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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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サクラサク  後編

  posted by 春海 さな at 23:13:20 │EDIT
ようやくUPです!
時間が思いのほかかかっちゃった・・・。

最近、眠くて眠くて・・・春の陽気のせいでしょうか?
頭ん中が春です。
ぽやや~~ん。

どんなに書いても やっぱりウチの蛭魔は蛭魔で、まもりはまもり。
相変わらずです★

次はカウンター12000記念小説も書かなきゃ~~!
次回は大学入学後のお話・・・になる予定。
予定はあくまで予定で未定です★

頑張りま~~す!










    サクラサク  後編







炎魔大に行けば高校と同じようにみんなと居られると思っていたのに…。
炎魔大、どうしようかな…。


昨日、栗田に蛭魔の進路を聞いてから、まもりは再び進路で迷っていた。


蛭魔君が居ないだけできっとセナとモン太君は炎魔大だろうし、もしかしたら鈴音ちゃんも炎魔大かもしれない、そうなったらきっと高校時代とそんなに変わらない気がする。


蛭魔君が居ないだけで…。


そこでまもりは一つため息をついた。
自分でもよくわからない。
蛭魔が居ないだけで何故心が揺れるのか。


…根っからの世話焼き気質のせいかしら?
蛭魔君が他人に迷惑かけないか心配なのかなぁ?


まもりは自分の気持ちが掴めず迷い続けていた。


「ねぇ、そう言えば蛭魔君って関西の大学に行くって本当?」


部活が終わり、もう当たり前となった蛭魔と二人だけの居残りの書類整理をしている時、まもりは蛭魔に進路を尋ねてみた。


「てめえは炎魔大に行くらしいな。相変わらずの保護者根性ご苦労なこった」
「別にまだ炎魔大に行くと決めたわけじゃないわ。それに保護者根性って何?セナを守らなきゃとかそう言うのは卒業しましたから!関係無いです。」


きっぱりと言い切るまもりに蛭魔は馬鹿にしたように鼻を鳴らした。


「じゃあてめえが炎魔大に行く理由はなんだ?そもそも大学自体何の為に行くんだ?」
「大学に行く理由は教職を取りたいからよ」
「炎魔行って教職就ける奴は少ねぇぞ?アソコはそもそものレベルが低きんだよ。本当に教職目指すんならもっと上のレベル選択すべきだろうが?クオリティの低いのに教えられるなんざ教えられる方も勘弁ってもんだ」
「……。」


容赦無い蛭魔の物言いにまもりは黙りこんでしまった。


「友人に誘われたからってトボけた理由で何の考えも目的もなく泥門選んだてめえには、まあ、お似合いの選択かもなぁ。」


この言葉にまもりはカチンと来た。


「確かに泥門選んだのは友達に誘われたからだけど、ちゃんと目的を持って入学しました!」
「ほぅ、どんな崇高な目的があったんデスカネェ?」
「入試の時、とんでもなく傍若無人な人を見て許せなくて泥門に入学できたら風紀委員に入ろうって思ったのよ!」


----------あ、珍しい。

蛭魔がキョトンとした顔をしている。
蛭魔にそんな顔をさせられた事にまもりの気分は少し上向いた。


「ふん、で?目標は達成できたか?」
「残念ながら全く!それどころか増長してる感じ」
「ケケケ。そりゃあ残念だったナァ」


---------あ、なんだか蛭魔君、機嫌良くなってる。


喜怒哀楽の表現が激しい割りに心の中は読ませない蛭魔の微かな感情を感じる事ができてまもりは嬉しくなる。


「確かに最初は友達に誘われたから来た泥門だけど、その選択は間違いじゃなかったって思うの。セナが入学して来て、一緒にデビルバッツに入って、クリスマスボウル目指して…。泥門に来て本当に良かったって思える。」


まもりの心からの言葉に蛭魔の口元も心底嬉しそうな笑みを微かにたたえた。
その蛭魔の顔を見た主義、何か付き物がストンととれたように全てが理解出来た気がした。
バラバラだったピースがぴったりはまったように自分の気持ちがはっきりと理解できた。


「あぁ、そうか…」
「?」
「うん。大学に行く理由と目的がわかったわ」


一気に目の前が開けたような感覚に自然と笑顔がこぼれる。


「私ね、大学に行っても高校時代と同じように過ごせたらって思ってたんだけど、それは間違いだったわ。私は他の誰でもない、蛭魔君とまた一緒にアメフトがやりたいんだわ」


まもりの言葉を茶化す事なく蛭魔は黙って聞いている。


「これって…この気持ちって…どうしようもない世話焼き気質のせいかしら?!大学で蛭魔君が誰かに酷いことしないか気になってしょうがないんですもの!かなり末期よね…」


まもりの言葉に一瞬呆けた顔をした蛭魔だったが、次の瞬間には涙を流しながら大爆笑した。


「ケーケケケ!糞マネ!諦めやがれ。そりゃあ末期を通り越して終わってる。見上げた奴隷根性だ。進路用紙にさっさと最京大って書きやがれ!」
「うん。」


まもりは悩んでいたのが嘘のようにさらさらと進路用紙に大学名を書き込んだ。
記入の済んだ用紙をまもりからひったくると蛭魔は「労働力GET~~!」と言いながら用紙を見せびらかすようにヒラヒラと愉しげに手を高く掲げた。


「あ、何するの!ヤメテ下さい!」


言葉は怒っているがまもりの顔も愉しげだ。


「覚悟しろよ糞マネ」


進路用紙を返しながら真剣な顔で蛭魔がまもりを見つめて言う。


「うん。目指せ!ライスボウル!よね」
「おう!…ま、色々覚悟しやがれ」
「何を?」
「ナニを」
「はぁ?」


ニヤリと笑う蛭魔に意味がわからないまもりは聞き返すが軽くかわされてしまった。

「もぅ、なんなの?」
「何でもないデス。ケケケ」
「なんなのよー!」



二人のじゃれあいはまだ続く。
桜の花が咲くのはもう少し先のお話し。









                   END





あれ??
まもりさんの台詞に「はい~?!」と驚いたのは私です。
なんでこんな結末に!?
考えていたものと違うんですが・・・・
違うとはわかるけど、何が違うのかわからない。
わかったら後編書きなおす・・・・かも?

う~ん・・・・小説書くのってやっぱ難しいですね★

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COMMENT[2]
風龍凪 : 2011-04-08(Fri) 15:31:21 │EDIT
無題 
くっ!
なんていい小説をお書きになる!!
この展開…非常においしい!
これからも蛭魔は蛭魔、まもりはまもりの作品を楽しみにしています!
おからだにきをつけて!
春海さな : 2011-04-09(Sat) 01:37:45 │EDIT
こんなのですが★ 
少しでも気に入っていただけました?
最初考えていたのはもう少ししっとりしたお話だったハズなんですが・・・。
この展開美味しいですか?
良かったらこのネタで1本書いて下さいなv
うふふ~。
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