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Scherzo and Field

好きな小説、漫画について徒然なるままに書くお気楽ブログサイトです♪  *現在、「アイシールド21」にハマっているので蛭×姉を中心に同人的要素を含んだものがあります。ご注意ください.*

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  posted by at 07:18:33 │EDIT
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ステップ

  posted by 春海 さな at 23:23:02 │EDIT
13000記念小説ようやく書きあげましたー!

途中までは一気に書いたのにラストが失速してしまい参りました★
でも、なんとか無事書きあげた!!

もう少し話の持って行き方があったんじゃないかと思いますが、まあ、私の度量ではこんなモンです★

今回は大学生なまもりさんのお話v
二人が付き合いだすきっかけってどんなでしょうね?

あんまし蛭魔が告白して・・・ってのは考えられない。
まもりが追い詰められてってのが私的には一番しっくりくるかも★
 






       ステップ







 
「はい、蛭魔君、これ着替えね」
「おう」


大学に進学したまもりはいつの間にか蛭魔と付き合うようになり、週末には一人暮らししているまもりの部屋に蛭魔が泊まりに来るのがすっかり日常となっていた。

夕食後、いつもの定位置でコーヒーを飲みながら先日行われた試合のデータを見ている蛭魔に風呂上がり用の着替えを渡すと、まもりはキッチンで洗い物に取りかかった。

お茶碗やお箸を洗っていると、先日、同棲を始めた大学の友人との会話を思い出した。

彼女はとても幸せそうに「彼とずっと一緒に居られて嬉しい」「彼が帰る時の寂しさを感じなくてすむ」「朝起きた時、毎朝彼の寝顔が見れて幸せ」と言っていた。

その時は「そうなんだ」位の気持ちだったけど、今、自分の中で“羨ましい”と思う気持ちがむくむくと膨らんでいるのがわかる。

まもりはお箸を握りしめるとシンクに向かったまま、最大限の注意を払い、何気無さを装いながら背後で寛いでいる蛭魔に声をかけた。


「ねぇ、蛭魔君…」
「あん?」
「蛭魔君が良かったらなんだけど…」
「あ?」
「一緒に暮らさない?ほら、一緒に暮らすと家賃も半分こだし、光熱費とか水道代も半分になるじゃない?基本料金が半額になるのって大きいと思うのよね。データまとめた後に遅くに帰らなきゃいけないってことも一緒に暮らすならないし、そりゃあ他人とずっと一緒ってちょっとストレスかもしれないけど、デメリットよりもメリットの方が多いと思うのよね…」
「お堅い元風紀委員様が同棲を推奨とはさばけたモンデスネェ」
「だって…」
「59%」
「えっ?何が?」
「同棲後に結婚した奴が離婚する確率」
「離婚って…」
「同棲せずに結婚した奴が離婚する確率は41%。同棲ってのは離婚確率が上がる上に結婚後、男が女に構わなくなる確率も、男から離婚を切り出す確率もぐんと上がんだぞ?それでもしてえか?」
「こんな時にまで確率って…」
「数字は嘘つかねんだよ。脳科学的にも証明されてるデータだ」
「だったら自分は59%にならないように努力しようと思えないの?!」
「んっな不確かな努力するより、確実に勝率上げる方が良いに決まってんだろう」
「不確かな努力って…私達の関係は努力する価値も無いって思ってるの!?」
「わざわざ勝率下げる馬鹿はいねえっつってんだ」
「勝率勝率って、本当は一緒に暮らしたくないだけなんじゃないの?!面倒だとか思ってるんでしょう!?」
「ウルセェ。ヒステリックになんな。てめえ、そんなに一緒に暮らしてぇのか?俺ってば愛されちゃってますネェ」
「ふざけないで!人が真剣に話してるのに!」
「別にふざけてねぇよ。」
「嘘!面倒なだけでしょ!それならそうと、嫌なら嫌とはっきり言えば良いじゃない!勝率だなんだって屁理屈こねずに!」
「てめえが面倒臭ぇのは今に始まったことじゃねぇだろ」
「ひど…」
「こんくらいで面倒臭ぇと思うなら最初から付き合ってねぇよ。それに、俺は一言も一緒に暮らすのが嫌だとは言ってねぇ」
「散々同棲の離婚率言ってたじゃない!それが十分嫌がってる証拠でしょ!?」
「てめえは頭良いクセに肝心なことを見逃しすぎだ」
「何よ…」
「俺は同棲した離婚率と同棲しなかった離婚率言っただろうが」
「言ったわ。59%と41%でしょ」
「手っ取り早く離婚率下げるのは“同棲せずに結婚”だ」
「同棲せずに結婚…」


ニヤリと蛭魔が笑う。


「僕って本当、愛されちゃってますからネェ」
「…えっ?いや、はぁ?あの、その、それって……えぇっ?!」


一つの答えにたどり着いたまもりの顔はみるみる赤くなり、面白いほど慌てふためきだした。


「ねぇ、それって、やっぱり、そう言う意味よね?そうよね?」


おずおずと問いかけてくるまもりに蛭魔は人の悪い笑みを浮かべる。


「決めるのはてめえだ。さぁ、どうする?」
「蛭魔君って本当に…。断られるとか少しも考えてないのね」
「僕、愛されちゃってますから」
「もぉ~そればっかり」


ニヤニヤと笑う蛭魔に少々悔しい気もするが、それ以上に嬉しい気持ちが勝る。


「明日、朝一で出かけるぞ」


いきなりパソコンを開いて何やら始めた蛭魔が突然予定を告げた。


「えっ?何処へ?」
「てめえん家」
「!!…あ、でも、お父さん居るかどうか…」
「安心しろ。てめえの親父もおふくろも明日は休みだ」
「……蛭魔君、まさか何かしたんじゃないでしょうね…」
「さぁね」


そう言うとおもむろに立ち上がり部屋から出て行こうとする蛭魔にまもりは慌てて声をかけた。


「ちょっと何処行くの?!」
「あん?風呂。てめえも寝坊しねえようにとっとと準備しとけよ」
「う、うん。」


言い終わるや蛭魔はさっさと風呂に行ってしまった。


同棲の話しがまさかそんな話しになるとは思わなかった。
思いもよらない展開は現実感が伴わないけれど蛭魔が言うならそれは必ず現実になるとわかっている。

まもりは少し顔の火照りを感じながら明日の準備をいそいそと始めた。






           END





あはははは~
いつも通りな内容です★
これでも13000記念です!

こんなモンしか書けませんが これからもよろしくおねがいいたします~~。



ちなみに!
同棲後の結婚の離婚率と、同棲してない結婚の離婚率はアメリカのデーターです。

同棲した後に結婚すると 男性が女性に構わなくなる傾向が強いらしいです。
そして男性から別れを切り出す確率が上昇。
怖いですね~~!

同棲なんてするもんじゃないっすよ~~!
女性のみなさんはヤバイですよ~~~!!
だらだら同棲するくらいなら けじめつけて結婚しやがれ!って事で★

あれだけ即実行な蛭魔さんだから ステップすっとばして即結婚もありでしょ?って事で思いついたお話でした。

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