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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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イコール・ベクトルType A

  posted by 春海 さな at 23:56:41 │EDIT
とりあえず31000記念小説UP!

全然、記念小説じゃないけど★

もと華やかなお話が書きたいけどなかなか・・・・。
本人が華やかではないと難しいですね~。


このお話
途中から話が2種類に枝わかれしちゃいまして・・・
また 後でそちらの話を描こうと思ってたんだけど、その話ってどんな話だったっけ??って忘れちゃってる!!
ダメじゃん!!

頑張って思い出します★






「姉崎さん!お、俺と付き合って下さい!」
「ごめんなさい」





イコール・ベクトル Type A





「はぁ…」


部員たちの飲み物の準備をしながら、まもりは大きなため息をついた。


「どうしたの?ため息なんかついちゃって」
「体調悪いの?」


同じマネージャーの吉永と夏目が心配そうにまもりに声をかけた。


「あ、いや、何でもないの。大丈夫!」
「本当に?」
「体調悪いなら休んでても大丈夫よ?私達でやっとくから」
「本当に大丈夫だから。ありがとう。本当、体調が悪いとかじゃないの」
「本当?気を使わないでよ?」
「体調じゃないとすると…悩み?」
「えっ」
「はは~ん。悩みは悩みでも恋の悩みと見た!」
「え!そうなの?!」


夏目の言葉に吉永が興味津々な視線を向けて来る。

大学のアメフト部のマネージャー仲間の吉永と夏目とは知り合ってすぐに意気投合した。
この二人は高校時代の友人のサラとアコに雰囲気が何処と無く似ている。
だから、知り合って間もないにもかかわらず、まもりは昔からの知り合いのように打ち解けていた。


「そんなんじゃないって~」


まもりが慌てて否定すると吉永は意外そうな顔をした。


「そうなの?でも、磯野君に告白されたって聞いたよ?」
「えっ?私は吉田君が告白したって聞いたよ?」
「えー、そうなの!?ねぇ、まも、磯野と吉田、どっちに告白されたの!?」
「え…、えっとぉ…」
「あ!もしかして両方共に告られた?!そうなんでしょう!?」
「そうなの?!さすが まも!やるぅ~!」
「蛭魔君と付き合って無いってわかってからこっち、告白されまくりだね」
「入学したばっかの時は絶対、蛭魔君と付き合ってるって思ってたもんね~」


盛り上がる二人にまもりは腰がひける。


「告白、今月だけで5人じゃない?」
「まもって、先月も医学部の男子に告白されたよね」
「うんうん。あの眼鏡の背の高い人よね。モテモテだねぇ」
「凄いよね」


ウンウンと息ぴったりとうなずき合う二人にまもりは圧倒されて言葉も出ない。


「それなのにまもったら何、悩んでるのよ?」


いきなり話しを振られまもりはどもりながらも答えた。


「…私なんかを好きになってくれる気持ちは嬉しいんだけど…。断るのが申し訳なくて…」
「あぁ、わかる。こっちは悪くないのになんか罪悪感が残るのよねぇ」
「そうなの。それにお断りしてもなかなかひいてくれなくて…」
「この大学の男ってさ、昔から常にトップだった奴が多いじゃない?自分がフラれるわけないとか妙な自信持ってる男が多いのよね」
「うんうん。自意識過剰って言うかしつこいの多いよね」
「だから余計に告白されると身構えちゃって疲れるって言うか…」
「あー、わかる~!」
「私なんかに告白しないでって思うの。告白されない方法って無いかしら…」
「そんなの簡単じゃん」


