posted by 春海 さな
at 00:08:16 │
EDIT
最近 、更新が滞りがちな我がサイトですが
9月6日で 見事2周年を迎えましたー!!
始めた時は 2年も続くとは思ってませんでしたヨ★
そんなにお話が浮かぶなんて・・・。
まあ、似たり寄ったりなお話ばかりですが★
いつまで続けられるかはわかりませんが 続けられるだけ頑張って行きたいと思います!
ので、どうぞ たまには覗きに来てやって下さいねv
今回のお話は・・・頑張ってはみたのですが、途中でわけがわからなくなり
全くどこが記念しょうせつなんじゃい!?ってなモンになっちゃいました★
・・・・誰か こんな可哀想な私にお祝い小説下さいv

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完熟はまだ
「で?どうなのどうなの?」
「え?どうって何が?」
今日、まもりは同じゼミの女子達とお洒落なイタリアンレストランに来ていた。
大学近くの駅前にあるこの店は、夜にはダイニングバーになり、お洒落な雰囲気と手頃な値段のコース料理と会話が気楽に楽しめると女性客に人気の店だ。
女性のみのグループには割り引きサービスが有るのも女性客に人気の理由の一つで、まもり達のグループも、女子会をする時はかなりの頻度で利用している。
まもりが参加している気の置けない仲良しグループの飲み会はちょうど宴もたけなわになった頃だった。
「付き合ってるんでしょ?あの蛭魔君と」
美紀がイタズラっぽい視線を向けている。
「え?…えぇ、まあ」「東京から二人で同じ大学に進むなんて素敵よね~」
紗智がうっとりとした声をあげるが、奈美恵が即座に否定した。
「遠距離恋愛なんてホント駄目だからね。男なんて放っておくとスグ浮気すんだから!」
「実感こもってるねぇ」
「あの馬鹿、たった1ヶ月でよ?!寂しかったからついって…本当に馬鹿!」
カクテルを煽る奈美恵を隣の席の咲子がなだめる。
「で?蛭魔君とはいつから付き合ってるの?」
やけ酒をあおる奈美恵を無視して、再び美紀が聞いてきた。
「えっと…高校2年の終わり…3年になる直前からかな」
「じゃあ付き合いだして1年ちょいなんだ」
「1年なんて、まだラブラブが続いてて良い時期よね。私なんて付き合いだして3年だからもうすっかりマンネリで……トキメキが欲しいったら!」
「本当、紗智と彼氏って熟年カップルの雰囲気漂ってるものね」
咲子がからかうと紗智は大袈裟にため息をついた。
「ふぅ……こうなったら、まものラブラブ話しをとことん聞いてやろうじゃない!ラブ補充よ!さあ!話しなさいっ!!」
「えぇっ?!」
突然降りかかって来た火の粉にまもりは慌てたが、他のメンバーもドリンクの注文をさっさと済ませてすっかり聞く体制に入っており、まもりは白旗をあげるしかなかった。
その後、二人の出会いから付き合うまでの経緯、普段の蛭魔やデートについて等、様々な質問にまもりは答える羽目になった。
「はぁ…。マネージャーとキャプテンの恋愛ってだけでもかなり乙女の憧れなのに、自分たちで創部して弱小校を全国制覇に導いたなんて、なんてドラマチックなのよ?!」
「最初の出逢いは入試会場で印象最悪。あんな人は許せない!って風紀委員になったなんてまもりらしいけど、その最悪な相手と後に付き合うなんて話しもドラマチックよね~」
「ウンウン。しかし蛭魔君って武勇伝に事欠かないねえ~。やることが半端無くない?」
「タダ者じゃないからね」
「なんかさ聞いたんだけど、蛭魔君って中学時代、あの阿含君とつるんでたんでしょ?」
「え?そうなの?そう言えばしょっちゅう阿含君、蛭魔君にチョッカイかけてるもんね。だからか」
「案外、阿含君って構って君だよね~」「だね~」
「だけどサァ、アノ阿含君と中学時代つるんでたって事は…じゃあアッチはどうなのよ?!って話しじゃない?」
途中から意味深に声をひそめた紗智に、皆の瞳が輝きを増した。
「アッチかぁ…」
「アノ阿含君とつるんでたんならかなり!?」
「うわ!興味あるー!」
「そっちの武勇伝も期待大じゃない!?」
「で?で?ソコんとこはどうなのよ?」
「ど…どうって…」
「蛭魔君はかなりのテクニシャンと私は睨んだね!」
「私も!指、凄く長いよね。あの指はかなりでしょう」
「腰もキュッと締まっててさぁ」
「ウンウン。細マッチョだよね」
「体力も知識もかなり有りそうだもんね~」
「で?で?で?実際の所、どうなのよ?」
一斉に興味に満ち溢れた視線がまもりに向かい、まもりはなんともいたたまれない気持ちになった。
「いや…あの…その…」
「もー、まもったらァ。処女でもあるまいに、そんな照れなくても大丈夫よ」
「そうそう、恥ずかしくナイナイ!パーっと白状しちゃいなさい!」
「さもないと蛭魔君は凄く下手って噂が流れるわよん?」
「それはちょっと…」
「はい。これ飲んで勢いつけて洗いざらい吐きなさい」
美紀が新たなカクテルをまもりに差し出したので、仕方なくまもりは口をつける。
カクテルを飲むまもりの顔を皆がじっと見るので、まもりはいたたまれない気持ちになった。
「あ、あのね…話すような事は何もないの…」
「は?それって、蛭魔君はたいした事ないって事?」
「いや、そうじゃなくて… 私、蛭魔君がどうかなんて知らないの」
「うん?他の人を知らないから上手いかどうかわからないって話し?」
「それも違って……」
「違って?」
皆の顔がズイッと寄って来る。
「う~…そのォ…私と蛭魔君はまだそう言う関係じゃないの」
「はい?」
「え……じゃあ…まもりと蛭魔君って清い関係って事?!」
