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情熱Sympathy 5
「有意義って何をやらかしてるの?!」
「…てめえ、俺がやることは全部悪事と決めつけてねえか?」
「えっ?違うの?」
ここまでキッパリ断言されるといっそ清々しい。
「残念ながら年がら年中悪事に奔走してる訳じゃねぇよ。午前中はロードワークとストレッチ、午後は他校の情報収集の後、ジムで筋力アップのトレーニング、その合間に株トレーディングと僕は色々忙しいンデスヨ。こんなところで茶してる暇は無いんですケドネェ?」
「あ、ごめんなさい」
「間抜けな糞風紀委員のおかげで奴隷一匹ゲット出来たし、衝撃写真も撮れたし、まあ、悪かねえがな」
「あ!写真!あの写真消して!!」
「せっかくの奴隷ネタをほいほい消去するわけねえだろう」
「だって あんな写真ばら蒔かれたらどんな噂たてられるか…」
「確かになぁ。誰かさんのおかげで俺も今、どんな噂たてられてるんだかなぁ」
「うっ…」
「これに懲りたら俺の事はほっとけ。ほらよ鞄。とっとと帰りやがれ」
ドアへと追い立てられながらもまもりは食い下がった。
「学校はどうするのよ?」
「ハイハイ ちゃんと行きますヨ」
「本当に?」
ドアの外に押し出されたまもりは振り返って蛭魔を見た。
しかしドアは閉まる寸前で、隙間から見える蛭魔の顔は意地悪そのもので
「試験にはな」
そう言ったとたんドアは閉ざされた。
言葉通り、蛭魔は試験当日まで学校に現れる事はなかった。
まもりはその後も何度かプリントや書き写したノートを持って行ったが結局、一度も会うことは出来なかった。
試験当日、蛭魔は何事もなかったかのように現れた。
来るかどうかヤキモキしていたまもりは肩透かしを食らった気がしたが、それよりもちゃんと登校してきたことが嬉しかったので笑顔で声をかけた。
げた箱から教室までの道のりを並んで歩く。
すれ違う生徒たちの反応は一様に驚愕に彩られていた。
「おはよう!ちゃんと登校したんだね」
「おう」
「試験大丈夫?」
心配そうに尋ねるまもりに 蛭魔は片方の眉を上げると
「誰に言っているンデスカネ?てめえこそお節介の焼きすぎでヤバいんじゃないンデスカ?」
「私はちゃんと勉強してるから大丈夫です!」
「へーへー」
「ちょっとは感謝する気持ちとかないの?」
「だから忠告してやったろ」
「何それ」
「俺の事はほっとけってな。さもないと品行方正な風紀委員様のスクープ写真がばら蒔かれるぜ?」
「あんな写真 誰も信じません!」
まもりのきつい声にそ知らぬふりを装いつつも しっかり聞き耳を立て二人を見守っていた周りの生徒の視線が一斉に注がれた。
蛭魔はニヤリと笑うとまもりの肩を抱き寄せ耳元で低い声で囁いた。
「さて、どうですカネ?」
突然の事にまもりは真っ赤になって耳を押さえ立ち止まった。
そんなまもりに頓着することなく「ケケケ」と高笑いを残し蛭魔はさっさと去って行く。
「あ…悪魔ー!蛭魔の馬鹿ぁ!」
まもりにはただ叫ぶしかなかった。
滞りなくテスト週間は終わり、晴れて解禁となった部活を楽しむ前に蛭魔はやり残した仕事に向かった。
試験終了後、まもり達風紀委員はまたしても緊急の風紀委員会に呼び出されていた。
「姉崎さん。君に限ってと思ってはいるが…蛭魔といかがわしい所に出入りしていると言う話しを聞いたんだが、真偽の程はどうなのかな?」
質問をしている風紀委員長の声からは真実を歪曲してでも蛭魔を排除しようしている悪意しか感じれない。
委員長あの言葉に室内がざわめく。
「いかがわしい所って何処ですか!?」
「蛭魔とホテルに入ったそうじゃないか」
「ホテルはホテルでもビジネスホテルです!」
「ビジネスホテルだろうと一緒に入ったことを認めるんだね?」
「確かに入りましたけど…」
まもりの発言に悲鳴が上がる。
まもりは怯まず、言葉を続けようとしたその時、大きな音を立ててドアがあいた。
そこに立っていたのはマシンガンを携えた蛭魔だった。
続く
あー・・・・次回、最後です。
今度こそ最後です!
でも、たいしたものじゃないので・・・・。
小結のように「ハンッ!」と鼻で笑える程度のものです。
他のサイト様のような素敵な作品を書いてみたいものですが、ないものねだりしてもしょうがない
あるもんで最強の闘い方・・・・なんざ、私には無理です~~~!!
ボチボチ、挑戦者して行きます。
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