posted by 春海 さな
at 23:46:19 │
EDIT
とろとろショボイ更新しかできてないヘタレな私に風龍凪さんが素敵なお年玉をくれました~~~!!!
わ~い!
素敵ですぅ~~vv
こいつは春から縁起が良い♪
わ、私も頑張りますっ!!
有難うございました!!

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「ん?」
「どうしたの、十文字くん?」
「今、あんたのポケットん中から何か落ちたぜ」
「え、本当?どこ?」
「…これ……ヘアピン?」
「…あ…これって…」
『作戦は先読み』
ポケットから出てしまったヘアピンはとても小さくて、大学生が使うようなものではなく、小学生が着けるような玩具のヘアピン
私の大事な宝物
二つの宝物を鞄の取っ手に着ける
鮮やかに蘇る思い出
「貰い物ッスか?」
「うん…」
「へぇ…誰からッスか」
「…これは」
今から約9年前
まだセナに付きっきりだった頃
私は甲斐谷陸くんと一緒に走る練習をしているセナに家庭科の授業で作ったマドレーヌを届けにいくところだった
夕方で、すでに陽がかなり傾いていたので私は急いで届けようと、いつもは通らない裏道を走っていた
すると、橋の下で何やら中学生に絡まれている小学生がいた
黒いランドセルは砂にまみれており、中身のノートやら筆記用具やらも飛び出ている
「こら!イジメはいけません!!」
「あぁ?…なんだ、このガキ」
「中学生がなにしているんですか!?君、大丈夫?怪我とかしてない?」
中学生3人を掻き分け、膝をついてすわっていた小学生を見た
その容姿は異様だった
人並みならぬ大きな耳と細く切れ長の鋭い眼光、そしてツンツンとした黒髪
今でも鮮明に焼き付いているあの殺気
私はドキリとした
なに…この男の子…
その子は服についた砂を手で払いながら中学生に話し掛けた
「おい。俺はてめぇら雑魚にかまってる暇はねぇんだ。さっさと退けろ」
「あ゛ぁ゛!?」
物怖じしないその姿勢
とても小学生のそれとは思えない
「何いってんだ、このガキ」
「調子乗りやがって」
「殺っちまえ!!」
「あ!危な…」
バーンバーンバーン…!!
3発の銃声
煙を上げるコンクリート
発射位置は私の目の前
目の前の男の子が持つ拳銃から放たれた
不敵に笑う彼
恐怖に怯えたのは中学生達だけではなかった
私は足に力が入らなくて、ただただ成り行きを見守るしかなかった
「さぁ、一番最初に死にたい奴は誰だ?」
「「「ひぃぃぃっっ!!」」」
残されたのは二人の小学生
くるりとこちらを向いた彼はもう笑っていなかった
差し出された右手にはあの怖い拳銃はなくて、代わりに飴玉があった
「やる」
「あ…ありがとう…」
ロケットベアの包装のイチゴミルク飴
彼の外見からは想像できないチョイス
「…ったく。敵わねぇんだから、すっ込んでろよ」
「ごめんなさい。…でも、助けなきゃって…」
「はっ!!くだらねぇ」
「………」
私だって敵わないことぐらいわかっていた
でも、見逃すことも出来ない
体は勝手に飛び出していた
くだらないと言われたのがショックで、その場に座り込んでいると彼はさっさと帰っていた
スタスタと歩いていく彼はとても綺麗で、私の胸は跳ねっぱなしだった
急いで立ち上がり、全力で走り、彼の腕をつかむ
彼はビックリしたような顔で私を見た
私はそんな彼に質問した
「名前は?」
「………知ってどうする」
「別に?どうもしないけど…」
「なら教える義務はねぇな」
「良いじゃない、教えてくれても」
「イ・ヤ・ダ」
「ケチ!!」
そこまで言って、私はさすがに諦めてさよならを言おうと顔をあげた
すると、思いの外彼の顔が近くて…また私の胸は跳ねる
「あ…あの。じゃぁ、また会ったら声かけてね」
「………おう」
「えっと…さよなら」
立ち去りたかった
なんだろうこのソワソワして落ち着かない気持ちは
くるっと体の向きを変えてセナ達のところへ急ごうとしたら、今度は私の腕を捕まれた
勢いがあり過ぎたのか、気が付いたときにはそのまま私は彼の腕の中に収まっていた
今まで嗅いだことのない男の子のにおい
「あの…ちょっと」
彼は二つの可愛らしいヘアピンを私の髪に差し、くくっと喉をならして笑った
訳がわからず彼の顔を見ると、彼はあの狡猾な笑みを浮かべていた
「まぁ、女にしちゃぁ中々のガッツだったぜ」
「はぁ…」
「一応助けようとした礼だ。受け取りやがれ」
「え!?別にいいよ!!」
「返品不可だ」
「でも…」
「じゃぁな」
今度こそ別れだ
二度と会えない
私はさっさと帰る彼の背中に精一杯叫んだ
「私は姉崎まもり!!またね!!」
彼はこちらを見ずにヒラヒラと右手を振った
でも、それでも私は飛び上がりたくなるほど嬉しくて、走り出した
行き先はセナたちのいる河原
夜は近い
しかしあの夕日はまだ沈まない
今日の夕日は彼によく似ているな
そう思いながら私は走った
まだまだ早く走りたい
もっと…もっと早く!!
「またね…」
***********
「へぇ…そんなことが」
「そうなの。今の今まで忘れてたんだけどね」
「で?会えたんスか、そのガキに」
「ん~……」
「会ってるだろぉが、糞マネ」
振り返ればそこには悪魔が一人立っていた
「会ってるって…どうして蛭魔君がわかるのよ!?」
「どうしてって…そのガキがこの俺だからだよ!!気付かなかったのか、今まで!?」
「え…」
そのガキがこの俺だから
と言うことは…
「じゃぁ、あの男の子って蛭魔君!?」
「そう言ってんだろぉが!!」
なんと言うことだ
言われてみればたしかにそうだ
あの特徴的な耳と瞳、さらに髪型
なぜ今まで気がつかなかったんだろうか
「おい、糞長男」
「長男じゃねぇって」
「作戦は先読みした方が勝つ」
「!!!」
「てめぇの敗けだ」
「……わかってるよ」
「ねぇ、なんの話してるの?」
「邪魔者は退散退散っと」
「ケケケ…」
「ねぇってば!」
私は最後までわからなかったこの会話の意味を、数ヵ月後にようやく理解した
そして、十文字くんに私の初恋エピソードは他のみんなには黙っててくれと頼み込む羽目になったのだが…
それはまた、別のお話
END
* * * * * * * *
どうでしょうかね~
小学生ヒルマモ
128thのまもりちゃんがつけていたヘアピンで妄想したものです
いらなければポイしちゃってください☆
・・・との、風龍凪さまのコメント。
こんな素敵な作品ポイするわけないじゃないですか~~!!
も~ ありがたくUPするに決まっておりまする!!
私も精進して素敵な作品を贈れるように頑張りますっ!!!
posted by 春海 さな
at 22:33:09 │
EDIT
だるだる~気分が抜け切れず・・・・
遅々として筆は進まず・・・。
駄目ですね~。
これって、風龍凪さんのお誕生日おめでとう企画小説だったのに・・・
年末なお話なのに・・・
気付けばカウンターが7000を超えていたので もう、こうなったらカウンター7000記念小説ってのもオマケでつけてやる!
しかし、何も考えずに打ってると話がどんどんそれてゆきます。
私はどう言うお話を書くつもりなのか 自分でもわかりません★
どうにかなってくれますように・・・。

