posted by 春海 さな
at 23:36:06 │
EDIT
『フジワカバ』の風龍凪さまより お誕生日プレゼントの小説を頂いちゃいましたーvv
ウキウキvv
ありがたくUPさせて頂きます~~vv
色々と最悪な誕生日でしたが、とっても良いこともあったので相殺って事でvv
ちゃんとお誕生日会は絶対にやり直すしね!!!
風龍凪さま
本当にありがとうございました!!
これからも蛭×姉で盛り上がりましょうねー!!!
・・・・気付けば カウンターが10000超えてました★
ありゃりゃ。
え~っと~・・・ コレ、10000記念小説・・・・ってのはダメですね。
はい。
頑張って 記念小説書きます!
いや、それよりも『青春REAL』頑張ります!!
シスコン女さま
お誕生日おめでとうコメント有難うございました!!
嬉しいです~vv
も~ 最悪だった気分が救われましたv
一生に一度しかないお誕生日の日が最悪だけだと救われませんが、嬉しいこともあったので感謝はいっぱいできたので、それは良かったなと思いますv
これからもがんばりますのでよろしくです!
姫は仕える
人魚姫に私は憧れた
白雪姫に私はなりたかった
灰被り姫に私は嫉妬した
どうして私には王子さまが来ないの?
幼い私はただただ甘い夢を見て、それが現実になると思っていた
馬鹿馬鹿しいほどに、吐き捨てたいくらい甘い幻を…
大きくさえなればいい
大きくさえなれば王子さまが迎えに来てくれる
いつの間にか、それを信じてよかった時期は過ぎてしまった
しかし私はなおも信じてしまった
そのせいでたくさんの人を苦しませてしまった
「私はお姫様になりたいのよ…」
きらびやかな装飾品
豪勢な邸宅や城
悲劇の中でさえ光輝く美しさ
すべてが私に当てはまらない
私は醜く育った
中身が腐りきっている
何かに執着しなければ生きていけない
誰かに頼りにされなければ崩れてしまう
私は出来損ないだ
しかし私はまだお姫様になりたかった
「おい、糞マネ!!てめぇぐだぐだしてる暇がねぇって時に何してやがる!!」
「あ…ごめんなさ…」
「謝罪なんざ要らねぇ。だが、次にヘマしたときは切るぜ」
「うん…」
悪魔に仕えるようなお姫様はいない
悪役に仕えるお姫様はいても、悪魔に使えるようなお姫様はいないのだ
私はなれなかった
この悪魔に仕える限り…
今日も試合の資料製作、作戦確認、救急箱の把握、明日からの練習メニュー把握―――
次から次へとすることが増えていく
私は万能ではないのだ
私にだって限界と言うものがある
もう
耐えれない
「蛭魔君!!」
「あ…?」
「私は…お姫様になりたかったの」
「………は?」
「かっこいい王子様が白馬で現れて、悪者から颯爽と助けてくれて、ハッピーエンドになりたかったの」
「てめぇ何言ってやが…」
「私をもう縛りつけないで!!!」
あぁ…
やはり私は悪い子だ
この人についてきたのは私だったのに
この人は私を縛り付けたことなんてなかったのに
今この人が私に向ける視線が痛い
いや…
もう…こんな私はいらない
誰も好きになんてなってくれない
王子様なんて来ないのだ
「王子さまねぇ…」
「…ごめんなさい…」
「てめぇが想像している王子様とやらは、かっこうがよくて、ピンチの時には白馬で現れて、
悪者から颯爽と助けてくれて、ハッピーエンドに導いてくれるような奴なんだな?」
「もういいの…」
「おまえがピンチの時には白馬で現れてはいねぇが、何かから颯爽と助けてはやっただろう?」
「…何かって?」
「何だろうな」
私は救われているの
そう
知っていたわ
でも気付きたくなかったの
貴方は王子様じゃないから
周りの人が皆口をそろえてあなたを〝悪魔〟と呼ぶの
私が欲しいのは〝王子さま〟で、〝悪魔〟じゃないの
お願い…
もうかき乱さないで
「俺はそんじゃそこらの悪魔とはわけが違う」
「知っているわ…」
「一度契約したら死んでも離さない」
「…不気味ね」
「払う対価はお前だ」
「わ…わたし?」
「そうだ…そして俺はお前の望む全てを与える」
「…でも…」
「〝お姫様〟になりたいなら俺にそう望め」
「…いいのね?」
「思うがままに…」
「私をお姫様にして頂戴……」
「Yes, My Lord……」
着ているのは学校指定のジャージ
悪魔が着ているのは学校の制服
なんて格好の悪い衣装
派手なパーティーに着てはいけないわ
でもいいの
今から開かれるのは二人だけのパーティー
朝から晩まで夜通し歌えや歌え
笑えや笑え
それこそ飽きるまで、吐き戻すまで、血反吐を吐くまで
それは望んだものじゃないけれど
これはこれで悪くないと思えるのは
やっぱり…
「王子様が来てくれたからね……」
END
黒王子登場!!
素敵~vv
風龍凪さま
素敵小説有難うございましたーvv
今回も風龍凪様の色のよく出た素敵なお話でウットリですv
素敵です!!
私が書いたら・・・
「てめえが想像している王子様とやらは、白いタイツはいた糞ノーテン常春男だろう?」
「チガイますっ!!」
・・・って、ギャグになっちゃうこと間違いなしですヨ★
とことん茶化す蛭魔しか出てこない。
ちゃんと まもりの言葉を受け止める蛭魔さん・・・・素敵です~v
本当にありがとうございましたー!!
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