青春REAL 7
「あ…あははははは。まさかね」
セナが自分の考えを打ち消した時、コートではファウルを告げる笛が鳴った。
ピ―――!
「オフェンス チャージング!」
審判がファウルをコールした。
「何?どうなったの?ねぇ、まも」
「福田君のオフェンスがファウルって事で、ボールが蛭魔君チームのものになってスローインで試合再開になるの。その上、福田君はファウルが4つ目だからあまり激しいオフェンスが出来なくなるの。次ファウルすると退場だから」
コートではその福田が審判につめよっている。
「なんで俺のファウルなんだよ!?俺は何もしてねぇだろうが!ちゃんと見ろよ!」
「福田やめろ!」
慌てて桜田達が止めに入ったがなおも桜田は審判に食ってかかる。
「今のは蛭魔にテクニカルとるべきだろ!蛭魔に何か弱味でも握られてんのか?!ちったあまともな審判しろよな!」
ピ―――!
「テクニカル・ファウル!」
審判のコールに体育館がどっと湧いた。
「今度は何なの?」
「福田君がテクニカルファウルをとられたの。これで福田君はファウル5つだから退場になった上に蛭魔君チームにフリースローが2本与えられ、その上、ゴールが決まった決まらない関係なく蛭魔君チームのボールで試合再開になるの」
フリースローを蛭魔がきっちり決めた上、試合再開のスローインのボールもスリーポイントで決め、後半開始に16点あった点差は試合時間3分を残し2点となった。
この流れに乗り逆点を狙い福田の抜けた穴を攻めるが桜田チームの必死の抵抗になかなか追加点が奪えない。
ラスト2分を切った時、同点のゴールを決めたものの桜田の渾身のゴールに点差は再び2点となる。
時計はラスト10秒を切った。
攻めあぐねている時間はない。スローインのパスを受けた蛭魔がさけぶ。
「ロングパスだ!走りやがれ!!」
コートの中の全員が一斉に反対側のゴールへと向かい走り出す。
「ケーケケ!俺はケイジャーじゃねぇ。QBなんだよ!」
蛭魔の掛け声につられてマークを外してしまった桜田が慌てて引き返すが時、既に遅し。
ザシュッ!
蛭魔が放ったボールはフロントコートを高く飛び越えて綺麗な放物線を描きながら反対側のリングど真ん中へと吸い込まれていった。
続く
え~っと・・・
私、バスケは体育の時間でしかやった事ないので ルールとか間違ってたら申し訳ない!
点数も 何もロクに考えずにやってたのでちょっとわけわからなくなってます★
しょがねえな~と軽く流して下さいね?ね?

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