紗智のあげたすっとんきょうな声にまもりは小さくうなずいた。
とたんに皆、口々に驚きの声をあげた。
「マジで?!」
「信じられない!」
「ありえない…」
「あんた達、いくつよ?!」
「一年以上付き合ってんでしょう?!」
「嘘でしょ?」
「あ、もしかしてアレ?敬虔なカトリックってやつ?」
「あぁ、結婚するまでエッチとか禁止ってやつ」
「まもってそうだったんだ」
「いや、別に宗教で禁止されてるからとかそう言うんじゃなくて……ただ今までそう言う雰囲気にならなかったって言うか、機会がなかったって言うか、身体の関係なんてなくても十分って言うか……」
「マジでぇ?!」
「それで一年持つなんてありえない…」
「って言うか、蛭魔君が一年も据え膳状態でいるって言うのが信じられない…」「だよね。蛭魔君は何も言わないの?」「え?別に何も…」
「それで浮気されないわけ?大丈夫なの?」
「…多分」
「蛭魔君って隠し事うまそうだし、まもりが気付いてないだけじゃなくて?」
「え…」
「でも蛭魔君って意外と真面目って言うか…。真面目って言葉はちょっと違う感じがするんだけど……どう言えば良いのかなァ…。うーん。そうね…例えば、アメフトに対してって本当、真摯じゃない?だからさ、好きなモノに対しては本当に真摯なんじゃない?」
奈美恵の言葉に一同は納得した。
「あー、なるほど。確かに蛭魔君は真面目って表現より真摯って方だね」
「うんうん。そう言う感じかも」
「じゃあ、蛭魔君にとってまもりはアメフトと同等の真摯さを持ってるって事ね」
「悪魔の純愛!ひぇ~!」
「まもりってば悪魔をも魅力して虜にする魔性の女ね!ひゅーひゅー」
「かなり違うと思うんだけど…」まもりはみんなの暴走したイメージにただただ苦笑いするしかない。
「でもさ、まもり。いつまでも蛭魔君の優しさの上にあぐらかいてるとトンビに油あげだよ?」
「そうよ!男なんてねぇ、据え膳食わぬわって、理性よりすぐ本能優勢させる馬鹿な生き物なんだから!」
「まあまあ、奈美恵ってば落ち着いて」
「ま、蛭魔君は大丈夫だろうけどさ。まもりの気持ちはどうなのよ?」
「私?」
「今の関係が当たり前になってて、変えるのに躊躇するのはわかるけど、蛭魔君なら大丈夫なんじゃない?何も変わらないと思うよ?」
「そーそー、蛭魔君はその辺のヤりたいだけの男とは違うよ。安心して任せられるよ」
「どーんと悪魔の胸に飛び込んじゃえ!」
「色仕掛けで身も心もメロメロにしちゃえ!」
「ま、後はまもり次第だね」
「あ~本当にラブラブで羨ましいったら!」
「私も純愛した~い!」
「美紀は無理無理」
「なんたって超肉食系女子だもんね」
「ひっどーい!」
キャピキャピじゃれあっていると、突然、まもりの携帯が鳴った。
「あ、ちょっとゴメンね」
「噂をすれば?」
ニヤニヤ笑う友人達に軽く微笑みを返して、まもりはいそいそと携帯を持って席を立った。
「もしもし?」
『てめえはまだ飲み会か?』
「蛭魔君は?」
『糞ドレッドがOLグループをナンパしてカラオケ行くとかほざきやがるからフケた』
「じゃあ、もう帰るの?」
『おー。もう終電ねえだろ?今、帰るならタクシーで送ってやるぞ』
「あ、もうそんな時間なんだ」
『どうする?』
「帰ろうかな…送ってもらえると助かるし。ちょっとみんなに聞いて、また電話するね」
『おー』
通話を終えるとまもりは足早に席に戻った。
すると、すでに友人達が精算の準備をしていた。
「お開きにするの?」
「まもりはお迎えが来るんでしょ?」
「彼氏がお迎えに来てくれない寂しい私達は始発までオールでカラオケって事になったのよ」
「愛の歌を熱唱しまくるわよ!」
「イエーイ!」
「まもり、怖いのなんて最初だけよ」
「慣れるまではそりゃ痛いけどさ、蛭魔君は絶対テクニシャンだから!」
「うんうん。どーんと飛び込んじゃえ!」
「と、言うワケで健闘を祈る!!」
そう言って友人達は親指を立ててイエーイとポーズをまるで練習したかのようにきっちり揃えてまもりに送ってきたので、まもりは真っ赤になりながら、かしましくカラオケ屋へと向かう友人達を見送った。
「何が健闘を祈るなんだか…」
小さく苦笑しながらまもりは携帯を取り出し短縮を押そうとした。
「何が健闘だ?」
「ひっ!」
突然、背後からかけられた声にまもりは飛び上がるほど驚いた。
「ひ、蛭魔君。驚かさないでよ~」
「そんなに驚く事か?」
「うっ…」
「お、タクシー」
蛭魔はまもりをタクシーに押し込むと自分も乗り込み、さっさと行き先を指定した。
「飲み会楽しかった?」
「あー、いつも通りだな。糞ドレッドがナンパしたおかげで早く解散になって良かったって所か」
「そうなんだ…」
どうにも友人達の言葉が気になってまもりは会話がぎこちなくなってしまう。
窓の外に目をやると見慣れた景色に、自分のマンションまでもうすぐな事がわかった。
まもりは暫し葛藤した後、いたって平静を装い蛭魔に声をかけた。
「ねえ蛭魔君。明日は部活も休みだし、せっかくだからお茶でも飲んでかない?」
チラリと視線を送って来る蛭魔にドクドクうるさい心臓を悟らせないようにいつもと変わらない笑顔を送ってみるが、どうにも自分でも白々しいと思ってしまう。
「コーヒーは有るんだろうな?」
「一応あります」
そこでタクシーはまもりのマンションの前に到着した。
いつもは送ってくれた蛭魔が一度タクシーを降り、まもりを降ろしてから再びタクシーに乗り込み帰って行く。
果たして今日はどうなのか……。
相変わらず心臓をドクドクさせながらタクシーをまもりは降りた。
蛭魔はどうするのか…?
