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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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  posted by at 02:13:14 │EDIT
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彼の指  彼女の耳

  posted by 春海 さな at 23:16:18 │EDIT

テレビはあまり見ない方ですが 最近、さんまさんの「ホンマでっかTV」が好きで観てます。

下ネタもありますが、なんと言っても脳科学だとか、行動心理学なんぞが聞いてて面白いです。
登場する先生方がみんな 個性的でこれまた面白い!
テレビ局ってよくこんな面白い人たちを見つけてくるな~と感心してしまいます。

水曜日のゴールデンに進出するそうだけど・・・・どうなるんだろう?
11時からの30分だからこその味なような気がするんだけど・・・・。

・・・で、このテレビ観てると 色々ネタが浮かびます。
今回のお話も この番組が元ネタ。
手は以前、聞いたんだけど、耳はこの番組で知ったのです。
・・・で、こんなアホな話になったのでした★

実は 一番最初に思いついた蛭×姉話だったりするのです★
アホですね~。





      彼の指 彼女の耳






クリスマスボールまで後わずか。
練習に熱が入るのは勿論、データ分析、整理等も佳境に入り 帰宅が遅くなる日が続いていた。

今日も部活終了後、部室でデータ整理をしていたまもりは少し休憩するべく 自分と蛭魔のコーヒーを入れた。

コーヒーを受け取りこそしたものの蛭魔は一口飲んだだけでコーヒーをテーブルに置くと再びパソコンに戻ってしまった。
そんな蛭魔に聞こえないように小さくため息をつくとミルクたっぷりのコーヒーを飲んだ。

何の会話もない、蛭魔のキーボードを打つ音しか聞こえない部室でまもりの視線は自然とキーボードの上を滑らかに動く蛭魔の指を見つめる。

「いつまで人の手見りゃ気が済むんだ?仕事は終わったのかよ糞マネ」

突然 声をかけられまもりは驚いてコーヒーカップを危うく落としそうになった。

「後少しです。…見てるの気付いてたの?」
「そんだけ遠慮なくじろじろ見られりゃ馬鹿でも気付く」
「そんなじろじろなんて見てません!」
「入れたてのコーヒーがぬるくなるくらいにはじろじろ見てたぜ」

言われて見れば確かにすでにコーヒーから湯気はたっていない。
ニヤリと意地悪く笑う蛭魔にまもりは反論できずに口をつぐんだ。
ぬるくなったコーヒーを飲みながら つい目はコーヒーカップを持つ蛭魔の指を見る。

「良く男子って足首の細い子が良いとか 胸の大きな子が良いとか言うじゃない?」
「あん?」

まもりの発言の意図が掴めず蛭魔は眉をひそめた。

「女子もね 男子の背中が良いとか喉仏が良いとか話したりするのね」
「ほぉ」
「で、今日、そう言う話題になって友達に男子の何処が好き?って聞かれたんだけど…そんな事考えた事もなかったからその時は答えられなかったのよね。だけど…蛭魔君の指 見てたら指が好きかもって思ったの。蛭魔君の指って太過ぎず細すぎずスラッと長くて少し節ばってるけど無骨な訳じゃなくて滑らかに良く動いて、私はこう言う指が好きかもって思って」
「ほぉ、大絶賛の上に衝撃告白だなぁ」

ニヤニヤと嫌な笑いをする蛭魔に自分が“好き”を連発した事に気付き慌ててまもりは訂正した

「好きなのは蛭魔君じゃなくて蛭魔君の指だからね!指!指なのよ!」

あまりの剣幕に蛭魔は少々鼻白んだ

「わかったわかった てめえの好きなのは俺じゃなくて俺の指で良いんだろ」
「…う、うん」

小さくなって頷くまもりに「アホらしい」と思いつつも頭をもたげたイタズラ心を押さえられない蛭魔は手早くパソコンを片付けながら「俺もてめえの耳 好きだぜ?」と なんでもない事の様にさらりと言葉を投げた。