向かうのは・・・ 3
大晦日、7時。
姉崎家のインターホンが鳴り響くと、家の中を玄関に向けて走って来る音がした。
蛭魔が怪訝な顔をすると同時に勢い良く玄関のドアが開く。
「いらっしゃい!」
「おい…この手はなんだ?」
ドアから顔を覗かせたとたん、まもりは蛭魔の腕を両手で掴んでいた。
「だって、帰っちゃうかもしれないから…」
「帰らねぇから手ぇ放しやがれ」
「本当に帰らない?」
「帰らねえよ」
「アラアラアラアラ~!」
突然の声にまもりと蛭魔は腕を絡めた姿のまま固まった。
「初めまして。まもりの母です。いつもまもりがお世話になっております。」
「あ、初めまして。こちらお世話になっております。…おい、いい加減放しやがれ」
「蛭魔君ってちゃんと挨拶できるのね」
「…放せ。帰る」
「いや!嘘!ごめんなさい!」
「まあまあまあまあ、二人とも。蛭魔君、せっかくだから上がってって下さいな」
「「えっ」」
にこやかな母の提案に二人が固まる。
「あ、母さん。私たち初詣に出かけるから…」
「えー!?嫌~!お父さんは急なフライトで帰って来ないし、まもりまで出かけちゃったら母さん、独りぼっちで新年迎えなきゃいけないじゃない~!誰にHappy new year言えば良いの?!」
「でもね…」
「年越し蕎麦だって三人前買ってるのよ?今年もちゃんとみず谷のよ?まもり、みず谷のお蕎麦好きでしょ?蛭魔君も是非食べてみて。本当に美味しいから!ね?ね?」
二人を逃がすまいと必死な母にそれ以上「出かける」と言う事も出来ず二人は観念し、蛭魔は靴を脱いだ。
続く
短くて申し訳ない。
しかも、オリキャラではないものの オリキャラちっくなまもり母登場!
父を出したらややこしくなりそうなので 父にはお空の上に行って頂きました★
やたら明るくて押しの強いまもり母。
・・・・収集つけれるのかしら・・・・?
posted by 春海 さな
at 23:29:45 │
EDIT
風龍凪さんより 蛭×姉 お正月イラスト頂いちゃいました~vv
可愛い~v
蛭×姉も可愛いけど、枠の横にいるウサギがスタイリッシュで可愛い~vv
いつもありがとうございます!
今年もよろしく願いしますね~v
『向かうのは…2』に拍手して下さった方
拍手有難うございます!
今年も気合入れて頑張ります!!
・・・って、なかなかかけてないんですが・・・。
頑張りまーす!!