蛭魔の様子をうかがうと、蛭魔は再びタクシーに乗り込もうとしている所で…。
まもりはホッとしたような残念なような寂しいような複雑な気分になった、が、再びタクシーから降りて来た蛭魔に驚いた。
「蛭魔君、帰るんじゃなかったの」
「てめえ、タクシーは無料じゃねんだ。乗り逃げさせる気か?」
「あ、そっか」
蛭魔は帰る為ではなく、料金を払う為にタクシーに半身入れただけだった事に今更ながら気付いた。
「で?」
「?」
「コーヒー飲ませてくれんだろ?」
「うん。美味しいクッキーも有るわよ」
「イラネー」
「そう言うと思った」
やはり心臓はうるさいけれど、まもりは蛭魔といつも通りに話せるようになっていた。
自然に会話しながらエレベーターに乗り込み、ごく普通な調子で鍵を開ける。
「どうぞ…」
だが、蛭魔を部屋に招き入れる瞬間は再び緊張感に襲われた。
「……おい。コーヒー飲むだけだ。部室と変わらねえ。んっな変な緊張すんな」
「……」
「うわっ、てめえ、もしかして連れこんで人を襲うつもりか?!」
「襲いません!」
まもりは真っ赤になって即座に反論する。
「じゃあ安心して飲めるな」
ニヤニヤ笑う蛭魔にまもりはやられっぱなしで悔しくなる。
「私は襲わないけど、蛭魔君が襲いたくなったらいつでもどうぞ!」
やけくそで放った言葉は予想外に威力があったようで、まもりは驚きのあまり動きを止めた蛭魔なんてレアなものを見ることができて嬉しくなった。
「それじゃあ遠慮なく頂きマショウカ」
「えっ、いや、あの…」
「いや~、どんなに美味しのか楽しみですネェ」
「…コーヒーよね?コーヒー」
「他に何か?」
「……いえ、別に…」
「ま、後少しだろ」
「え?何?」
「何でもねーよ。気が短いもんで、早くして貰えマスカ?」
「分かりました!」
ズカズカ先に部屋に上がり込んでいく蛭魔の背中に叩き付けるようにまもりは返事を返しす。
すっかりいつもの調子に戻ったまもりは、蛭魔に美味しいコーヒーを入れるべくいそいそとキッチンへと向かった。
終わり
私は一体、何を書きたかったんでしょう?
とりあえず 蛭魔の噂をしゃべらせたかっただけだった・・・・ちゅ~話かも★
posted by 春海 さな
at 01:03:15 │
EDIT
9月と云えば!
私がこのブログサイトを立ち上げたのが 9月6日だった!
忘れるところだった~~。
6日には 何かしらUPできるよう、頑張って書いてますv
だんだんわけのわからない方向に向かっちゃってますが★
どうにかこうにかまとめたい・・・。
さて、本日は『フジワカバ』の風龍凪さんが 素敵小説をプレゼントしてくれたので 早速UPさせて頂きますv
私には到底出せないカラーのお話。
やっぱ個性って素敵ですよねv
私も 読んだ後、良かったって言ってもらえるものを書きたいです。
書けるように 日々精進~~~!!

私の人生(モノガタリ)
魔法使いはみんな素敵だった。
空を飛んで見せて、甘いお菓子を出して、いい夢を見させて、綺麗なドレスに変身させて………
最後には必ず幸せにしてくれるの。
でも私は、魔法使いに出会ってカボチャの馬車に乗る前に、悪魔に拐われてしまったの。
「てめぇは一生俺の奴隷だ、糞マネ。糞チビが可愛けりゃ、しっかり働きやがれ!さもなきゃ……分カリマスヨネ?」
はじめは嫌だったそれが、だんだん嫌じゃなくなってきて…
それで彼が思っていたより寂しそうで…
「拒否っても無駄だ。てめぇには拒否権ないからなぁ」
そう言ったあなたに新しい世界を無理矢理見せられた。
"現実"という名の新しい世界…
私はそのあまりの暗さに泣いてしまうの。
私は今まで砂糖菓子やレースなんかの可愛らしくて、誰も私を傷つけたりしない世界で生きてきたの。
だからあなたが見せる鋭くて泥々していて激しい世界は、私にとって怖いものだった。
「俺の為に笑って、俺の為に泣け」
勝手に一人で泣くんじゃねぇ。
そう言って私を護ってくれたのはあなただった。
あなたはいずれ訪れる悲しくて苦しい世界を私に先に見せた。
涙をあなたは分けあってくれた。
はじめからそのつもりだったの?
