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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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ぷらちなちけっと

  posted by 春海 さな at 22:52:09 │EDIT

凄く久しぶりの更新です★
夏休みはあっと云う間に終わり、気がつけばすでに10月も下旬・・・。

その間、ぼちぼちとは書いてはいたんですが・・・
ついつい他のカップリングにハマっちゃってそおカップリングの小説サイト様を延々めぐってました★


はまったって言っても蛭姉を好きになるずーっと前から好きだったカップリングでして
たまたま新作映画のDVDをレンタルしてみて・・・
やはり私は原作と新と超が好きだー!!って燃えちゃってたんです★

・・・・このヒントでわかった人は凄いかも!?

頭の中はこのカップリングのお話がぐるぐるしてるんですが・・・・
暗いんですよ!
どう考えてもくらいの!


ここはひとつ元気に蛭姉だ!!
・・・って事で久々の更新v


この続きは・・・・有るのかないのか?
なくても良いかな?



少しでも楽しんで頂ければ幸いですv













        ぷらちなちけっと





「はぁ…」
「どうした?ため息なんかついて」
「えっ?」


誰もいないものだと思いこみ、ため息をつきながら部室のドアを開けたまもりは突然かけられた声に慌てて背筋を正した。


部室の中には蛭魔とムサシがいた。


「ムサシ君達も来てたんだ」
「ああ、今日は現場が休みだから久しぶりに覗いてみたんだ。アイツらは今、ロードワークに行ってるぞ」
「うん、知ってる。だから部室には誰もいないと思って油断しちゃった」


三年に進級して部活を引退したまもり達が部室で顔を合わせるのは久しぶりだった。


「盛大なため息だったな。何かあったのか?」
「ちょっと疲れただけでたいした事じゃないのよ」


いつも通りニッコリ微笑むまもりに今までパソコンをいじっていた蛭魔が口をひ挟む。


「一世一代の告白をたいした事じゃないの一言で片付けられるとは哀れだな」
「蛭魔君、何で知ってるのよ!?」


顔に朱を走らせて慌てるまもりにお構い無く今度はムサシがとぼけた一言を投げた。


「告白?なんだ蛭魔、お前ついに姉崎に告白してフラれたのか?」
「はあ?ボケた事ほざくな耄碌糞ジジイ」

人の悪い笑みを浮かべているムサシに、蛭魔は心底嫌そうな視線を向けるが、ムサシは一向に構わない。


「告ったのは8組の守島だ。高校最後の夏休み前にどうしても彼女が欲しくて玉砕覚悟で告ったんだとよ」


蛭魔がさらりとまもりのため息の理由をばらした。


「な、な、何でそんな事まで知ってるのよ!?」
「俺の情報網なめんな。何でもお見通しなんだよ」
「だからってそんな言い方…」
「どんなに言葉を取り繕ってても、守島がテメーにフラれたって事実は変わらねーだろうが」
「それはそうだけど…それでも」
「なあ姉崎」


なおも続きそうな二人の言い合いをのんびりとしたムサシの声が遮った。


「姉崎は好きな奴いるのか?」
「は?な、何を突然言い出すのムサシ君」


思いがけない質問にまもりはどぎまぎしてしまう。


「いやな、俺の知り合いに姉崎と付き合いたいって奴がいるんだが…付き合ってみる気はないか?」
「そんな事、突然言われても…第一どんな人かもわからないし…」
「良い奴だぞ。真面目だし、優しいし、頭も顔もスタイルも良いスポーツマン。目的の為なら地道な努力もできる男ときてる。姉崎とお似合いだと俺は思うんだが…どうだ?」
「どうだって言われても…そんなすぐには…」
「そんな野郎、てめえの知り合いに居たか?」
「いるぞ。姉崎。じゃあ、一度デートしてみるってのはどうだ?」
「デート…」
「いや、そんな大袈裟に考えなくて良いんだ。一緒に出かけてみて、相手がどんな奴か知って欲しいんだ。付き合うか付き合わないかはそれから決めてくれないか」
「糞ジジイ。その野郎は実はてめえ自身だってオチじゃねえだろうな?」
「それも良いが、残念ながら違うよ」
「…でも…」
「実はこんなチケットがあってな…」


ムサシが差し出したチケットには『恋人達の夢の一時。ゴージャスディナー』と書かれていた。


「これって…」


たしか咲蘭が持っていた雑誌にイチオシのデートコースとして紹介されていたプラチナチケットだ。

このチケット、超一流ホテルの50周年の記念イベントの目玉として企画されたスペシャルプランで、ホテルでの豪華ディナーがメインなのだが、食事の前にホテルがドレスを無料で貸してくれる上、プロがメイクアップをしてくれて、これまたプロが記念撮影までしてくれる言う至れり尽くせりのサービスつきならしい。

アコがゴージャスディナーとはいかなる物なのかやたらメニューを気にして、咲蘭に「まだまだアコは花より団子ね」と笑われていたからまもりの印象に強く残っていたのだ。


「今度の金曜のチケットなんだが、そいつと一緒に姉崎が行ってやってくれないか?」
「こんな高価なチケットもらう訳にはいかないわ」
「気にするな。このホテルの取締役の家のリフォームをしてな、やたらその取締役に気にいられて「ぜひ奥さんとどうぞ」と渡されたんだが、あいにく嫁さんも一緒に行くような彼女もいないし、会社の奴らも誰も要らんの一点張りだ。かと言って捨てるのはもったいないだろ?姉崎が行ってくれたら無駄にならなくて助かる。今までマネージャーを頑張ってくれたお礼だと思ってくれ」
「でも…」