受けたまもりはいきなりの言葉にどう受け答えるべきかわからず口をパクパク開閉するしか出来なかった。
いつの間にかすっかり帰り支度の整った蛭魔は未だに固まっているまもりに近づくとまもりの髪をかきあげその耳にかけると露になった耳たぶを優しく指で挟んだ。親指のはらでゆっくり撫でながら「お前の耳は形が良いから好きだ」と耳元で静かに囁いた。

まもりは今の二人の状態が上手く把握できず固まってしまった。
そんなまもりに蛭魔は満足気な笑みを浮かべると耳を放した。
指が離れた事にまもりがほっとした瞬間、その一瞬を狙っように蛭魔の指が遠慮なくまもりの耳の穴にぷすっと突きさされた。

「きゃっ!」

いきなりの事にまもりは飛び上がり耳を押さえた。

「なななな 何するのよ!?」
「やっぱりな」
「は?」
「俺達は相性良いな」
「何の事?!」
「おら 帰るぞ」

蛭魔はさっさと鞄を持ち部室から出て行こうとしている。

「何なのよ?!私、まだ書類が残ってるんだけど!?」
「甘くせぇ これ以上付き合えるか!残りは家でして来やがれ!」
「もぉ 勝手なんだからぁ」

ぶつぶつ言いながらも手早く荷物をまとめるとまもりは蛭魔の後を追った。



数日後の昼休み。
今日も「メガネをかけてる男子が良い」とか「喉仏が好き」とか数人の女子が集まって男子の萌えポイントについて盛り上がっていた。

「まもはどこかキュンと来るとこないの?」と聞かれたので おずおずと「しいてあげるなら 指かな?」と答えた。当たり障りの無い答えだと思ったのに「指」と言ったとたん一人の女子が「いや~んまもったらイヤラし~」と返され面くらう。

「なんで?!何が??どうして?」

訳が分からないまもりに友人は笑いながら謝罪した。

「あはは ごめんごめん いつ誰が指って言うかって思ってたんだ」
「指がどうかしたの?」

他の女子も興味深気に身を乗り出して来た。

「この前テレビで言ってたんだけど、人間の体ってDNAの配列が設計図じゃない?で、手の指や足の指とか末端は全部同じ設計図で出来てるんだって」
「だから?」
「だからぁ 男子にはもう一ヶ所末端が有るでしょ?」
「?」
「末端?」
「…それって…」
「そうアソコ」

ニヤリと笑いながら出た答えに一瞬の沈黙の後、皆が口ぐちに「イヤだぁ」「何言うのよ」と騒ぎだした。

「それって…じゃあパンツ脱がなくても男子のアソコがどんなか分かっちゃうってこと?!」
「うわ男子可哀想~」
「これから男子の手ばっか見ちゃいそう」
「そんな話聞いたら嫌でも目が行くよね…」

女子がわいわい騒ぐ中、まもりは固まっていた。

私ってば蛭魔君の指が好きだって連発してなかった…?
それに蛭魔君は衝撃告白って言ってた…アレって…蛭魔君はこの話しを知ってたから…?
私ってば ひ、蛭魔君のアソコ誉めまくったみたいじゃない?!
やだぁ…

あまりの衝撃にまもりは二の句がつげない。
そんなまもりに気付くことなく女子達の話しは続く。

「甘いなぁ 外見からバレちゃうのは男子だけじゃないのだよ諸君」
「えぇ?!」
「ウソぉ~!」
「何がバレちゃうっての!?」

女子達が身を乗り出して答えを待つ。
その間、まもりは一つの答えを思い付き嫌な予感にさいなまれた。

「それはねぇ。耳の穴と手前の出っ張りの幅で女の子のアソコがキツいか弛いか分かっちゃうらしいよ」
「それって狭い方が良いのよね?」
「そうそう 締まりが良いって悦ばれるわけよ」
「え~私の幅どう?!」
「え、ちょっと広いんじゃない!?」
「ウソぉ?!ちょっとアンタの見せてごらんなさいよ」
「イヤだぁ」