「ったく…てめぇは目を離すとすぐにこれだ。いっそ手錠で繋ぐか?」
「………繋いで…」
言い出したくせにあなたは眉を潜める。
私はあなたをただ見つめて、両手首を差し出すの。
「私をずっと繋ぎ止めておいて…」
ワタシヲヒトリニシナイデ
まだ私は一人じゃ新しい世界に立てないから。
まだ私は一人じゃ暗闇を見つめ続けられないから。
まだ私は一人じゃあなたを探しに行けないから。
だから私をずっとずっといつまでも…
あなたの手錠に繋いでおいて。
魔法使いは私をお姫様にはしてくれなかった
鋭くて怖い魔王の生け贄に差し出した
魔王はただの女を護り
ただの女は魔王を愛するの
この人生(モノガタリ)がここで終わったら。
エンドロールが流れて、誰もいなくなってしまったら。
私たちの命が尽きたら。
「私が護ってあげる」
死は二人を別ちはしない。
手錠と鎖に繋がれた二人は…
イツマデモ幸セニ暮ラシマシタトサ
やっぱり魔法使いは奇跡を起こすの。
end
風龍凪さん 素敵小説有難うございましたーvvv
また よろしくお願いしますですvv
私も頑張ります~~~~!
posted by 春海 さな
at 00:22:57 │
EDIT
ついに夏休みが終わってしまいました・・・。
明日から学校だ~。
あ、もう今日か★
一昨日、お風呂に入ってる時、上履きとかを洗いながらぼ~っと考えたお話。
上履きとか体育館シューズとか運動靴とか、貯めてた洗い物一気にやったので1時間もかかってしまって、夏風邪引いてダウン気味な私にはかなりキツかったです。
もっと計画的にやらなきゃダメね★
どうもまだ咳が止まらないので辛いッス。
夏休み終わっちゃった記念小説!
おひまでしたら 暇つぶしにどうぞv

あぁ夏休み
「ねえ、蛭魔君。この間の試合のDVDどこにあるか知らない?」
「俺のロッカーの中」
「ちょっと貸してもらえる?」
「今、手が離せねぇ。勝手に取れ」
「じゃあ取らせてもらうね」
まもりは蛭魔のロッカーの中に有るであろうDVDを探していて、別の物を発見してしまった。
「ん?蛭魔君!上履きロッカーに突っ込んだまま洗ってないじゃない!」
この上履き、一学期の終業式の日、下駄箱に入れっぱなしになっていることに気付いたまもりが、わざわざ「忘れてましたよ」と部室まで持って来て手渡した物だ。かたや蛭魔は受け取ったとたん、部室のロッカーに放り込みそのまま放置を決め込んでいた。
それが再びまもりによって発見されたのだ。
「別に洗わなくても死にゃしねーよ」
「そう言う問題じゃありませやん!明後日ってから二学期なのにどうするの」
「別に。汚いのが嫌なら新しいの買えば良いだろ」
「そんなの駄目です!」
「ウルセー。洗や良いんだろ、洗やあ!」
「もう良いわよ、私が洗っておくから」
「いえいえ、お忙しい糞マネ様の手をわずらわせるのは申し訳アリマセンカラ」
「良いわよ!蛭魔君こそ忙しいんでしょ?!やっておくのでお気遣いなく」
「俺がやるっつってんだろうが」
「いいえ、私がやります。あ、ちょっと蛭魔君!」
まもりの手から上履きを引ったくると蛭魔はさっさと部室を出て行ってしまった。
慌ててまもりも後を追った。
いつ全面戦争に突入するか、ハラハラと二人を遠巻きに見ていたメンバーは、二人が部室の外に出て行った事でようやく肩の力が抜けた。
「あの二人、毎度飽きもせず衝突するなぁ」
黒木が呆れたように皆の思いを口にした。
「ホント。上履きくらいほっときゃ良いのによ。悪魔の上履きが綺麗か汚いかなんて誰も気にしねえっちゅーの」
戸叶もカバンに漫画をしまいながら答えた。
「マネージャーは気になるんだろうよ。ケッ。結局、じゃれてんだろ」
「あぁ、成る程」
十文字の言葉に黒木が納得する。
「じゃあ十文字も上履き、マネージャーに洗ってもらったら良んじゃね?」
「うるせー!」
ゴツン!
余計な事を言って黒木は十文字からげんこつを食らったのだった。
「蛭魔君!ちょっと!何する気!?」
「あん?上履き洗うんだよ」
「だからって!上履きは洗濯機じゃ洗いません!」
いきなり上履きを洗濯機に突っ込もうとした蛭魔をまもりは慌てて止めた。
「じゃあどうやって洗うってんだ?」
「手です!手洗いです!」
「はぁ?そんなの面倒くせーだろうが」
「面倒くさくありません!靴は洗濯機じゃ洗いません!」
「チッ」
舌打ちした蛭魔の手から上履きを奪い返すと、まもりは手際よく上履きをバケツに入れて、洗剤入りの水に浸した。
「靴洗うブラシとか有るのか?」
「はい、これ」
「歯ブラシ?」
「それとこれ」
「歯みがき粉。歯でも磨けと?」
「違います。使い終わった歯ブラシの方が靴ブラシより洗いやすいのよ」
「歯みがき粉は?」
「洗濯洗剤につけた後、洗う時に洗濯洗剤じゃなくて歯みがき粉で洗った方が綺麗になるのよ」
「本当かぁ?」
「本当です!私、いつも靴はそうやって洗ってるもの。生活の知恵ってやつよ。本当だから!蛭魔君もやってみてよ。はい」
バケツから取り出した上履きを渡され、蛭魔はしぶしぶ洗い始める。
その横でまもりももう片方の上履きを洗い始めた。
二人、流しに並んで靴を洗っている姿は、傍目にはとても仲睦まじく見える。
「婆臭ぇ知識は山盛り有るのにナァ…」
上履きを洗いながら蛭魔がボソっと呟く。
「何それ」
「今時な知識が欠落してんナァって話し」
「何それ?私の事?今時の知識だってちゃんと有ります!」
三年に進学してから蛭魔とまもりはいわゆる恋人同士になったのだが、それは今のところ二人だけの秘密であり、みんなの前では付き合っている素振りなど一切見せない。
しかし、二人きりになると……と、言う事も、見た目に反して恋愛に鈍いまもりのせいで一切なかった。
世間では一夏の経験だの、夏の開放感だの言うので、この夏休みにもしかしたら何かしらの進展が……なんて心の片隅で期待していた蛭魔がつい愚痴ってしまったとしても攻められないのではなかろうか?