posted by 春海 さな
at 22:09:36 │
EDIT
正月が終わっちゃいましたね★
来るまでは もういくつ寝ると~って感じだったけど、過ぎるのはあっという間でしたね・・・。
終わっちゃった・・・。
えっと~
この正月はロクに家におらず、遊び歩いてました★
おかげで全く小説進んでません。
ヤバイっす。
とりあえず 書けた所までUPしますね~~。
・・・って、誰か待ってくれてるのかしら?

向かうのは・・・ 2
帰り支度を終えた者から帰って行き、いつも通り最後まで残ったのは蛭魔とまもりで、そして蛭魔はいつも通りまもりをまもりの家の近所まで送った。
「ねぇ、お正月は何してるの?」
「あん?寝てる」
「寝正月?」
「糞寒いし、どこもかしこも人だらけだし、アメフトは出来ねぇし、寝るしかねぇだろ」
「それって勿体無くない?」
「別にィ。大学になったら年末年始なんざ無くなるぞ。なんたってライスボウルは1月3日だからなぁケケケ」
蛭魔は人の悪い笑顔でまもりの反応を伺う。
「じゃあやっぱり勿体無いじゃない!」
「はぁ?」
「うん、寝正月だなんてやっぱり勿体無いわよ!」
「おい?」
「決めた!蛭魔君!大晦日の7時にウチに迎えに来て」
「はぁ?」
「約束だからね!」
そう言うとまもりは蛭魔の手を掴み、素早く蛭魔の小指に自分の小指を絡め
「指切りげんまん 指切った!約束したからね!絶対よ!絶対だからねー!」
それだけ言うとまもりは蛭魔に背を向け自宅に向かって走り去ってしまった。
「何なんだ あの糞女…」
まもりの背を見送り、蛭魔は呆れたように呟くと苦笑を浮かべ元来た道を引き返した。
続く
・・・・短くてスミマセン★
実は元々はここまでUPする予定でした。
だけど何度も消えるから・・・・ちょっとやる気の心が折れちゃったのですよ~。
明日からは頑張って書きます!!
・・・・でも、この後のストーリー展開はどうなるんだろう???
posted by 春海 さな
at 23:56:11 │
EDIT
今年も早、3日が過ぎちゃいましたね。
早い~!
なんで休みって過ぎるのが早いんでしょうね?
まあ、私はまだお休みだけど~♪
もうチョットだけだけど・・・。
今日は友達と初詣に行ってきました!
行ったのは日本三大稲荷の1つなので凄い人でした★
しかし、屋台で食べまくり!
豚串300円、箸巻き200円、クレープ500円、さつま芋スティック300円、フライドポテト300円。
・・・・・お小遣いが飛んでっちゃいました★
でも、ちゃんと屋台をぐるぐる回って、1番安いお店をセレクトしたのですよv
フライドポテト300円なんて、他のお店なら余裕で500円分はあったもの!
しかもおっちゃん 追加でオマケしてくれたし~v
おかげで友達とみんなで食べても満足な量でしたよ♪
楽しかったー!
明日はどおにでかけようかな?

posted by 春海 さな
at 17:44:17 │
EDIT
あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします!!!
蛭×姉 精進いたしますー!!
昨日は晩御飯の後、近所の神社にお参りに行こうって事になって
いざ、出かけたら 一番近所より、少し離れた所に行ってみよう!と云う事になり
その神社に行ったら 日中は参道が凄い行列ができるのに ガラガラで あっという間にお参り終わちゃって
あっけないし、ここからならパワースポットで注目を浴びてる有名な神社にいけるんじゃない?って事で行ったら、9時だったから ここもガラガラで あっけなくお参り終了。
この調子なら日本三大稲荷にも行けるんじゃね!?とお盛り上がり・・・行きました。
行きは全く渋滞なかったけど、帰りが少し渋滞してて、Uターンして別ルート通ったら渋滞なかったので助かったけど、12時までに帰れないかと思った~★
更新ができないかとアセった~!
なんとか更新できて良かったー!

posted by 春海 さな
at 23:47:44 │
EDIT
ついに新年になりましたね

今年もよろしくお願いいたします