あまりの騒がしさに教室中の視線がまもり達のグループにむけられるが まもりはそんな視線を感じる余裕もなく、ただただ頭の中で「相性が良いって…相性が…」と繰り返すしかできなかった。

その後、まもりはしばらく蛭魔の手を見ることができず、悪魔にかっこうのからかいネタを提供することになった。

噂の真相が判明するのはもう少し先のお話。







                              Fin





・・・アホですね。
アホでスミマセン~。

小説書いてると 必ず、蛭魔が予定外の行動をしてくれます。
今回は 部室からさっさと帰宅しちゃいました。
ちょっと その気になっちゃいそうで慌てたらしいです。
・・・・格好良い蛭魔さんの書き方 誰か教えてください~~。

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COMMENT[1]
風龍凪 : 2010-09-24(Fri) 09:26:38 │EDIT
無題 
え~~~っと・・・
カッコいいかどうかは判りかねますが・・・
私が書いた小説デス・・・。
すみません・・・
―――――――――――――
『〇年〇組の××っていうんですけどぉ~。…あのぉ~…もし良ければぁ~私と付き合って下さい,みたいな~?』

夏を迎えて

幾度となく聞いてきたくだらねぇ台詞。代わり映えのしない毎日。
「俺のどこが好きなんだ?」
『えぇ~…?どこがってぇ~カッコいいしぃ~天才だし~…』
「てめえとは付き合えねぇ。他を当たりな。」
『え?な…なんで!?』
「てめえが嫌いだからだ。」
俺はそんなに"かっこよく"も"天才"でもねぇ。
俺はたった一人の女の事で手一杯なんだ…
早く…
あいつを我が物にしようとしてんだよ…
でないと…
壊してしまう…
***********
「おいおい。今の男。かなり女子の間で人気だった奴じゃねぇか?」
「貴方には関係ないわ、蛭魔君。」
「ケケケ…」
一体何人に告られた?
一体何人振ってきた?
なぁ…教えやがれ
一体何時からお前だけしか見えなくなった?
「まぁ、良かったな。」
「は…?」
「最近毎日じゃね?」
「だから…?」
「だから、誰か良い奴いなかったのか?」
「………」
あいつが誰とも付き合わないなら万々歳だ。
あいつがいなくなったら今まで通りに振る舞える自信がねぇ。
あぁ…今わかった。
これが恋というものか…
「…蛭魔君?」
「あぁ?」
「ありがとう。」
お前の問いの意味何時も解らない。
故にお前を傷付けてしまう。
「…姉崎。」
「今日は体調悪いから帰るね…」
「何一つ解ってねぇな。」
「…?」
「まぁ、お前はそういう奴だったな…」
「…ごめんなさい。蛭魔君が何を言っているのか解らないわ。」
「今、ここには俺とお前だけだ。だから、正直に言ってやる。」
「何を?」
「お前が好きだ。」
こんな言葉なんて戯れ言だ。
「嘘だ…」
「何が嘘だ?」
「じゃぁ、聞くわ。私のどこが好きなの?」
お前だけは違った。見掛けなんて一つも見ずに俺に突っ掛かってきた。中身を餓鬼みたいに全部ぶちまけて。他の奴等とは一線を引いていた。
「どこが…ねぇ。考えた事がねぇな。あえて言うなら俺と対等に張り合えるからか?」
愛も何もない言葉。
それしか持ってねぇんだ…
だが、それが俺のお前にだけ言える本音…
「で?Yes or NO?」
少し夏が近くなってきた頃の話
春海 さな:2010-09-25-Sat 07:56:40
声を大にして即答でYes!!!
風龍凪さま

うわ!
ありがとうございます!!
格好良いですよ~~~!!!
しゅてきv
正直な蛭魔!!
なかなかこれが書けないんですよね・・・。
まもりはスグ臨戦態勢突入しちゃうし。

作品、全部読ませていただきましたが どれも風龍凪さまの雰囲気が良く出ていて素敵な作品で、ウットリでしたv

ありがとうございましたvvv
私もお邪魔させていただくので、こちらにもまたお越しくださいね。
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