しかし、まもりには通じない。
「どこどこのケーキが美味いだの、シュークリームがどーだって、ガキの知識だろ」
「ガキじゃありません!それにケーキの情報って女子には重要なんだから!」
「あー、キャンキャンうるせー。おら、洗えたぞ」
「汚れちゃんと落ちた?」
「綺麗なもんだろうが」
「うん。綺麗になったね。じゃあ洗濯機に…」
「靴洗うのに洗濯機は使わないんじゃなかったのか?」
「洗うんじゃなくて脱水です!その方が早く乾くのよ」
「ほっといても明後日までにゃ乾くだろ」
「脱水くらい面倒くさがらないの!」
「うるせー」
水道の水を手で押さえて水鉄砲のようにまもりに水をかけた。
「蛭魔君ー!!」
部室から出て来た3兄弟が水のみ場でじゃれあう二人を遠目に眺める。
「あれで付き合ってるのバレてねぇって思ってるなんてスゲエよな…」
「バレバレだっちゅーの」
「付き合ってますなんて宣言したあかつきにはどんなになんだろーな」
「ケッ」
「おっ、十文字怒るなよォ」
「怒ってねえよ!」
「怒ってんじゃなくて、拗ねてんだよな」
「拗ねてねえ!」
「あぁ、落ち込んでんのか!」
「ちげーよ!てめえらいい加減にしろよ!?」
「いやーん!かずちゃんが怒った~」
ワイワイ賑やかに帰って行く3兄弟も凄く仲良く見えて微笑ましい。
夏休みは終わるが、この関係はまだまだ終わりそうにはなかった――――――。
END
posted by 春海 さな
at 09:24:17 │
EDIT
夏休みが もうすぐ終わりますね・・・。
はあ~・・・・。
私は遊び疲れか、夏風邪をひいちゃったようで ダルい・・・。
これから 追い込みだとか新学期だとかでパワーがいると云うのに★
なんだか 頭がいつも以上にまわらないっす。
わけわからないものになっちゃいましたが・・・とりあえずUP!
え~っと 以前書いた『BE MY BABY』の続きです。
一応 続いてます。
少しでも 楽しんでいただければ・・・。

BE MY LADY
「お母さんおはよう。良い匂いね」
朝の支度を終えたまもりがキッチンに入ると焼きたてのパンの良い香りがした。
「今日はオニオンブレッドとクロワッサンを焼いてみたの。なかなかの自信作よ」
「うわぁ、美味しそう!一個ずつ食べてみようっと」
笑顔で母が焼きたてのパンを入れたバスケットをまもりに差し出したので、まもりはウキウキとしながらバスケットの中から二種類のパンを一個ずつ自分の皿へと取りテーブルへと向かう。
テーブルでは既に朝食を終えた父親が新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた。
「お父さん、おはよう」
「あぁ、おはよう」
挨拶を終えると早速、まもりはパンを食べ始めた。
ベーコンの入ったオニオンブレッドはさすが母が自信作と言うだけあって美味しい。
「まもり、出かけるから今度の日曜日はあけておきなさい」母
手作りの美味しい朝食を先に食べ終え、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいた父親がいきなりまもりに話しをふって来た。
「え?」
「部活は休みなさい。絶対に休みなさい」
「部活は今度の日曜日は休みだし、あったとしてももう一応引退した身だから大丈夫だけど…どうしたの?」
「休みならそれで良い。とにかく、日曜日は出かけるからそのつもりでいるように」
それだけ言うとまもりの父親は仕事に行く準備をして、さっさと出かけてしまった。
有無を言わせぬ父の態度に困惑したまもりは母に視線を送ったが、母は肩をすくめるだけで何も言う事はなかった―――――。
日曜日――――
いつもよりフォーマルな格好をするように言われたまもりは、訳のわからぬまま言われた通りにお洒落した。
化粧はパールピンクの口紅のみだが、オフホワイトのワンピースは全体によく見ると気付く花柄の刺繍が施してありとても上品で、まもりの色の白さと清楚さを引き立てていた。
そんな愛娘の姿に父親は上機嫌だ。
「いや~、良い天気で良かった。まさに『本日はお日柄も良く』って感じの日じゃないか、なぁ。ハッハッハ」
「お父さん、こんな格好させて何処に行く気なの?」
「うん?先月オープンした外資系の、今、マスコミとかで話題のホテルがあるだろ?」
「えぇ、あの有名デザイナーが内装を担当したって連日テレビや雑誌で紹介されているホテルでしょ?」
そのホテルならまもりも知っていた。
ホテルの部屋やサービスの素晴らしさだけでなく、有名な料理人やパティシエが勢揃いしていることでも、今、マスコミを騒がせているホテルだ。
ホテルの料理を食べる為だけにホテルに宿泊する人が多く、予約は半年待ちと聞いた。
「そのホテルのフレンチのコースランチが素晴らしいと聞いて家族で行ってみようと思ったんだよ。そしたら運良く予約が取れてね。おっ、タクシーが来た。さぁ、乗った乗った」
