posted by 春海 さな
at 23:16:52 │
EDIT
今日、書きあげるハズだったお話・・・・・まだ書きあげれてません★
なんだか このままずるずる行っちゃいそうなので
自分に喝!を入れるためにも 途中までUPします。
あ~・・・一気にUPしたかったけど しょうがない。
忙しさにかまけて だらだら先延ばしになっちゃいそうだから★
今回のお話は かなりのねつ造なので そう云うのは許せん!って人は見ないで下さいね?
バースデイ 前編
本日の部活終了後の部室はいつもにも増して賑やかだった。
アコが「結構当たってて面白いから読んでみて!」と半ば押し付けるように貸してくれた誕生日占いの本を鈴音が目敏く見つけた事で部員みんなの誕生日占いが始まり今に至っているのだ。
「当たってるって言えば当たってるか?」
「うーん微妙…」
「俺ってこんなかぁ?」
「フゴ?」
「アハハ―――!ボクはばっちりだよ!」
自分の占い結果についてワイワイ盛り上がる部員達にも無関心な様子で蛭魔はいつも通りパソコンをいじっている。
もうこの部室の中で誕生日占いをしていないのは蛭魔だけだ。
泥門の悪魔の占い結果やいかに!?
『涙もろいロマンチスト』なんて結果が出たら笑い死ぬかもしれない…だが知りたい!
部員全員の気持ちは同じだった。
「ねぇ、蛭魔君の誕生日っていつなの?」
まもりが口火を切った。
「YA――!知りたい知りたい!」
すかさず鈴音が同調するが蛭魔は鼻であしらった。
「生年月日なんざ最大の個人情報じゃねえか。んっな最重要機密をおいそれとバラすわけねぇだろ」
「えーそれじゃ妖一兄のお誕生会出来ないじゃない!」
「んっなモンやってもらわなくて結構だ」
「プレゼントもらえないよ?」
「イラネ―」
「おめでとうも言ってもらえないよ?」
「上等」
「寂しくない?」
「全然」
「……」
わかってはいたが蛭魔の素っ気なさにさすがの鈴音も閉口してしまった。
「ヒントだけでもダメですか?」
「あん?」
「えーっと、ほら、星座だけでも」
見かねたセナが妥協案を提案してきたが、蛭魔は容赦なく却下した。
「元々366通りしかねんだ。ヒントがなきゃ解読できねえような天文学的数字じゃねぇだろが」
「いや、でも、当てれる確率は天文学的になりそうな…」
「そうっすよ!ケチケチせずにヒント位くださいよ」
モン太も話に参戦してきた。
「そんなに知りてえなら仕方ねえ。48番目の完全数を言えたら教えてやる」
「48番目の完全数すね?!おっしゃ――!」
「…モン太は完全数って知ってるの?」
「…いや、知らねぇ…セナも知らねえのか?」
「僕が知るわけないじゃん・・・」
最初から躓く二人にまもりが助け船を出してくれた。
「完全数ってのはね、全ての約数の和に等しくなる自然数の事よ。例えば最初の完全数は6。6は1、2、3で割り切れて、かつ1、2、3の和になるでしょ?6の次が28で…」
「……。」
まもりが優しく解説してくれても完全数について理解出来た者は残念ながら少なかった。
「図書館とかで調べればわかるをじゃないかな?」
「いや、それよりインターネットで調べりゃ一発だろ?」
「おぉ!」
「頭良い!」
「じゃあ早速、学校のパソコン教室行って調べようぜ!」
「よっしゃ!」
泥門頭悪いメンバーがモン太の思いつきに盛り上がり、今にも部室を飛び出さんとしたその時
「あ、でも、確か完全数って…」
「何がヒントだ。アンタ、誕生日教える気なんざサラサラねえだろう」
雪光が何かに思い当たり、言いかけた言葉を十文字のドスの効いた声が遮った。
「馬鹿にすんのも大概にしろよ?48番目の完全数はまだ発見されてねえだろうが!」
「まだ発見はされてねえが、こいつらが発見する確率は0じゃねぇだろ?なんたって友愛数の二番目に小さな組を発見したのは16歳だったしなぁ?」
「そんな天才とこいつらを同じ土俵に上げるのはおかしいだろうが!?」
「じゃあ、完全数33番目を全員で言えたらでどうだ?」
「全員でですか?」
「あぁ。全員で声を揃えて暗唱しても良し、パートに別れて順番に言うも良し」
「そ、それならなんとか…」
「いやぁ…それも無理かと…」
安請け合いしそうなセナ達を雪光が止めた。
「無理?一人は無理でも全員でなら出来るんじゃないすか?」
「おい、サル。てめえ33番目の桁数知ってんのか?」
十文字は盛大に舌打ちするとモン太に質問した。
「知らねぇ」
「アホが!33番目の桁数は26万桁位あんだぞ!?覚えれるわけねぇだろ!」
「えっ…」