このホテルのデザートは絶品との噂だ。

甘い物に目がないまもりとしては一度は食べてみたいと言う思いは強い、が、しかし、知らない相手と一緒にと言われたらどうしてもためらってしまう。


「もしかして誰か一緒に行きたい奴がいるのか?」
「えっ?…いないいない。そんな人いないから!」


ムサシの言葉に慌て否定の言葉を口にしたまもりだが、雑誌の記事を見た瞬間、浮かんだ相手は確かにいた。
だが、その相手はどう転んでもこんなイベントには参加しそうにない。


「そうか?…どうしても駄目か…」


珍しくムサシが粘るがまもりの返事は変わらない。


「ごめんなさい」
「いや、しょうがない事だ。気にしないでくれ」


そう言うと、ムサシは今度は黙々とパソコンをいじっている蛭魔に矛先を向けた。


「蛭魔、じゃあお前だれかと行くか?」
「あん?」


突然水を向けられた蛭魔はいぶかしんだ視線をムサシに投げた。


「一緒に行く女が居ないなら紹介してやるぞ?ちょうどお前の事が好きだって言う物好きな女がいるんだ」
「えっ!?」


ムサシの言葉に驚きの声をあげたのはまもりだった。


「姉崎が驚くのも無理ないが、こう見えてコイツ意外とモテるんだぞ」
「ケッ」


ニヤニヤ人の悪い笑みを浮かべるムサシに蛭魔の顔はどんどん不機嫌なものに変わる。


「顔もスタイルも頭も性格も良い子だぞ?お前の好み間違いなしだ。どうだ?」
「ジジイ、てめえいつからツツモタセなんざやりだしたんだ?」
「そんなんじゃないさ。チケットがもったいないって話だ。お前も一緒に行ってくれる女も行きたい女も居ないクチか?」
「ケッ、ほっとけ!」
「まったくしょうがねえなぁ」
「てめえに言われたかねえよ!てめえだって同じ穴のムジナだろうが」
「しょうがないから姉崎、俺と二人で行くか?」
「えっ…」
「糞ジジイ、てめえ最初からそれが狙いだったか」
「プッ、あははは。二人とも、そんな顔するな。冗談だ、冗談」


困り顔のまもりと目付きの鋭くなった蛭魔にムサシは笑いながらジョークだと言い切った。



「ほら」
「えっ?」
「あん?」
「せっかくのチケットを無駄にするのはもったいないだろ?」


目の前に差し出された二枚のチケットに蛭魔とまもりは動きを止めた。


「「………」」
「お前ら二人でなら気負わなくて良いだろ?」


差し出されたチケットにおずおずとまもりが手を伸ばした。


「ムサシ君、もらっても本当にいいの?」
「使ってくれるなら助かる」
「おい、いつの間に俺とコイツが一緒に行くって話しになってんだ?」
「行かないのか?」
「勝手に決めんな」
「お前が行かないと姉崎が行けないんだぞ?そんなの可哀想だろう?いつも世話になってるんだ、たまには恩返ししてもバチは当たらんぞ?姉崎もお前とだったら行くって言ってんだ、これで行かなきゃ男がすたるぞ?」
「…おい、俺とだったら行くのか?」
「…蛭魔君さえ良ければ…」


ほんのり頬を染めるまもりは男なら誰しも抗い難い魅力がある。
そんなまもりから視線を剥がし蛭魔はパソコンへと視線を戻すと観念したように悪態をついた。


「チッ。しょうがねぇ。行きゃいいんだろ」
「姉崎、良かったな。楽しんでこいよ」
「ありがとう」


渋い笑みを浮かべるムサシにまもりははにかんだ笑顔を返した。











「おい、糞ジジイ」
「なんだ?」

ロードワークから帰ったメンバー達の世話を手伝う為、部室に二人を残してまもりはグランドへと出て行った。
今、部室に残っているのは蛭魔とムサシだけになり、あれからだんまりを決めていた蛭魔がようやく口を開いた。


「糞マネに言った物好き野郎は本当にいんのか?」
「なんだ?やっぱり紹介して欲しくなったか?」
「んっなワケあるか」
「じゃあ何か?疑ってんのか?」
「話しが嘘くさ過ぎなんだよ」
「疑り深い奴だな。だが本当だぞ?紹介してやろうか?」
「ケッ」
「フッ。本当は嬉しいクセに素直じゃねえな」
「あん?」
「いい加減素直になれって言ってんだ」
「なんだそりゃ。誰に言ってんだ?」
「オマエだおまえ。良い男を紹介すると言っても、俺と行くかと言っても頷かなかったいアイツがおまえと一緒に行けるとなると戸惑いながらも自分からチケットに手を伸ばしたんだぞ?その意味がわかるだろう?」
「……」


別に蛭魔からの返事を待っていたわけではないムサシは「さて、用事も済んだし帰るとするかな」と云うや、さっさと帰り支度を整える。

ドアを出て行く瞬間、ムサシは蛭魔を振り返った。


「お前も男ならしっかりエスコートしろよ?なんなら部屋も予約しといてやろうか?」


そう言って意味深な笑みを浮かべると「じゃあな」とドアの向こうへと消えた。
そんなムサシに咄嗟に一言の反撃もできなかった蛭魔はムサシの消えたドアにタオルを投げつける事しか出来ず「糞…!」と吐き捨てて、しばし部室の天井を見上げるだけだった。









              終わりor続く?














久しぶりの更新!

日記の編集の仕方が変わってて少し戸惑いました★
いつの間にこんなになってたの??



次回は なるべく早くに更新するようにしたいです!





















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