おかしいくらいハイテンションな父親になかば押し込められるようにタクシーに乗ると、まもり達は一路、話題のホテルへと向かった――――――。
ホテルに到着すると一人の女性がロビーで待っていた。
「すまない。待たせてしまったね」
「いえ、私達は前日からこのホテルに泊まっていましたから、気にしないで下さい」
「 では、もう?」
「はい。席の方で待っています」「それは申し訳ないな、急がないと」
「そんなに慌てなくても大丈夫ですよ」
「そうかな。あ、そうだ、紹介がまだだったね。家内と娘だ」
「初めまして。同じ航空会社でCAをしております本庄と申します。いつも姉崎さんにはお世話になっております」
本庄と名乗った女性は年の頃は二十代前半位の控えめな雰囲気の美しい女性だった。
「初めまして。妻の です」
「娘のまもりです」
「両親と弟が待っていますから、挨拶は席の方で…」
「そうだね。さあ、行こう」
本庄と名乗った女性と並んで上機嫌で歩く父親を訝しく思い、まもりは隣を歩く母親に問いかけた。
「ねぇ、お母さん、一体、何が有るの?」
「うーん…行けばわかるわ」
少し困ったような顔をして言葉を濁した母親の態度にまもりは嫌な予感が強くなる。
「まもり。今日はお父さんの顔を立てて、蛭魔君の事は言わないでね」
「えっ?どう言う事?」
小声で耳打ちした母に思わずまもりは聞き返したが、まもりの問いに答える事なく母親は手招きする父親の元へ足早に行ってしまった。
どういう事なのか訳がわからずまもりは眉間の皺を深くしながらも両親の待つ席へと向かった――――――。
「やあ」
席へと到着したまもりは、先に席に着いていた人達の顔ぶれに驚きを隠せなかった。
「本庄さん!鷹君も!お久しぶりです」
席で待っていたのは本庄 と、鷹とその母親らしき女性だった。
さっき、ロビーで待っていた女性も本庄と名乗った。
その時、ようやくさっきの女性は鷹のお姉さんなのだと気付いた。
同席するのは本庄一家とは分かったが、何故このような席が設けられたのかが分からない。
簡単な自己紹介がすんだ頃、料理が運ばれて来た。
美味しい料理を食べながら和やかな雰囲気で会話は進むがみんなの真意が掴めず、まもりは一人、居心地の悪い思いをしていた。
「でも意外だったなぁ。まもりさんはてっきり蛭魔君と付き合っているんだと思っていたよ」
「は?」
突然、本庄からかけられた言葉をぼんやりしていた為に聞いていなかったまもりは聞き返してしまった。
「いやね、まもりさんはてっきり蛭魔君と付き合っているんだと思っていたって話しだよ。ほら、クリスマスボウルの時と言い、ワールドカップの時と言い、本当に息がピッタリでまさに阿吽の呼吸って感じだったから、二人は付き合っているもんだと思っていたよ。」
「えっ…」
まもりは勘違いを訂正しようと思ったが、席に着く前に母親に耳打ちされた言葉を思い出した。
こう言う話題への牽制だったのかしら?
ひとまずまもりは訂正するのを止め、笑顔で会話を流した。
「まもりさんが彼女になってくれるなら鷹も安心だし、私達も安心だ。うちの鷹と来たらアメフトと読書以外にはとんと無頓着でね」
「うちのまもりも中学時代はテニスでそこそこの成績を残したんだから高校でもやれば良かったのに、上には進まず何を思ったか部活に入らず委員会に入ったりして。ようやく部活に入ったと思ったら今度はマネージャーで。本当に何がしたいんだと思ってましたが、そのおかげで鷹君と知りあっていたんだからあながち無駄ではなかったと言うか、運命を感じますなァ。なあ?まもり。ハッハッハ」
「………」
上機嫌の父親にまもりは返す言葉もない。
まもりは父親の思惑をしっかり理解した。
可愛い一人娘がどこの馬の骨どころではない悪魔と呼ばれる男と付き合っているのが許せず、別れさせる為に自分の眼鏡に叶った男と見合いさせることにしたに違いない。
良い物件を出されたからってさっさとそちらに乗り換えるような娘で良いのかしら?それはそれで問題だと思うんだけど…。
和やかな会食の雰囲気を壊すわけにもいかず露骨には態度にはださなかったが、こんな気分ではせっかくのコース料理の味も半減で…皆に気付かれぬようまもりは小さくため息をついた。
「お料理がお口に合いませんか?糞お嬢様」
「!?」
驚いて顔を上げたまもりの目に飛び込んで来たのはボーイの格好をした蛭魔だった。
「き、貴様!こんな所で何しているんだ?!」
「見てわかりませんかネェ?真面目にバイトしてるんデスヨ?ま、今日で辞めるけどな」
一同、あっけにとられて二の句が出ない。
「いや~、こんな所で会うなんて運命ですネェ~」
ニタ~と人をおちょくる笑顔を浮かべる蛭魔に父親の怒りのボルテージはぐんぐん上がっていく。
「運命なんて軽々しく口にするな!」
最初に口にしたのは自分なのにその事は棚に上げて盾夫は声をあらげた。