「正確には25万8716桁ですね。33番目の素メルセンヌ数は1994年に米クレイ・リサーチ社がC90型スーパーコンピューターを使って見つけたもので、まともに印刷したら新聞8ページ分びっしり埋まる量なんですよ。因みに2008年8月に発見された47番目のメルセンヌ素数は1297万8189桁なんですよ。あ、それと41番目から47番目まではまだ未確定の順番なんですよ。過去にも29番目の後に30、31番目が発見されましたし、47番目の後に45、46番目が発見されましたからね」
無駄知識を雪光が披露してくれたが、皆は感心するどころではない。
「そんなん絶対無理じゃねぇか…」
みんなが絶句している中、いち早く立ち直り、沈黙を破ったのは鈴音だった。
「あ、じゃあ、やっぱり当てずっぽうで行こうよ!」
「はぁ?」
「こうなったら妖一兄のイメージっぽい誕生日言って当たりかどうか聞くのが一番確率高いって!」「そ、そうだな」
「勘上等!」
「ま、その方が俺ららしいな」
「でも、蛭魔さんらしい誕生日って?」
「そりゃあやっぱあの数字だろう?」
「あぁ、悪魔の数字!」
「「「666!」」」
皆の声がハモった。
「でも、6月66日なんて日にち無いよ?」
「6月6日の6時に産まれたとか!」
「…あんまりにらし過ぎじゃねぇ?」
「そんなん完璧に悪魔って感じじゃん…」
好き勝手言い始めた皆の声を蛭魔の声が遮った。
「おい、てめえら」
「はい?」
「てめえらは666の意味を知ってんのか?」
「えっと、それは…」
「言っとくがダミアンは映画でフィクションだぞ?」
「……」
「666の数字が最初に登場するのは新約聖書だ。旧約聖書の大部分は暗号で書かれているとカバラ主義者は主張した。聖書の記述が混乱したものに見えるのはそのためだ。しかし暗号が解かれるや、すべての記述は意味を持ち、神の真実が開示されるってな」
「暗号…ですか?」
「新約聖書はそれ自体、実際に名前と数字の対応を見いだす行為を促してる。ヨハネの黙示録十三章十一節『私はまた、もう一匹の獣が地中から上がって来るのを見た。この獣は、子羊の角に似た二本の角があって、竜のようにものを言っていた』続く七つの詩句で、この獣が666と関連する人物だって事が知らされる。『ここに知恵が必要である。賢い人は獣の数字にどのような意味があるかを考えるが良い。数字は人間を指している。そして、数字は666である』ってな」
「666って人間を指してたんですか」
「それって誰なんすか?」
しっかりとはわからないがおおよそ聞きとれた単語から疑問を口にした。
「アンチキリスト、または偽りのメシア」
「偽りのメシア?」
「聖書の時代で偽りのメシアったらローマ帝国だ。ローマ帝国は皇帝崇拝と僧職制を完成た事で一種の異教を制度化して神に挑戦しやがったってな」
「はあ…」
「ローマ皇帝ネロがこの獣だって言う奴もいたが、ネロの名前から666をひねり出すのは結構手間なんだよ。ネロの名前をギリシア語で書きネロン、それに皇帝の称号カエサルを加えてネロン・カエサル。それをヘブライ文字に直して各文字に対応する数字を当てたら666だ」
「や、ややこしいですね…」
「わけわかんねぇ…」
「時の法王レオ十世を論難する為に名前が666になるようねじ曲げた解釈をした奴もいたしな。十世をラテン語に直してDECIMVS、LEO DECIMVSからローマ数字を意味するL、D、C、I、M、 Vを拾い上げ、十世のXを加えて、ローマ数字に置き換えたら1666で1000多くなる。この文字列から神秘を取り除きゃあ良いとなったわけだ。神秘を意味するミステリウムのMは1000だからな。これで666はアイツだって言ったわけだ」
「いくらなんでも無理やり過ぎでしょう…」
「ま、そんな無理やりこじつけなくても法王の尊称の一つの『神の子の代理人』VicariusFiliiDeiをローマ数字に置き換えて計算すりゃあV(5)+I(1)+C(100)+I(1)+U(5)+I(1)+L(50)+I(1)+I(1)+D(500)+I(1)=666ってわけだ」
「うげぇ!も~ワケわかんねー!」
「頭こんがらがりMAX…」
「もう数字聞きたくねぇ…」
「あ!そう言えば今日は12日だよな?!駅前商店街のラーメン屋行こうぜ!山九って店」
蛭魔の訳のわからない説明にうんざりした顔つきのメンバーの中において黒木だけが元気な声を発した。
続く
蛭魔のお誕生日ねつ造話です★
さて、このお話では 私は蛭魔の誕生日を何日にする予定かわかりました?
一応、このお話の中だけでの お誕生日です★
蛭魔の誕生日はいつなんでしょうね?
私としてはしし座が希望v
男子のしし座の誕生日って格好良いと思うのですvv
私の勝手な好みですが★
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