ。
横になっていたソファーから身体を起こすと一瞬、目眩にも似た感覚を感じて右手で顔を抑えて下を向いた。
その様子にまもりが心配気な顔で覗きこんで来た。
「蛭魔君大丈夫?もう少し寝とく?」
そうだ――――
自分は今は大学生で……
急激に覚醒した蛭魔はまだ米軍基地に通っていた時の夢を見ていたのだとを理解した。
あの頃の夢を見たのは、きっと先日のノリエガからの電話の影響だ。
ノリエガはブライアンの店が結構繁盛していて今度、ニューヨークとワシントンに支店を出すことになったらしいと何かのついでに話していたから、その時の会話が頭に残っていたせいだろう。
やっと叶った夢を棄てて次の夢を叶えた
やっぱり女の為に夢を諦める事は今でも考えられない。
だが、惚れた女の隣に誰か別の奴が座るのは許せない感情はわかった。
なんとも欲どうしい勝手な話しだがこれだけはどうしても譲れない。
「悪ぃが、てめえの為にアメフトは辞めれねえなぁ…」
「…何かあったの?蛭魔君、疲れてる?」
心配そうな顔も蛭魔の顔を覗きながら自分のおでこと蛭魔のおでことを合わせて熱を計ってみる。
平熱だとわかるとまもりはホッとした表情を見せた。
「よくわからないけど…大丈夫よ?だって私はアメフト馬鹿な蛭魔君を好きになったんだもの。アメフトしてない蛭魔君なんて風紀委員の敵でしかないもの。絶対好きになんてなってなかったわ!」
「くっ、確かになナ」
きっぱり言い切るまもりに蛭魔はそんなまもりだから自分は惚れたのだと改めて思った。
そうでなければ自分のテリトリーに入れることは一生なかった。
「ナァ」
「なに?」
「結婚すっか?」
「はぁ!?」
「おっ、変な面」
「だ、だって蛭魔君がいきなり変なこと言うから!」
「てめえ、人の真剣なプロポーズを変な事って言うかァ?」
「えっ、いや、だっていきなり過ぎるんだもん!」
「お互い惚れあってるって確認出来たんだからちょうど良いだろ」
「それにしたって…」
「嫌なのか?」
「……嫌じゃない、けどいきなりだから…」
「何だ?不満か?」
「寝起き眼のボサボサ頭でプロポーズって…ロマンチックじゃないナァ…って」
「…そこか」
「だってプロポーズなんて一生に一度の事よ!?」
「一度とは限らねえだろ?」
「じゃあ蛭魔君は私が別の人と再婚しても良いのね?」
「……」
「良い?」
「俺と結婚して別れれると思うか?」
「思わない。私と結婚しても別れれるなんて思わないでよ?」
「おう。望む所だ」
「よろしくお願いいたします」
「こちらこそ」
しっかり抱き合い誓いの口付けをかわす。
御飯にありつけるのはまだ暫く先になりそうだった――――――。
終わり
だいぶ前に書きあげてたけど なかなかタイトルが思いつかず
・・・もうこれでいっか~・・・って編集作業しながら思いついた★
早く次のを書きあげねば・・・
ゲームばっかしてちゃダメよね★

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