「異常なまでに糖分を過剰摂取する娘がいき遅れねえか不安でたまらない親心はわかる、が、安心しやがれ。娘はきっちり責任持って俺がもらってやるから」
「なっ…」
最高に悪魔的な笑顔で高らかに宣言した蛭魔に見惚れて誰も動けない。
「っつーワケでこいつはもらって行かせて頂きマス」
そう言うや、蛭魔はまもりを鮮やかにさらって行った。
「蛭魔君、なんでここがわかったの?」誰も追って来ない事を確信した二人は走るのをやめた。二人は今、ホテルにほど近い公園内にいた。「現代は情報社会デスヨ」
「あ、もしかして鷹君?」
「糖分偏執狂な女は願い下げだとよ」
「鷹君はそんなこと言いません!でも、鷹君からのメールで飛んで来てくれたのね」
「別に飛んでなんかねえ。てめえ、何ニヤついてんだ?!気持ち悪いからそのニヤケ面やめやがれ」
「だって蛭魔君が…んふふふふ」
「気色悪い顔やめろ。糖分多量摂取でとうとう脳がヤられたか?んっな女は俺も願い下げだ。てめえはホテルに戻りヤガレ」
「今更帰れません。あのホテルのデザートとっても美味しいらしいのよね」
「とっとと帰って気の済むまで食ってこい」
「帰れません。帰りません。蛭魔君が責任持ってくれるんでしょ?」
「あー、ありゃあヤメだヤメ」
「計画が狂ったこと無い人が何言ってるの。計画の取り止めは無しです。って事で、この近くに最近オープンしたカフェがあるのでそこに行きましょう」「あぁ?どうなったらそうなるんだ?」
「だって雑誌で紹介されてるの見て行って見たかったんだもの。コーヒーもこだわってるらしいからきっと蛭魔君も気に入るって、ね?」
「不味かったら速攻帰るからな」
「大丈夫!お茶しながら話し合いましょう」
「議題はいかにして糖分中毒を克服するかか?」
「違います。議題は蛭魔君と私の未来についてです」
「んっなこと話すよりは行動だろう?」
「えっ?」
「あの店に入るのと、てめえの希望の店に入るの、てめえはどっちを選択する?」
「あの店って…」
蛭魔が顎をしゃくって示した先にあったのは、超有名なジュエリー店。
内側から鍵がかけられており、入るには中から鍵を開けてもらわなければならないと言う高級店だ。そんな店で買って貰えるジュエリーと言ったら……。
まもりの胸は一気に高まるが、同時に一抹の不安もよぎる。
「蛭魔君……あの店で脅迫手帳使うつもりじゃないよね?」
「あん?」
「脅迫手帳で9割引なんて無茶を…」
いや、9割引でも普通、高校生には高いし…。
「おのぞみとあらばイタシマショウカ?」
「結構です」
「んっなセコイ真似するか。なんなら一番高いやつ買ってやろうか?」
「結構です…。一番安いので良い」
「却下!」
「え…」
「せめて一番似合うのって言いやがれ」
「一番似合うの……それって、結局、一番安いのだとか言うおち?」
「そりゃあてめえ次第だな」
「…じゃあ、一番似合うのでよろしくお願いいたします」
そう言ってまもりはぺこりと頭を下げた。
蛭魔は満足気な笑みを浮かべると、まもりの手を引きジュエリー店へと入って行った。
終わり
posted by 春海 さな
at 08:21:01 │
EDIT
お盆過ぎたのに まだまだ暑いですね・・・。
お盆は父方の田舎に帰って川遊びしたり、ボーリング行ったり、海に行ったりしましたv
海では 隣の女子大生の水着が可愛くて 来年はちょっと可愛い水着買おうかな~なんて思ったり、まもりだったらどんな水着が良いかな?なんて浜辺を妄想しながら見回してました★
蛭魔さんはなんで上半身裸になってくれないんでしょう?
下もレギンスみたいなやつだし・・・。
あ、あれって競泳用の水着!?
・・・・海で泳ぐのも体を鍛えるため!?
そんなの進と頭の中大差ないじゃん★
・・・・そう言えば 好みの女性も二人ともマネージャーだったっけ・・・。
実は蛭魔と進って似たもの同志!?
こんなしがないサイトにお越しいただき、拍手まで!
有難うございますv
結構、過去の作品にも拍手頂いちゃったりしてて嬉しい限りですv
しかし、書いた本人が タイトル読んでもどんな話だったか思い出せず・・・・
カテゴリーすらわからず 探しまくると云う体たらく★
なかなかすすまない宿題のあいまに ちまちまとお話書いてます。
どんどん 私は何が書きたかったんだ??ってな話になってってます・・・。
どうにか数日中にUPできれば良いのですが・・・。
頑張ろう!

posted by 春海 さな
at 09:37:17 │
EDIT
ようやく学校から解放されて、ヤレヤレ宿題をせねば~ 宿題ってなになにあったっけ?と確認して青ざめた。
去年より 大幅増量!!!
なんで一気にこんな増えてるのー!?
お盆までに終わらせるなんて無理!!
・・・・とりあえず頑張ってはみたけれど無理でした・・・。
蛭魔さん並みの頭があれば~~!!!
だいたい八月に入って1週間過ぎた時点でようやく宿題を確認するって時点で終わってるヨ★
なんとか8月中に終わらせねば~~~~!!!
