posted by 春海 さな
at 23:14:20 │
EDIT
外交官の黒田さん格好良かったーvv
脅してかまかけて情報引きだしたりって 蛭魔さんも得意そ~v
・・・なんて、織田裕二の格好よさと、蛭魔さんもしそ~!と堪能できる 一粒で二度おいしいドラマですわvv
あんなにドジッ子じゃないけど、柴咲の役は脳内ではまもりさんですv
あ~来週が待ち遠しいvv
さてさて
なんと!
風龍凪さんが またまた素敵小説を下さいましたー!!
嬉しい~♪
速攻UPです!
…私も頑張らねば★
俺以外には触れさせねえ
ある日の放課後
私は何となく屋上に行った
本当は生徒立ち入り禁止なのだが、今日この時は何故かその規則を守ろうという気が起こらなかった
それはただ何時ものようにある各部活の総決算という現実を見たくなかったのかもしれない
悪魔の支配の下、行われる総決算
その総決算まであと10分
「あれ…生徒会長?」
「あ…姉崎さん」
「こんなところで何をしているんですか?」
「いや…空が見たくてね」
女子の間で人気が高い生徒会長
甘いルックス
知的な雰囲気
優しい言葉遣い
堅実な態度
どこを取ってもピカイチの人
今まで校内テストや全国テストなどは全て好成績の彼は同じ好成績のあの悪魔とは対を為すもの…
そんな彼は空が好きだと前に一度聞いたことがある
あの青く広い空の彼方にあるものに思いを馳せるのだそうだ
何てロマンチック
世界が引っくり返ろうとあの人には考えないだろう
「あー…ごめん。黙っててくれないかな」
「勿論です。…私も来てますから」
「はは!じゃぁ、僕らは共犯な訳だ」
「ふふ…裏切らないでくださいよ?」
「俺は裏切るぜ」
「「!!??」」
扉の向こう、学校側から聞こえるどこか楽しそうな声
間違いなくあの悪魔だ
手には例の黒い手帳
後ろを見れば先の尖った尻尾が生えているのではないかと思った
ゆっくりした足取りで私たちに近づく悪魔
楽しげに笑い、楽しげに歩き、楽しげに話す
しかし、目だけは楽しそうではなかった
「…蛭魔妖一…」
「蛭魔君、これくらい構わないでしょう!?あなたはいつも入ったりしてるんだし!」
「俺のモノに手ぇ出してみろ。てめぇが好きな空に好きなだけ昇らせてやるよ」
「……君は…君はそれほどまでに」
「ひ…蛭魔君?会長??」
「行くぞ糞マネ」
「ちょっと!?」
強く腕を引かれどんどんと中に入って行こうとする蛭魔君
会長はただただ呆然と私たちが去っていくのを眺めていた
あの完璧な顔を深いシワを刻み込んで…
「蛭魔君!今何が…」
「お前には関係ねぇよ」
なお文句を重ねようとしたら、背中から鋭い声が刺さった
「姉崎さんは君の私有物じゃないだろう!!」
その叫びは悲しく、猛々しさと共に希望をのせていた
いつもの優しさは全て嘘なのかと思うほどの絶叫
聡明さなど微塵もない
ただの男の人
悪魔は手加減など知らない
だからいつも人間は契約を結ぶと共に、死へ誘われるのだ
どこかの本かなにかで読んだ言葉が頭を過る…
「俺の彼女(もの)だ。他の野郎にはこいつの髪の毛一本やるつもりは毛頭ねぇよ」
一瞬沈む瞳はすぐに明るく輝き…
いつもの甘いルックスに
いつもの知的な雰囲気と
いつもの優しい言葉遣いで
いつもの堅実な態度をして
いつものどこを取ってもピカイチの人という人をいつも通り演じていた
そして、彼は背に広大で雄大な空を背負い、笑いながら言う
「よかったね、姉崎さん。彼をしっかり掴んでおきなよ」
痛々しいにもほどがある
何故彼がこんなつらい目に合わなければならないのか
ただひとえに…この悪魔のせいだ
「オイ、今お前俺のせいであの糞生徒会長がつらい目にあってると思ってるだろう」
「その通りじゃない」
「同情なんて糞く喰らえだ」
「な…!」
「これは戦争なんだよ、姉崎さん」
「会長…」
彼はほほ笑む
どこか満足げで…ただ痛々しいだけではなかった
わからない
どうして戦争なの?
仲良くなれないの?
どうして?
わたしにはわからない
彼がなぜほほ笑んでいるのかがわからない
「わからねえだろうな、おまえには」
「姉崎さんは経験したことないかもしれないね」
「…?」
「好きな異性を自分のものにしようとする時、相手に手加減は無用」
「手加減したが最後。永遠にそいつは手に入らねえからだ」
「わからないわ…どうして穏便にできないの?」
「その人の横にいれるのは一人だけだからだよ」
彼氏彼女
そんな括りが羨ましかった時期など無い
今まではずっとセナだけを見て…他の事などどうでもよくて…
でも彼らは私のために戦う
私の横を勝ち取ろうと必死になっている
私は何をすればいいの?
そんなこと授業では習わなかった
「姉崎さん」
「…はい」
「これからも、今まで通りにしてくれればいいよ」
「でも…」
「僕を傷付けないでくれるかな?」
「っ―――!」
「行くぞ」
手を引く蛭魔君の体温は私以上に高くて
泣きそうな彼を置いていくのに心が軋んで
「じゃあ、またあとでね」
笑う彼を私は忘れない
確かに彼は空のような人だったと
広く大らかで…優しくて、時に厳しい
その時急に雨が降り出した
「狐の嫁入り……」
「…天気雨の事か」
彼の心なのか
この空は彼に味方する
慰めるように、叱咤するように、激励するように…
彼は泣かない
彼は笑った
私は…
そんな彼に微笑みを返した
「また…あとで」
総決算はもう始まる
急いで現実に戻らなければ
この夢の中に取り残されてしまう
彼には悪いと思うけれど…
私は悪魔(かれ)を選ぶの
〝俺の彼女(もの)だ。他の野郎にはこいつの髪の毛一本やるつもりは毛頭ねぇよ〟
そういってくれたのは悪魔(かれ)だけだから
私は悪女
悪い女
無知で
何もわからない
愚かな…
END
いややいや!
へぼじゃなっすよ!
もー 風龍凪さんの所の蛭魔さんは 姉崎さん激ラブですねvv
そこはかとなく吹く 切なさがまこともって風龍凪さんの作品らしくて良いですvv
有難うございましたー!!
私も只今頑張ってリクエスト小説書いております!
・・・が、何も考えずに書いてたら 話が思いもよらぬほうにそれちゃいましたよ★
なんとかまとめます!!
そして タイトルを考えなきゃ・・・。

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