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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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向かうのは・・・  ~フメツノフェイス~

  posted by 春海 さな at 08:26:10 │EDIT

今回の小説は風龍凪さんからリクエストを頂き書かせて頂きました。
リクエストは「向かうのは・・・ last」から「向かうのは・・・ Funky・・・」までの間のお話です。

何も考えてなかったのですが、テキトーに書きだしたら こんな適当なお話になっちゃいまました★
書かなかった方が良かったような~?
なんだか消化不良なので もう少し書く・・・かもです。
もう いらね!って言われるかも★

相変わらずタイトル考えるのが苦手で、これまたテキトーに目についたB’Zの曲から拝借いたしました★
素敵なタイトル考えたいにゃ~。








      向かうのは・・・   ~フメツノフェイス~







深夜の冴えた空気の中、蛭魔とまもりは神社までの道のりを並んで歩く。
吐く息は白く、鼻も耳も指先もじんじんして痛い程だ。
 
あの蛭魔君とこうして並んで歩いているなんて…
 
不思議な気分に浸っていたまもりの手をいきなり蛭魔が掴んだ。
 
「糞。冷てぇ手だな。カイロがわりにもなりゃしねぇ」
「蛭魔君の手の方が温かいね。手が冷たい人は心が温かいって言うわよね?」
「何の医学的根拠もねぇ戯れ言だろ。新陳代謝の良い奴は体温が高いんだよ」
「それでお子様は体温高いのね」
「ソウデス。冷え性はババアの証明デス」
「んっもう!蛭魔君っていちいち可愛くない!」
「けっ、女に可愛いなんて言われてたまるか。大体、男を可愛いなんて言うのは何よりババアの証だ」
「そんな事無いわよ。一年の計は元旦に有りって言うのに…今年も蛭魔君は蛭魔君みたいね」
「たりめぇだ。んっな簡単に変わってたまるか。三つ子の魂百までだ」
「蛭魔君なら百どころか延々生きてそう…」
「そう言うてめえは早死に希望か?どうしてもってんなら手伝ってやるぞ?」
「結構です!どんな聖人も蛭魔君の手にかかったら地獄へ真っ逆さまって感じがするもの」
「やっぱ、てめえは早死に希望だろう?そうに違いねぇ」
「はい!おしまい!正月早々物騒な話しは終わり!もうすぐアマツカ神社よ」
 
薄ぼんやりと行く手に神社の明かりが見えてきた。
どうと言う事ない小さな神社だが参拝の列が参道から道路まではみ出している。
 
「暇人が多いな」
「信心深い人って言って下さい」
「イベント事だろ。クリスマスと変わりゃしねぇよ」
「本当にひねくれてるんだから…」
 
二人はおとなしく列の最後尾に並ぶ。
 
「あ、まも!まもじゃない!?」
 
突然かけられた声にまもりは驚いて繋いだ手をほどきそちらを見た。
そこに居たのは中学時代の同級生たちだった。
どうやら お参りを終え、帰る途中にまもりに気づいたらしい。
 
 
「裕子と幸?!わぁ、久しぶり!元気してた?」
「本当、久しぶり!中学卒業以来じゃない!?」
「こんな所でまもに会えるなんて!」
「いや~ん!まもってば相変わらずの美人さん!」
 
周り中の視線を集める程、キャピキャピとまもり達は手を取り合って盛り上がる。
 
「そう言えばまもりは誰と来たの?」
「えっ、あー…友達と?」
「咲蘭やアコと?」
「いや、あの二人とじゃなくて…」
「おら、姉崎さん進みマスヨ」
 
友人二人の目が蛭魔を見たその瞬間、二人は固まった。

あ・・・悪魔!?
 
「あ、ま…まも ごめんね。私たち、お邪魔だったね」
「うんうん。邪魔しちゃったね。ごめんねぇ。私たちもう行くから!じゃ、またね!」
 
二人はそそくさと逃げるように去って行った。
 
「……。」
「…ま、妥当な反応だな。」
 
蛭魔は興味無さげな視線で走り去る二人を見送った。
参道の外まで続いていた列だが進むのは意外と早く、順番が来るまでのしばしの間、二人は無言だった。
 
たいした時間をかけることなくお参りすることができた。
普段、悪魔は神には祈らないと言っている蛭魔だけにお参りの時、どのような態度をとるか一抹の不安を感じていたまもりだったが、それは杞憂に終わった。
礼儀正しいとは言えないまでも、賽銭を投げ、それなりには手を合わせた。
 
お参りを終えた帰り道。
蛭魔は両手をポケットに突っ込み歩き、まもりはその隣を半歩遅れて歩く。
いい加減、無言に耐えきれなくなったまもりが口を開いた。
 
「…蛭魔君。ごめんね…?」
 
蛭魔はチラリと視線だけをまもりに向ける。
 
「えっと…その、同級生に誰と来てるか聞かれた時、友達だって言っちゃって…」
「別にィ」
「せっかく繋いでたのに手も振りほどいちゃって…」
「あの反応されりゃしょうがねんじゃねぇの?」
「しょうがなくない!ただ、ちょっと恥ずかしくって…」
「ほー、恥ずかしい」
「いや、違うのよ?!恥ずかしいってのは、蛭魔君が恋人なのが恥って意味じゃなくて照れくさくてって意味なのよ?同級生に「私の彼氏です」って紹介するのテレちゃって…」
「わかってる」
「本当?」
「本当デスヨ」
「本当の本当?」
「しつこいデスヨ?」
「じゃあ…」
 
まもりはおもむろに蛭魔の腕を掴んだ。
 
「そう言う事で…」
「…何なんデスカネこの手は?」
 
ポケットから引っ張りだした蛭魔の手に自分の手を絡ませてしっかりと繋ぐ。
 
「手を繋いで帰りましょう。恋人同士なんだもん。ね?」
「……。」
 
まもりの笑顔に蛭魔は虚をつかれる。
 
敵わねぇなぁ。
 
思わず苦笑が浮かぶ。
 
「良いんデスカ?近所の人に見られマスヨ?」
「大丈夫。今度はちゃんと紹介できるから。蛭魔君こそテレて逃げないでよ?」
「さぁてねぇ~?」
「もう!」
 
繋いだ手を引っ張り合いながら歩く二人は誰が見ても仲の良い恋人同士だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                    終わり
 
 




ちゃんとリクエストにお答えできているでしょうか?
どうなんだろ~??

近所の神社にお参りするなら 中学の同級生に合うこともアリよね!ってお話でした。
やっぱ友人に彼氏を紹介するのは照れるよね~。

蛭魔さんと付き合うって事は友人たちの反応を甘んじて受けなければならないと云う事・・・・って感じ?
その辺の微妙な所が表現できてなくてガックリです★

次は頑張るゾー!! ←いつもソレじゃん★

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COMMENT[2]
風龍凪 : 2011-01-22(Sat) 14:05:50 │EDIT
無題 
感謝感謝の雨あられです!
次回作もこれからもゴチになりますw
春海さな : 2011-01-23(Sun) 13:52:04 │EDIT
よかった! 
なんじゃこりゃあ!?と云われなくて良かった~v
次回は・・・超脇役(オリキャラ)の短編となりました★

本編の続きは・・・・かけるかにゃ~?
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