9月 にずれ込むのは避けたい・・・・。
さて、本日は久々の更新ですv
フジワカバの風龍凪さんに素敵小説を頂いたので そのお礼にと書いたものなのですが・・・
どうもダメね。
文章がまとまらない。
いつものことですが・・・・やっぱ感想文苦手なだけはあるワ★

token
「あれ?まもり姉ちゃん、救急箱出してどうかしたの!?」
「まもりさん 怪我したんすか!?」
放課後、部室にやって来たメンバー達は、救急箱の中を探しているまもりを見て何ごとかと寄って来た。
「あ、違うの。怪我とかじゃないの」
「本当?」
人の事は過剰なくらい心配するのに 自分の事は無頓着に大丈夫と片付けてしまうまもりにメンバー達は素直には引き下がらない。
「本当よ。ちょっとね、虫に刺されたかもしれないから薬でも塗っておこうかと思っただけよ」
「虫に刺された!?」
「何の虫に刺されたの!?」
「まもりさんを刺すなんてケシカラ――ン!」
「まさか蜂とかヤバい虫か!?」
「病院行った方が良んじゃね?」
虫に刺されたと聞いた途端、慌てだしたメンバーを、まもりは急いで制した。
「大丈夫!大丈夫だから!本当に!ちょっと赤くなってるから薬でもって思っただけで、痛くも痒くもないの。放っておいても大丈夫な位の虫刺されなの」
「痒くも痛くもないの?」
「うん。制服の時には気付かなかったんだけど、Tシャツに着替えた時に鏡を見て気付いたの。だから本当に痛くも痒くもないのよ」
「どんな感じに赤いの?」
「ほら、ここ。わかる?Tシャツからギリギリ出る辺り。鎖骨の所」
「あ、本当だ」
「ぽつんと赤いっすね」
「何の虫に刺されたんだろ?蚊じゃないよね」
「他には大丈夫なんすか?」
「うーん、多分。痛くも痒くもないからわからないけど…」
セナ達の後ろからまもりを見ていた戸叶が隣に立っている十文字に声をかけた。
「おい。アレって…」
「あぁ…」
「だよなぁ…」
ガラリ
「あれぇ?みんなどうしたの?」
ドアが開き栗田と武蔵が入って来た。
何ごとが起きているのかわからない二人にモン太が身振り手振りで現状を説明した。
「虫刺されの薬は救急箱には入ってないよね。買いに行った方が良いかな?」
「いや、それは…」
まもりの虫刺されの痕を見て、薬を買いに行くべきか思案する栗田に、何かを悟った武蔵は言葉をつまらせる。
「何やってやがる?さっさと部活の準備しやがれ!!」
部室に入って来るなり、着替えも準備も済んでいないメンバーに蛭魔がキレた。
「だって蛭魔~」
慌てて栗田が蛭魔を止めてわけを話した。
「………」
栗田から簡単な説明を受けた蛭魔はまもりを一瞥すると、再びキレて銃を乱射した。
「下らねー事やってねーで、とっとと準備しやがれ!!」
「ヒィィ~~!」
「ハイィーー!」
セナ達は慌てて着替えるとグランドへと転がるように飛び出して行った。
「もう!蛭魔君!」
まもりの文句を無視して救急箱の中を乱暴にあさると、蛭魔はまもりに何かを差し出した。
「何?」
渡されたのは小さな絆創膏。
「そう言う時はバレねえようにこっそり貼っとくモンなんだよ!ったく」
「へ?」
まもりは言われた意味がわからず、グランドへと出て行った蛭魔と自分の手の中の絆創膏を見比べ、そして鏡に映った自分を見て――――………
「!!!」
虫の正体に気付いたまもりは一人、部室で真っ赤になったのだった★
終わり
ありがちネタ~★
夏だから 頭がゆだってるから~ 許してネv
posted by 春海 さな
at 23:28:35 │
EDIT
暑い!
暑すぎる~~!!
こんなに暑くて節電なんて無理なんじゃあ・・・・。
我慢してると死んじゃうヨ・・・・いや、マジで。
暑さでダルダルな私に、なんと!
『フジワカバ』の風龍凪さんが 素敵小説をくれました~~~vv
嬉しい~~~vv
風龍凪さん 有難う!!!
ウチのパソコンではタイトルを入力したら『涼の獲り方』と出ましたよ★
蛭魔さん的にはそうかも~~~★
私も頑張って早くお返しせねば~~~~~。
が、がんばります!!

涼の取り方
「蛭魔君、暑いわぁ…」
「忍耐が足りねぇんだろ」
「そんなことないわよ?」
節電だかなんだかでクーラーを強制的に消しやがったヤツの台詞じゃねぇ。
来る途中に買ったアイスを貪り食って、人ん家のソファに勝手に寝そべり、団扇で扇ぎながらなお言うか。
「暑いわぁ…」
足をパタパタとさせてぐだぐだするまもり。
今日は暑いからと言って、紺のキャミソールタイプの服にベリーショートパンツ、生足。誘っているとしか思えない服装に、目も当てられねぇ。
「ひぃるぅまぁくぅん」
「…ハァイィ…」
「あぁつぅいぃねぇ」
「ソォウデェスネェ」
「…本当に暑いわ」
「クーラーつけりゃいいじゃねぇか」
「でも節電しなきゃ」
「勝手にしやがれ」
まもりはため息をついて仰向けに倒れる。
目に毒な光景を見せつけてやがるのか?
いや、この天然記念物級の天然なまもりが、そんなことをするはずがない。
だが、つい目がいってしまうのは仕方がないことだろう。
「いっそシャワーを浴びてみようかしら?」
暑さのせいで"まともな思考回路じゃなくなった俺は、一つイイコトを思い付いた。
「汗かいてからの方が気持ちいいぞ」
「あ、そうね!でも外に出たくないわ」
「家ん中でもかなり汗かける方法があるじゃねぇか」
「え?本当に?」
「手伝って差し上げマショウカ?」
「え…あ…いや……遠慮しようかな…っ」
「イヤイヤ、遠慮ナンテ僕ラノ仲ニハイリマセンヨ」
「きゃぁぁ!!」
「ケーケケケ!!」
あぁ、あついあつい
終わり
暑い!
熱い!
甘い!
しかし、このうだる暑さの中、体温高そうな蛭魔さんに抱きしめられるのはカンベンしていただきたいよね・・・まもりさん。
蛭魔さんは良いよね。
人間のお尻、特に女性のお尻は冷たいからねv
昔、エジプトの女王様は暑い夜は並べた女性のお尻の上で寝てたそうですからね★
ぜひ、蛭魔さんもどうぞv
風龍凪さん ありがとうねーーーー!!!
お礼はどうぞ気長にお待ちくださいませ・・・・。