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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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  posted by at 05:07:26 │EDIT
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sigh H side

  posted by 春海 さな at 22:31:09 │EDIT
なんと!
私が書いた『sigh』の蛭魔サイドからのお話を 風龍凪さまがプレゼントして下さいましたvv
いや~~ なんでもとにかく書いてみるもんですね♪



私が書くと艶っぽくないですが、風龍凪様が書くと そこはかとなく色っぽさが漂うような~~
書いてる人のカラーって 色濃く出るものですね★
同じお話でも書き手によってこんなに違っちゃう。
ほんとに驚きです。



風龍凪さまの世界をお楽しみくださいvv





『sigh』に拍手下さった方
有難うございますv
拍手をもらえると 書いて良かった~vと思えます。
今回の風龍凪さまバージョンの『sigh』もぜひ、お楽しみ下さいv




    sigh    H side



 
「ねぇねぇ姉崎さん」
「はい?」
 

 
三年生になっても相変わらず続いている朝練を終え、教室に入る
自分の席についた途端、あいつの席の周りがクラスメイトの数人の女どもで騒がしくなった
 

 
「ねぇ、福山君に告白されたって本当!?」
「告白断ったって本当?!」
「なんで断ったの?!」
「福山君って言ったらミスター泥門だよ?!」
「あんな格好良い人に告白されたのに断るなんて信じられない!」
 

 
福島悠斗
サッカー部所属
ポジションFW(フォワード)
糞女共の大半の人気を集める優男
 

 
「……なんで断ったこと知ってるの?」
「やだぁ!福山君は親衛隊やファンクラブがあるくらい人気なのよ?」
「彼の一挙手一投足、鵜の目鷹の目で見てる子 多いんだからその位の情報筒抜けよ」
 

 
あいつが思わず絶句しているのがわかる
筒抜けにならないと思っている方が馬鹿だ
別になんて事はない
いつも通りに「付き合って下さい」「ごめんなさい」程度の会話だったのだろう
とは言え、誰かに覗き見されるのはいい気分じゃねえだろうな
まぁ、モテちまう自分の人生を呪うんだな
 

 
「ねぇねぇ、なんで断ったの?」
「もったいないよぉ~」
「ねぇー」
「私、ほら、あんまり福山君の事 知らないから…」
「えー!知らなくてもあれだけ格好良い人だったら即OKでしょう!」
「だよね~」
「私だったら即行付き合っちゃう!」
 

 
こいつはお前らみたいな尻軽女じゃないんだよ
ただのボール蹴り野郎にはもったいねえ女だ
 

 
「もったいないないよ。あんなに格好良いのに」
「うんうん、姉崎さんと福山君なら美男美女で絶対お似合いだって!」
「今からでも付き合っちゃいなよ!」
「そーそー、絶対お似合いだから!」
 
 
 
口々に発せられる言葉に辟易しているようだ
いい気味だ
いつもの冷静さはどうした?
 

 
俺の方は聞いててあまりいい気分にはなれないがな
 

 
「うーん…私、本当に福山君の事よく知らないし、みんなが言う程 格好良いとも思わないの。ほら、こう言うのって好みの違いがあるじゃない?ね?」
 

 
こいつの言葉に女共は驚きの声をあげた
 

 
「えー!福山君を格好良いと思わないの?!」
「…整った顔だとは思うけど…」
 

 
女共のあまりの驚きっぷりにこいつ…引いてやがる
 

 
仕方ねえ
俺が助け船を出してやる
 

 
「ケケケ!こいつの美術の成績知ってんだろうが。こいつの描く似顔絵みてぇに見えてんなら大抵の奴は不細工に見えんだろ」
 
 
 
突然会話に入る俺に女共は固まり、そして思い出したことだろう
先日の席替えでこいつの席の後が俺の席になった事を…
 
 
 
「ひどっ!誰もあんな風には見えてません!」
「どうだか?見えてねぇなら何であんなひでぇ絵になんだぁ?」
「絵を描くのが苦手なだけです!」
「大体、あんな糞熊と糞甘ぇもんが好きって時点でてめえのセンスは狂ってんだよ!」
「ロケットベアが好きなのも、スイーツが好きなのも女の子なら普通です!」
「てめえ、自分を普通の枠組みに入れようなんざおこがましいぞ?」
「おこがましいって何?!私は普通です!おかしくないです!」
 
 
助けてやろう
だが
 

 
乗れる船かどうかは知らねえがな
 
 
 
「あっ…」
 
 
 
「どうしたの姉崎さん?」
「大丈夫?」
 

 
わかったか?
 

 
「蛭魔君あんまりよ…」
 
 
 
それまで固まっていた女共がこいつの異変に気付き声をかけた
ケケケ…
いくら鈍感なお前でも
わかっただろう
 
 
 
「本当に大丈夫?」
「保健室行く?」
「少し休んだ方が良いよ?」
「有り難う。本当に大丈夫よ。ただ、ちょっと思い当たる事があってショック受けちゃったって言うか…」
「ショック?」
「うん。自分のセンスはやっぱりおかしいのかなぁって…」
「いい加減認めやがれ!てめえは変なんだよ!」
「…そうかも…」
 
 
 
そう言って再び深いため息をつく
 
 
あきらめろ
もうお前は俺のテリトリーに椅子を置いたんだ
 
 
 
「みんなが格好良いって言う福山君はそんな格好良いって思わないのに、みんなに嫌われてる蛭魔君はたまに格好良いって思っちゃうんだもん…。やっぱりこれって、私のセンスが人と違って変だからなのよね…?変って事よね…」
 
 
盛大な溜め息を連発するこいつにかける言葉を女共は持っているわけがなかった
 

 
「やっぱり私って変なんだぁ…」
 

 
ひとり落ち込むこいつ
 

 
「糞っ!」
 

 
思わず悪態も付きたくなる
それはまるで俺が異常者みたいだろうが!!
 

 
好きな女に言われるとことさら刺さる
 

 
まぁ、今はそういう事にしといてやる
だが覚えとけ
 

 
このお返しはきっちり返してやる
 
 
 
今夜にでもな……
 
 
 
 




                     終わり





ね?
ね?
色っぽいですよね?
そこはか~となく漂う雰囲気がっ!
素敵です~~~vv



自分が書いたお話を こんな風にアレンジしてもらえるなんて楽しー!
風龍凪さま またよろしくですvv

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