再びため息をつくまもりに夏目は『簡単』だと言い放った。


「えっ!良い方法有るの?!」
「ありますとも!」


夏目はエッヘンと胸を張って答えた。


「まもが恋人を作る!」
「何かと思えばそんな事かぁ…」


期待して損したとばかりに吉永が呆れた顔をするが、夏目は持論を崩さない。


「だって、まもに恋人がいたら告白する男子は減るだろうし、仮に告白されたとしても『恋人が居るので』で終わりじゃない!」
「それはそうだけど…」
「その恋人が居ないから、まもは困ってんでしょ」
「そっか。まも、何で誰とも付き合わないの?」
「えっ?何でって…良い人が居ないって言うか、今は部活と学業で手一杯でそんな余裕が無いって言うか…」
「そんなこと言ってたら光陰矢のごとしだよ?命短し恋せよ乙女だよ?」
「まぁまぁ、この天然奥手な所がまもの欠点でもあり、可愛い所でも有るんだから、ね。それに、まもがその気になったら彼氏の二人や三人、すぐできるんだから問題ないわよ」
「ねぇねぇ、まもって本当にちょっと良いなとか、気になる人って居ないの?」「えっ?うーん、居ないナァ…」
「大体まもって誰かと付き合ったことあるの?」
「……」
「まさか恋人いない歴18年?!」
「だ、だって、中学は女子高だったし、高校は部活でそれどころじゃなかったし…」
「高校時代に恋愛の一つもしてないの?!」「なんて虚しい青春送ってんのよ!」
「宝の持ち腐れだよ?!もったいない!」
「で、でも、高校時代もちゃんと楽しかったし…」
「うわ、筋金入りの天然奥手だわ…」
「まも、このままじゃ恋愛経験ゼロで将来はお見合い結婚決定だよ?それでも良いの?!」
「えっ、そんな極端な…」
「マジやばいって!」
「まもの好みの男、紹介してあげるから好みのタイプ教えて」
「好みのタイプ?」
「あんだけ断りまくってんだから好みはかなり有るんでしょう?」
「うーん…」
「そんな難しく考えなくて良いのよ。優しい人とか、甘えさせてくれる人とかなんとか有るじゃない?」
「やっぱり優しい人ってのは基本なんだけど…、優しいと甘やかすって言うのは違うって高校の時に痛感したから…。優しいだけじゃなくて厳しさも必要だと思うのよね。自分にも人にも平等の厳しさって言うか、相手の事を考えた厳しさがね」
「まもらしいけど、いきなり難しい所から来たわね…」
「他は?」
「うーん。何か目標を持っている人、かな?何かに一生懸命打ち込んでいる人って見ていて素直に格好良いって思えるし輝いているもの。それでもし、同じ目標に向かえるとしたらとっても素敵だなって思う」
「同じ目標ねぇ」
「でも夢ばかり追って、まもが放って置かれる可能性もあるよ?そんなの嫌じゃない?」
「その人が夢や目標に突き進む為なら全然嫌じゃないわ。とことん応援したいし、ついて行きたい。夢を叶える事がどんなに素敵な事か高校の時に知ったから」
「……まあ、内面はそれくらいにして、外見の好みは?」
「外見?外見にはあんまり好みは無いんだけど…。しいてあげるなら目かな?」「目?」
「うん。やっぱり目に力のある人が好きかな。いつも何かやってやろうって言うか、企んでるって言うか、イキイキとした目の人」
「イキイキとした、ねぇ…」
「後、作った料理を何でも食べてくれそうなしっかりした歯の人。歯が綺麗な人って笑顔も素敵だなって思うし」
「眼光鋭く、歯も強固…」
「あー、私、そう言う人、1人知ってる」
「私も1人だけ知ってる」
「まも。王子様はすぐ近くだよ」
「近すぎて気付かないって言うか、王子様とはかけ離れてて気付けないって言うか…」
「王子は王子でも悪魔王子…」
「悪魔王子?」


ドゴンッ!!


思いきりドアを足で蹴り開けて蛭魔が入って来た。


「糞マネ共!いつまでチンタラやってやがる!俺らを干からびさせる気か?!」
「あ、ごめんなさい。でも蛭魔君!ドアは足で開けないで下さい!ドリンク、急いで持って行くね!」


大量のドリンクボトルの入ったケースを持ち上げたまもりからヒョイと軽々奪うと蛭魔はさっさとグランドへと歩き出した。
その後をタオルの入ったカゴを持ったまもりが慌てて追う。


「あ、蛭魔君」
「てめえに任せといたらいつ飲めるかわからねえからな」
「だから、ごめんなさいってば!」


バタバタと慌ただしく言い合う声が小さくなって行く。


「まも、ありゃ無自覚だね」
「生粋な天然だね」「さすがの悪魔王子も手こずるね」
「案外、悪魔の余裕で楽しんでんじゃない?」
「あー、そうかも~!」
「なんのかんの言ってもお似合いだよね」
「うん。無自覚だけど両思いなんて凄いよね」
「私らの出る幕ないね」
「ウンウン。温かく見守りますか」
「そうですな」

そう言うと二人は顔を見合せて笑った。






                終わり








時間がなくてラストがやっつけ仕事になっちゃった★
ダメダメ~。

もしかしたら そのうち少し手直しするかも。

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